4月21日(月)☆昨日の日経平均は前週末比1145円高で終了!芝浦電子は台湾ヤゲオがTOB価格引き上げ発表で週末ストップ高、中外製薬は上場来高値を更新
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先週の日経平均は前週末比1145円高、TOPIXは93P高でした。
個別銘柄は、中外製薬(4519)が上場来高値となりました。イーライ・リリーが、経口肥満症治療薬として開発中の「オルフォルグリプロン」について、第3相臨床試験の結果を発表し、注射剤であるGLP-1受容体作動薬と同様の安全性と有効性が示されたと公表しました。「オルフォルグリプロン」は中外薬が創製しており、製品化と今後の収益貢献が好感されました。
住友ファーマ(4506)が週間で38%高でした。京都大学の研究チームによるiPS細胞を用いたパーキンソン病向けの治験で、有効性と安全性が示されたことが明らかになりました。同社は、京都大学と連携し、iPS細胞を活用したパーキンソン病の治療薬の実用化を目指しています。
良品計画(7453)の上昇が目立ちました。岩井コスモ証券が、目標株価を4100円から4700円に引き上げました。国内事業はスキンケア・ハウスウェア商品が好調で、海外事業は中国大陸が想定を上回って推移し欧米でも構造改革が進むとしています。
芝浦電子(6957)は、台湾の電子部品大手である国巨(ヤゲオ)が芝浦電子に対するTOB価格を4300円から5400円に引き上げた事が好感され週末はストップ高となりました。芝浦電子に対しては、ミネベアが更にこれを上回るTOB価格を提示するとの思惑もあります。
ファンデリー(3137)は、国産ハイブランド冷食「旬をすぐに」について、クイーンズ伊勢丹やH2Oリテイリングでの販売を開始したと発表が好感され大幅高となりました。
一方で、IIJ(3774)が売られました。外部からのサイバー攻撃を受けて同社が提供するサービス利用者約400万人分の情報が漏洩した可能性があると発表が嫌気されました。情報漏洩した可能性があるのは「IIJセキュアMXサービス」を使っている全ての顧客としています。
カバー(5253)が週間で9%安でした。英語圏向けVTuberグループ「ホロライブ English」所属の「がうる・ぐら」が、5月1日をもって卒業すると発表しました。登録者数で世界一とされるVTuberの卒業を受け、今後の事業展開への影響を警戒した売りが膨らみました。
大阪チタニウム(5726)は、「米国が中国製品に課した最大145%の関税への報復として、中国が国内の航空会社に対し、米ボーイングの航空機の追加納入を一切受けないよう指示との報道がネガティブ視されました。
インターライフ(1418)が大幅に下落しました。万博関連案件で前期好決算も今期一転減益見通しが嫌気されました。
今日の予定
●4/21(月)
【国内】
3月首都圏新築マンション発売(14:00)
【海外】
休場:英国、香港(イースター・マンデー)
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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