今回はIPO企業の中から、10月13日に名証ネクスト・福証Qボードに上場予定のアイビスホールディングス(9334)をご紹介します。
アイビスホールディングスは、就労継続支援B型事業所を運営する企業です。

TOKYO PRO Market、Fukuoka PRO Marketからの鞍替え上場だよ!
想定時価総額は10.0億円で、サービス業のIPOとなっています。
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この記事の監修者

執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
アイビスホールディングスのIPO基本情報
ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。
| 上場日 | 10月13日(火) |
|---|---|
| かぶリッジ独自の初値予想 | C(1.0倍以上1.3倍未満) ※想定価格500円から、500円~649円 |
| 企業Webサイト | https://ibisholdings.co.jp |
| 取り扱い証券 | フィリップ・キャピタル証券(主)、SBI証券、マネックス証券、楽天証券 など |

主幹事はフィリップ・キャピタル証券だよ!
アイビスホールディングスのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
| 想定価格 | 500円 |
|---|---|
| 仮条件 | 9月24日(木)発表予定 |
| ブックビルディング期間 | 9月25日(金)~10月1日(木) |
| 当選発表日 | 10月2日(金) |
| 公開価格 | 10月2日(金)発表予定 |
| 申込期間 | 10月5日(月)~10月8日(木) |
| 上場日 | 10月13日(火) |
| 初値 | 10月13日(火)発表予定 |

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

アイビスホールディングスのIPO初値予想

想定時価総額10.0億円、吸収金額1.2億円の小型案件で、オファリングレシオが11.5%と低水準な点が需給面でのプラス材料です。
既存株主による売出しはなく公募+OAのみで、資金調達を主目的とした構成となっています。
また、VC保有比率は0%で、上場後の需給悪化につながる大口売却の懸念は小さいと考えられます。
一方、福祉サービスであり人気の低いIPOテーマであることや、名証ネクスト・福証Qボードへの上場という点は初値にマイナスの影響を与えるでしょう。
これらの点から、IPO評価:C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=500円~649円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
ちなみに
初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
アイビスホールディングスの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
| 証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| フィリップ・キャピタル証券(主幹事) | 49.57% | 114,000株 |
| SBI証券 | 8.70% | 20,000株 |
| マネックス証券 | 8.70% | 20,000株 |
| 楽天証券 | 8.70% | 20,000株 |
| 松井証券 | 6.96% | 16,000株 |
| 東洋証券 | 4.35% | 10,000株 |
| 安藤証券 | 4.35% | 10,000株 |
| 水戸証券 | 4.35% | 10,000株 |
| Jトラストグローバル証券 | 4.35% | 10,000株 |
当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
| SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | SMBC日興証券 | 松井証券 | 岡三証券 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取扱数 | 76 | 50 | 54 | 52 | 55 | 49 |
| 主幹事数 | 11 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 |
抽選方法 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選 | 完全平等抽選 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 取引実績に応じて優遇抽選 |
| 事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下のとおりで、筆頭株主の(株)旺司ライフワークは、代表取締役社長の永江榮司氏の資産管理会社です。
第3位の桂新堂と第4位のZenPro NEXT VISIONには90日のロックアップ、それ以外の株主には180日のロックアップ期間が設けられています。
ただし桂新堂とZenPro NEXT VISIONに関しては、発行価格の1.5倍以上になった場合、ロックアップの解除が認められている点には注意が必要です。
| 株主名 | 比率 |
|---|---|
| 旺司ライフワーク | 93.33% |
| PROUD WORKS | 4.45% |
| 桂新堂 | 1.11% |
| ZenPro NEXT VISION | 0.89% |
| アクアプレコン | 0.11% |
| 甲斐ふく | 0.11% |

代表取締役社長の永江榮司氏が、資産管理会社経由で大半の株式を保有しているね!
アイビスホールディングスの業績情報


| 決算期 | 2024年10月 | 2025年10月 |
|---|---|---|
| 売上高 | 894 | 1,094 |
| 成長率 | ー | +22.3% |
| 経常利益 | 25 | 45 |
| 成長率 | ー | +78.9% |
| 経常利益率 | 2.9% | 4.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2 | 35 |
| 成長率 | ー | +1,305.2% |
| EPS(円) | 1.4 | 19.6 |
| BPS(円) | 70.0 | 89.7 |
※連結決算移行後のデータを記載。
※2026年8月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは2024年10月期期首において株式分割が行われたと仮定して算定。
2025年10月期は売上高10.9億円(前期比+22.3%)、経常利益4,576万円(同+78.9%)と増収増益となりました。
売上高の伸びは、主力の就労継続支援B型事業において利用者数の増加が牽引したことによるものです。

