今回はIPO企業の中から、9月11日に東証グロースに上場予定のKOMPEITO(618A)をご紹介します。
KOMPEITOは、設置型健康社食「OFFICE DE YASAI」を運営する企業です。
想定時価総額は154.4億円で、サービス業のIPOとなっています。
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この記事の監修者

執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
KOMPEITOのIPO基本情報
ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。
| 上場日 | 9月11日(金) |
|---|---|
| かぶリッジ独自の初値予想 | C(1.0倍以上1.3倍未満) ※想定価格1,560円から、1,560円~2,027円 |
| 企業Webサイト | https://kompeito.co.jp/ |
| 取り扱い証券 | SBI証券(主)、松井証券、マネックス証券、九州FG証券 など |

主幹事はSBI証券だよ!
KOMPEITOのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
| 想定価格 | 1,560円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1,560~1,600円 |
| ブックビルディング期間 | 8月27日(木)~9月2日(水) |
| 当選発表日 | 9月3日(木) |
| 公開価格 | 1,600円 |
| 申込期間 | 9月4日(金)~9月9日(水) |
| 上場日 | 9月11日(金) |
| 初値 | 9月11日(金)発表予定 |

公開価格は仮条件の上限価格で決まったよ!

KOMPEITOのIPO初値予想

想定時価総額154.4億円、吸収金額75.2億円と中型のIPO案件で、オファリングレシオが48.7%(OA含む)と高い点が懸念材料です。
公募と売出しのうち公募割合は1.2%にとどまり、VC保有比率も66%と高いため、需給面では重い形となっています。
一方で、2025年8月期の売上高成長率は+85.0%と高く、2026年8月期は第3四半期時点で経常利益が黒字に転換しています。
これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=1,560円~2,027円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
ちなみに
初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
KOMPEITOの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
| 証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| SBI証券(主幹事) | % | 株 |
| 九州FG証券 | % | 株 |
| 静銀ティーエム証券 | % | 株 |
| 中銀証券 | % | 株 |
| 西日本シティTT証券 | % | 株 |
| 八十二証券 | % | 株 |
| ひろぎん証券 | % | 株 |
| 松井証券 | % | 株 |
| マネックス証券 | % | 株 |
当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
| SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | SMBC日興証券 | 松井証券 | 岡三証券 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取扱数 | 76 | 50 | 54 | 52 | 55 | 49 |
| 主幹事数 | 11 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 |
抽選方法 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選 | 完全平等抽選 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 取引実績に応じて優遇抽選 |
| 事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の渡邉 瞬氏は同社の代表取締役CEOです。
またJICベンチャー・グロース・ファンドやニッセイ・キャピタルなど、ベンチャーキャピタルが上位株主に多く名を連ねています。
第8位の株主はマヨネーズ大手のキユーピーで、事業会社も株主となっています。
| 株主名 | 比率 |
|---|---|
| 渡邉 瞬 | 21.85% |
| JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 | 9.97% |
| IF Growth Opportunity Fund I, L.P. | 8.52% |
| ニッセイ・キャピタル 7号投資事業有限責任組合 | 8.33% |
| ニッセイ・キャピタル 11号投資事業有限責任組合 | 7.07% |
| ニッセイ・キャピタル 9号投資事業有限責任組合 | 6.14% |
| インキュベイトファンド 2号投資事業有限責任組合 | 5.24% |
| キユーピー(株) | 3.88% |
| あおぞら HYBRID3号投資事業有限責任組合 | 2.90% |
| 鈴与(株) | 2.51% |
上位10名を記載

