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今回はIPO企業の中から、6月30日に東証グロースに上場したネイス(589A)をご紹介します。
ネイスは、子ども向け体操教室の運営(直営及びフランチャイズ方式)と、児童発達支援・放課後等デイサービス施設の運営を行う企業です。
想定時価総額は52.9億円で、サービス業のIPOとなっています。
ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。
| 上場日 | 6月30日(火) |
|---|---|
| かぶリッジ独自の初値予想 | B(1.3倍以上1.5倍未満) ※想定価格1,290円から、1,677円~1,934円 |
| 企業Webサイト | https://ne-is.com/ |
| 取り扱い証券 | 岡三証券(主)、SBI証券、三菱UFJe-スマート証券、松井証券 など |

主幹事は岡三証券だよ!
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
| 想定価格 | 1,290円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1,290~1,320円 |
| ブックビルディング期間 | 6月12日(金)~6月18日(木) |
| 当選発表日 | 6月19日(金) |
| 公開価格 | 1,320円 |
| 申込期間 | 6月22日(月)~6月25日(木) |
| 上場日 | 6月30日(火) |
| 初値 | 1,476円 |

初値は想定価格より高くなったね!


想定時価総額52.9億円、吸収金額17.1億円の小型案件です。
VC保有比率が0%で売り圧力が弱い点は、投資家にとって大きな魅力となります。
昨年からの売上高成長率23.0%・経常利益率12.6%と、収益性を高めながら堅調な成長を続けている点も評価できます。
一方で、オファリングレシオが32.3%とやや高く、公募割合も8.7%と売出し中心の案件構成となっている点は、需給面での懸念材料です。
子ども向け体操教室・発達支援という事業領域は安定感がある一方、IPO市場での話題性には欠けるかもしれません。
これらの点から、IPO評価:B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=1,677円~1,934円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
ちなみに
初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
| 証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| 岡三証券(主幹事) | 91.31% | 1,207,600株 |
| SBI証券 | 4.35% | 57,500株 |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 2.17% | 28,700株 |
| 松井証券 | 0.87% | 11,500株 |
| マネックス証券 | 0.87% | 11,500株 |
| むさし証券 | 0.43% | 5,700株 |
| 三菱UFJeスマート証券(委託幹事証券) | ー | ー |

なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
| SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | SMBC日興証券 | 松井証券 | 岡三証券 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取扱数 | 76 | 50 | 54 | 52 | 55 | 49 |
| 主幹事数 | 11 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 |
抽選方法 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選 | 完全平等抽選 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 取引実績に応じて優遇抽選 |
| 事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主の状況は以下の通りで、第2位の南 友介氏は同社の代表取締役社長です。
また筆頭株主の株式会社みなみの島は、南氏の資産管理会社となっています。

VC保有比率は0%だよ!
| 株主名 | 比率 |
|---|---|
| 株式会社みなみの島 | 54.91% |
| 南 友介 | 36.61% |
| 山崎 拓也 | 2.01% |
| 田島 幸樹 | 2.01% |
| 同社従業員(個人) | 0.19% |
| 同社従業員(個人) | 0.18% |
| 同社従業員(個人) | 0.18% |
| 同社従業員(個人) | 0.17% |
| 同社従業員(個人) | 0.17% |
| 同社従業員(個人) | 0.17% |

上位株主は代表とその資産管理会社、役員・従業員で占められていて、VCはいないワン!