就労継続支援B型事業の売上高は、前期比23.0%増の1,080百万円となったよ!
経常利益については、売上原価が拡大したものの、営業利益が前期比61.4%増の40百万円となったことで、経常利益は前期比78.9%増の45百万円まで伸長しました。
売上原価:705百万円(前期比+24.6%)
- 労務費:前期から78百万円の増加(同+18.5%)
- 利用者数増加に伴う工賃の増加、支援員の増員
- 製造経費:前期から44百万円の増加(同+36.8%)
- 事務所の新規開所による地代家賃の増加
営業利益:40百万円(前期比+61.4%)
- 販管費は348百万円(同+14.8%)と増加したが、業績拡大により営業増益

今期の業績はどうなのかな?
直近の2026年10月期2Q累計では、以下のとおり増収に加えて黒字転換を果たしています。
さらに通期業績に関しても、大幅な増収増益を見込んでいます。
2026年10月期第2四半期(中間期)累計
- 売上高:689百万円(前年同期比+36.4%)
- 経常利益:47百万円(前年同期は経常損失14百万円)
2026年10月期 通期業績予想
- 売上高:1,488百万円(前期比+36.1%)
- 営業利益:157百万円(前期から3.9倍)
- 経常利益:145百万円(同3.2倍)
- 当期純利益:100百万円(同2.9倍)
また同社は、2026年10月期より剰余金の配当を実施する予定です。

2026年10月31日を基準として、1株あたり15円の配当金を出す見込みだよ!
アイビスホールディングスの事業内容
アイビスホールディングスは、障害者総合支援法に基づく「就労継続支援B型事業」を展開する企業です。

純粋持株会社であり、連結子会社4社(株式会社IBIS東海、株式会社関東IBIS、株式会社九州IBIS、株式会社スマイルライフ)により事業を運営しています。
「就労支援サービス事業」の単一セグメントですが、「B型事業所」と「施設外作業所」の2つの形態で展開しています。
B型事業所
- 連結子会社の株式会社IBIS東海、株式会社関東IBIS、株式会社九州IBISにおいて、就労継続支援B型事業を運営。
- 利用者自身のペースで訓練を行い、一般就労に向けた支援を実施。
- 多店舗展開により、各施設で作業内容に特色を出し、利用者に多様な作業の選択肢を提供。
施設外作業所
- 連結子会社の株式会社スマイルライフ及び協力企業3社において運営。
- 施設外作業所を運営する法人と請負契約を締結し、作業を受託することで利用者に工賃を支払う仕組み。
- 2026年7月末現在、10か所の施設外作業所を運営する企業4社と請負契約を締結。

2026年7月末現在、就労継続支援B型事業所を合計15拠点、施設外作業所を合計10拠点展開しています。
経営戦略としては、就労継続支援B型事業を主軸としながら、新規事業として「リワーク事業」を本格展開する方針を掲げています。
メンタル不調等による休職者に対し、B型事業や施設外作業所での支援を通じて復職をサポートするものです。
さらに、工賃向上や一般就労先確保でシナジーが見込めるM&Aも積極的に推進する方針となっています。

就労継続支援B型事業を軸に、リワーク事業やM&Aで成長を目指す企業だワン!
直近IPOの初値予想と騰落結果
直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
| 企業名 | 上場日 | 初値予想 | 初値騰落結果 |
|---|---|---|---|
| KOMPEITO | 9/11 | C(1倍~1.3倍未満) | 0.93倍 |
| エブリー | 8/4 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 1.28倍 |
| アイ・グリッド・ソリューションズ | 7/29 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.24倍 |
| ビーエイブル | 7/29 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.45倍 |
| ティアフォー | 7/22 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 0.93倍 |
| チャットプラス | 7/15 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 2.11倍 |
7月以降のIPOは、ティアフォーとKOMPEITO以外の銘柄において初値が公開価格を上回り、条件の良い銘柄は公開価格比2倍以上の初値を付けています。
9月中旬~下旬にかけても複数のIPOが控えているため、そちらの動向からも目が離せません。
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