VC保有比率は約66%だよ!
KOMPEITOの業績情報


| 決算期 | 2024年8月 | 2025年8月 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,101 | 5,737 |
| 成長率 | ー | +85.0% |
| 経常利益 | -461 | -246 |
| 成長率 | ー | ー |
| 経常利益率 | ー | ー |
| 当期純利益 | -467 | -161 |
| 成長率 | ー | ー |
| EPS | -55.0 | -16.3 |
| BPS | -188.1 | -204.5 |
※2024年8月期以降は連結決算の数値。
※2026年6月18日付で普通株式1株につき70株の割合で株式分割を実施。2024年8月期期首において株式分割が行われたと仮定して算定。
※BPSは、A種・B種・C1種・C2種・D種優先株式に優先して配分される残余財産額を純資産の部の合計額から控除して算出しているため、マイナスとなっています。
2025年8月期の売上高は57億3,700万円(前期比85.0%増)、経常損失は2億4,600万円(前期は4億6,100万円の損失)となりました。
人手不足を背景に自社従業員への福利厚生を見直す企業が増え、「OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)」の導入が広がったことが大幅増収につながっています。
2025年8月期の売上高構成比はOFFICE DE YASAI事業が95.4%を占めており、主力サービスが成長を牽引する構図です。
広告宣伝費や人員採用などの先行投資により経常損失が続いていたものの、その損失幅は着実に縮小しています。
本契約社数は2026年5月末時点で6,644社、月次定期解約率は1.1%と低水準で、ストック型の収益基盤が積み上がっている点も特徴です。

26/8期は3Q時点で、売上高70.5億円、経常利益6.7億円と黒字転換しているよ!
KOMPEITOの事業内容
KOMPEITOは、設置型健康社食を軸とした食の福利厚生サービスを運営する企業です。
「福利厚生サービス事業」の単一セグメントで、主に以下のサービスを展開しています。
- 設置型健康社食「OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)」の提供
- 次世代自動販売機「SALAD STAND(サラダスタンド)by OFFICE DE YASAI」の運営
- オフィスワーカー向け販売促進サービス「OFFICE DE MEDIA(オフィスでメディア)」
- 子会社による乳製品宅配事業・高齢者向け配食サービスなど
詳しく見ていきましょう。
OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)事業
オフィスに設置した冷蔵庫・冷凍庫で、カットサラダやカットフルーツ、弁当・惣菜などを提供する設置型健康社食サービスです。

合成保存料・合成着色料を使用せず食品添加物を極力控えた自社基準の商品を、原則1品100円から購入できる点が特徴で、冷蔵・冷凍両プラン合わせて毎月約160品を取り揃えています。
中小規模の事業所でも導入しやすいのが強みです。
実際、2026年8月期第3四半期末時点では、従業員数100名以下の企業が契約先全体の約81%を占めています。

中小企業に人気なんだね!
冷蔵7拠点・冷凍1拠点の計8拠点による全国配送網を構築し、北海道利尻島から沖縄与那国島までをカバー。地方銀行81行・事業会社189社を含む合計270の営業提携先を通じた販売チャネルも強みとなっています。
その他事業・海外展開
次世代自動販売機「SALAD STAND(サラダスタンド)by OFFICE DE YASAI」や、地方の特産品・新商品をオフィスワーカーへ訴求できる「OFFICE DE MEDIA(オフィスでメディア)」などの新規事業を展開しています。

また、2024年以降は乳製品宅配業者のM&A(事業譲受)を3件、給食事業者である株式会社優食のM&A(株式取得)を実行し、バリューチェーンの統合による配送コスト・仕入コストの削減を進めています。
海外では、2024年に米国現地法人KOMPEITO USA Inc.を設立し、カリフォルニア州ロサンゼルスを中心に「Lumeal(ルミール)」ブランドで設置型冷凍庫のオフィス向けフードサービスを展開しています。

2026年4月から食事補助の非課税枠が月額3,500円から7,500円へ引き上げられたのも追い風だワン!
直近IPOの初値予想と騰落結果
直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
| 企業名 | 上場日 | 初値予想 | 初値騰落結果 |
|---|---|---|---|
| エブリー | 8/4 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 1.29倍 |
| アイ・グリッド・ソリューションズ | 7/29 | C(1.0倍~1.3倍未満) | 1.24倍 |
| ビーエイブル | 7/29 | C(1.0倍~1.3倍未満) | 1.45倍 |
| ティアフォー | 7/22 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 0.93倍 |
| チャットプラス | 7/15 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 2.11倍 |
| ネイス | 6/30 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 1.12倍 |
全体的に初値が公開価格を上回るIPO銘柄が多い印象です。
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