今回はIPO企業の中から、11月10日に東証グロースに上場予定のRECEPTIONIST<レセプショニスト>(660A)をご紹介します。
RECEPTIONISTは、クラウド受付システムをはじめとするオフィス向けSaaSを展開する企業です。
想定時価総額は33.2億円で、情報・通信業のIPOとなっています。
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この記事の監修者

執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
RECEPTIONISTのIPO基本情報
ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。
| 上場日 | 11月10日(火) |
|---|---|
| かぶリッジ独自の初値予想 | C(1.0倍以上1.3倍未満) ※想定発行価格820円から、820円~1,065円 |
| 企業Webサイト | https://receptionist.co.jp/ |
| 取り扱い証券 | SBI証券(主)、大和証券、SMBC日興証券、東海東京証券など |

主幹事はSBI証券だよ!
RECEPTIONISTのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
| 想定発行価格 | 820円 |
|---|---|
| 仮条件 | 10月21日(水)発表予定 |
| ブックビルディング期間 | 10月23日(金)~10月29日(木) |
| 当選発表日 | 10月30日(金) |
| 公開価格 | 10月30日(金)発表予定 |
| 申込期間 | 11月2日(月)~11月6日(金) |
| 上場日 | 11月10日(火) |
| 初値 | 11月10日(火)発表予定 |

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

RECEPTIONISTのIPO初値予想

想定時価総額33.2億円、吸収金額13.8億円と、東証グロースのIPOとしては小型案件です。
想定時価総額と吸収金額が小さい点は初値にプラスの影響をもたらすでしょう。
さらに、2025年10月期の売上高成長率は+28.6%、経常利益成長率は+92.0%と、成長性は良好です。
一方で、VC保有率が58.5%と高い点は懸念点となります。
オファリングレシオが41.7%と高く、公募比率3.4%と低い点も初値にマイナスの影響を与える可能性があります。
これらの点から、IPO評価:C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=820円~1,065円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
ちなみに
初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
RECEPTIONISTの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
| 証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| SBI証券(主幹事) | % | 株 |
| 大和証券 | % | 株 |
| SMBC日興証券 | % | 株 |
| 東海東京証券 | % | 株 |
| 岩井コスモ証券 | % | 株 |
| 丸三証券 | % | 株 |
| 松井証券 | % | 株 |
| 楽天証券 | % | 株 |
| JIA証券 | % | 株 |
| あかつき証券 | % | 株 |
| むさし証券 | % | 株 |
当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
| SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | SMBC日興証券 | 松井証券 | 岡三証券 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取扱数 | 76 | 50 | 54 | 52 | 55 | 49 |
| 主幹事数 | 11 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 |
抽選方法 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選 | 完全平等抽選 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 取引実績に応じて優遇抽選 |
| 事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、第1位の橋本(大宮) 真里子氏は同社の代表取締役CEOです。
ベンチャーキャピタル(VC)や同社の従業員が株主として名を連ねており、VCの株式保有比率は58.5%となっています。
| 株主名 | 比率 |
|---|---|
| 橋本(大宮) 真里子 | 14.35% |
| RJバリューPlus1号投資事業有限責任組合 | 11.69% |
| BIG2号投資事業有限責任組合 | 11.66% |
| Salesforce Ventures LLC | 10.01% |
| グローバル・ブレイン7号投資事業有限責任組合 | 4.94% |
| 同社従業員 | 3.31% |
| TVC2号投資事業有限責任組合 | 2.91% |
| 株式会社トレタ | 2.61% |
| 大宮 彩央 | 2.21% |
| 同社従業員 | 2.17% |

株式会社トレタはなんの会社なのかな?
(株)トレタは、かつてオフィス受付アプリ「Kitayon(キタヨン)」を提供していた企業です。
2016年9月、トレタが保有していたソフトウェア等の知的財産を、当時のディライテッド(現RECEPTIONIST)に現物出資した経緯があります。

トレタは保有している118,000株を今回の売出しで全て手放す予定だワン!
RECEPTIONISTの業績情報


| 決算期 | 2021年10月期 | 2022年10月期 | 2023年10月期 | 2024年10月期 | 2025年10月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 178 | 303 | 495 | 695 | 894 |
| 成長率 | ー | +70.2% | +63.4% | +40.4% | +28.6% |
| 経常利益 | -280 | -338 | -151 | 23 | 45 |
| 成長率 | ー | ー | ー | ー | +92.0% |
| 経常利益率 | ー | ー | ー | 3.3% | 5.0% |
| 当期純利益 | -280 | -338 | -173 | 27 | 112 |
| 成長率 | ー | ー | ー | ー | +314.8% |
| EPS | -94.6 | -109.8 | -50.9 | 7.8 | 30.5 |
| BPS | -262.8 | -356.2 | -372.2 | -364.4 | -300.0 |
※2026年7月15日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは2021年10月期期首に株式分割が行われたと仮定して算出。
2025年10月期は、売上高894百万円(前期比+28.6%)、経常利益45百万円(同+92.0%)と大幅な増収増益となりました。
増収増益の要因は、受付システム・会議室管理システムの受注が、大手企業を中心に好調に推移したことです。
また、既存契約先の利用拡大に伴って、ARPA(※)が継続的に拡大していることも好業績に寄与しています。
※ARPA:顧客当たりの平均収益
2026年10月期も、3Q時点で前期を大きく上回る経常利益・四半期純利益となっており、さらなる増収増益が期待できるでしょう。
2026年10月期第3四半期決算
- 売上高:799百万円(前期は894百万円)(9か月累計)
- 経常利益:206百万円(前期通期の4.6倍)
- 四半期純利益(累計):208百万円(同+84.9%)
RECEPTIONISTの事業内容
RECEPTIONISTは、クラウド受付システム「RECEPTIONIST」をはじめとするオフィス向けSaaSを提供する企業です。
主要サービスとして、祖業である「RECEPTIONIST」を軸に、生産性向上に寄与するプロダクトを複数展開しています。
クラウド受付システム
- RECEPTIONIST
会議室管理システム
- 予約ルームズ
その他
- 調整アポ(日程調整ツール)
- 代表電話コネクト(電話自動応答(IVR)サービス)
- 招待レセプション(イベント受付システム)

※同社の事業内容分析は近日中にアップデートいたします。

売上高の93%はクラウドサービスの月額利用料等のストック収益で構成されているワン!
直近IPOの初値予想と騰落結果
直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
| 企業名 | 上場日 | 初値予想 | 初値騰落結果 |
|---|---|---|---|
| アイビスホールディングス | 10/13 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.54倍 |
| レイヤード | 9/25 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.59倍 |
| akippa | 9/18 | C(1倍~1.3倍未満) | 2.18倍 |
| テクノクラフト | 9/18 | C(1倍~1.3倍未満) | 0.95倍 |
| ベルテックス | 9/18 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.10倍 |
| かがやきホールディングス | 9/18 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 1.68倍 |
9/18には1日に4社が上場し、投資資金が分散したことで、初値が公開価格を下回るIPO銘柄も見られました。
一方、akippaのように好条件で上場した銘柄は公開価格の2倍超の初値を付けたほか、初値が公開価格の1.5倍を超えた銘柄も複数ありました。
これらの結果から、IPO市場は総じて好調であるといえるでしょう。
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