7月4日(金)☆昨日の日経平均は前日比23円高で終了!古河機械金属は深海レアメタル採鉱技術開発報道を受け大幅高、ナスダックとS&P500は過去最高値を更新
昨日の日経平均は前日比23円高、TOPIXは2P高で終了しました。
個別銘柄は、古河機械金属(5715)が大幅高でした。深海に眠るレアメタルやレアアースの採鉱に向けて技術開発を進めているとの報道が好感されました。関連技術の特許数は共同出願もあわせて約20と国内企業でトップクラスです。
メイコー(6787)は7%高でした。トランプ米大統領が「ベトナムと貿易交渉で合意した」と表明し、ベトナムを主要な生産拠点としている同社に追い風となりました。
マリオン(3494)がストップ高でした。25年9月期の業績上方修正を発表しました。年間配当金も従来計画の5.4円から6円、前期比0.8円増に引き上げも好感されました。
農業総合研究所(3541)が12%高でした。25年8月31日時点の株主から株主優待制度を新設すると発表がきっかけとなりました。
トライアルホールディングス(141A)は、同社は2日、西友の経営統合が完了したと発表しました。新経営体制として、西友の新社長には、トライアルカンパニーの取締役会長を務めていたトライアルの流通小売領域で深い経験を持つ楢木野仁司氏が就任する事が材料視されました。
一方で、良品計画(7453)が大幅安でした。6月の月次動向を発表し、国内既存店売上高は前年同月比7.1%増となり、17カ月連続で前年を上回りましたが、前月の12.2%増から伸び率は鈍化した事が嫌気されました。
コーエーテクモホールディングス(3635)が売られました。大和証券では、新中計は「成長のための基盤づくり」の期間と判断し、投資判断を「2(Outperform)」→「3(Neutral)」、目標株価を2700円から2500円と引き下げがきっかけとなりました。
アダストリア(2685)は、同社は2日、6月度の既存店売上高は前年同月比0.2%減だった事が 嫌気され3%安でした。日並びの悪さが影響しました。
技研製作所(6289)が反落しました。同社は2日、25.8期通期の連結純利益予想を従来の18.0億円から12.6億円(前期比48.3%減)に下方修正すると発表したことがネガティブ視されました。
今朝のNYダウは344ドル高、ナスダックは207P高、S&P500は51P高でした。
6月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比14万7000人増と市場予想(11万人増)を上回った事や、失業率は4.1%と5月(4.2%)を下回り、米景気懸念が後退し、主力株に買いが入りました。
ナスダック、S&P500は過去最高値を更新しました。
個別銘柄は、S&P500に新規採用が決まったクラウド監視・分析のデータドッグが大幅高しました。
米政府の対中輸出規制緩和を受けて半導体設計ソフトのシノプシスやケイデンス・デザインが買われました。
今晩の米国市場は、独立記念日で休場となります。
今日の予定
●7/4(金)
【国内】
5月家計調査(8:30)
【決算】
安川電機、サンエー、アークス、アスクル、ハイデイ日高、薬王堂ホールディングス、岡野バルブ製造、ミタチ産業、バイク王&カンパニー、メディカル工房
【海外】
休場:米(独立記念日)