同社の業績は、ショッピングセンターを中心とした体操教室のフランチャイズ展開と、発達支援施設「ネイスぷらす」の出店拡大により、売上高が5期連続で増収と堅調に推移しています。
直近の2025年8月期は売上高2,855百万円(前期比+23.0%)、経常利益359百万円(同+219.7%)と、増収に加えて利益率も大きく改善しました。
EPS(1株当たり当期純利益)は、収益認識基準の適用などで赤字となった2022年8月期を除き改善基調が続いており、直近の2025年8月期は62.2円と大きく伸びています。
BPS(1株当たり純資産)も自己資本の積み上がりに伴い77.7円まで拡大しています。
| 決算期 | 2021年8月 | 2022年8月 | 2023年8月 | 2024年8月 | 2025年8月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 822 | 1,141 | 1,852 | 2,321 | 2,855 |
| 成長率 | ー | +38.8% | +62.3% | +25.3% | +23.0% |
| 経常利益 | 43 | -17 | 138 | 112 | 359 |
| 成長率 | ー | ー | ー | -18.8% | +219.7% |
| 経常利益率 | 5.3% | ー | 7.5% | 4.8% | 12.6% |
| 当期純利益 | 26 | -39 | 12 | 27 | 249 |
| 成長率 | ー | ー | ー | +117.7% | +820.2% |
| EPS | 6.6 | -9.7 | 3.1 | 6.7 | 62.2 |
| BPS | 15.4 | 5.6 | 8.7 | 15.5 | 77.7 |
体操教室事業のフランチャイズ拡大による高い利益率と、発達支援事業の出店による成長が業績を牽引しています。
月謝・ロイヤリティを中心としたストック型に近い収益構造で、業績の安定性が比較的高い点が特徴です。

5期連続増収で、直近は利益率も大きく改善しているね。
ネイスは、「子どもの未来をつくるサードプレイス。」をビジョンに掲げ、子ども向け体操教室と発達支援施設を運営する企業です。
事業は、直営・フランチャイズで「ネイス体操教室」を展開する体操教室事業と、児童発達支援・放課後等デイサービス施設「ネイスぷらす」を運営する発達支援事業の2つで構成されています。
詳しく見ていきましょう。
主力の体操教室事業では、子ども向け体操教室「ネイス体操教室」を直営とフランチャイズ(FC)の両方式で展開しています。
主に2歳から中学1年生までを対象に、マット運動・とび箱・鉄棒・トランポリンなどを基礎から段階的に指導しており、小学2年生以上を対象とした「バク転教室」なども開講しています。

最大の特徴は、ショッピングセンター内を中心とした出店戦略です。
買い物のついでに送り迎えができるため親子ともに通いやすく、商業施設側にとってもファミリー層の定期的な来館が見込めるため、双方にメリットのあるモデルとなっています。
店舗数は2026年4月末時点で177店舗(うちフランチャイズ128店舗)、会員数は約5万人にのぼり、1店舗あたりの平均会員数は300人超と高い集客力を誇ります。

体操教室の店舗数は国内No.1で、中期的には530店舗を目標に掲げているよ!
収益は、直営教室の月謝収入に加え、FC加盟店からの加盟金・ロイヤリティ収入で構成されており、継続課金を中心としたストック型に近い収益構造が特徴です。
FC展開により低コスト・短期間での出店が可能となり、2026年8月期中間期の売上高のうち約9割をこの体操教室事業が占める、同社の収益の柱となっています。
発達支援事業では、発達障害のある子どもを対象とした施設「ネイスぷらす」を直営方式で運営しています。
体操教室で培った運動指導のノウハウを活かした「運動療育」を中心とする支援が特徴で、児童福祉法に基づく児童発達支援・放課後等デイサービスとして、2021年5月の1号店開設以降、2026年4月末時点で11店舗まで拡大しています。
発達障害への社会的な認知が広がり支援ニーズが拡大する中、社会課題の解決にもつながる事業として今後の成長が見込まれる分野です。


体操教室のノウハウを活かせるのが強みだね!
一方で、収益の源泉となる報酬は児童福祉法に基づき3年ごとに改定されるため、制度改定の影響を受けやすい点には留意が必要です。
直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
| 企業名 | 上場日 | かぶリッジ予想 | 初値(公開価格比) |
|---|---|---|---|
| 梅乃宿酒造 | 4/24 | C(1倍〜1.3倍未満) | 1.5倍 |
| 犬猫生活 | 4/23 | C(1倍〜1.3倍未満) | 1.17倍 |
| SQUEEZE | 4/22 | C(1倍〜1.3倍未満) | 1.05倍 |
| バトンズ | 4/21 | B(1.3倍〜1.5倍未満) | 2.54倍 |
| ソフトテックス | 4/9 | C(1倍〜1.3倍未満) | 1.65倍 |
上場時期が重なり資金が分散される恐れもありましたが、いずれの銘柄も初値が公開価格を上回りました。
特にバトンズのような条件の良い銘柄は、公開価格比2.54倍の初値を付けています。