今回はIPO企業の中から、11月4日に東証グロースに上場予定のAllganize Holdings<オルガナイズホールディングス>(656A)をご紹介します。
Allganize Holdingsは、企業向けの生成AI・LLMアプリプラットフォームを提供する企業です。
想定時価総額は238.4億円で、情報・通信業のIPOとなっています。
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この記事の監修者

執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
Allganize HoldingsのIPO基本情報
ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。
| 上場日 | 11月4日(水) |
|---|---|
| かぶリッジ独自の初値予想 | B(1.3倍以上1.5倍未満) ※想定発行価格1,250円から、1,625円~1,874円 |
| 企業Webサイト | https://www.allganize.ai/ja/home |
| 取り扱い証券 | SMBC日興証券(主)、大和証券(共同主)、SBI証券など |

主幹事はSMBC日興証券と大和証券だよ!
Allganize HoldingsのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
| 想定発行価格 | 1,250円 |
|---|---|
| 仮条件 | 10月16日(金)発表予定 |
| ブックビルディング期間 | 10月19日(月)~10月23日(金) |
| 当選発表日 | 10月26日(月) |
| 公開価格 | 10月26日(月)発表予定 |
| 申込期間 | 10月27日(火)~10月30日(金) |
| 上場日 | 11月4日(水) |
| 初値 | 11月4日(水)発表予定 |

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

Allganize HoldingsのIPO初値予想

想定時価総額238.4億円、吸収金額51.9億円と中型のIPO案件で、オファリングレシオは21.8%です。
生成AI・LLMアプリプラットフォームを日本・米国・韓国で展開しており、事業のトレンド性が高い点は支援材料となります。
2025年9月期の売上高成長率は+95.3%と高成長ですが、経常損益は5百万円の赤字でした。
なお、2026年9月期は第3四半期累計で経常利益482百万円と黒字化しています。
一方で、公募割合は18.2%にとどまる売出し主体の構成で、VC保有比率が42.78%と高い点は懸念材料です。
ただし、売出人を含む主要株主には上場後180日間のロックアップがかかっています。
これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=1,625円~1,874円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい。
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
ちなみに
初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
Allganize Holdingsの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
| SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | SMBC日興証券 | 松井証券 | 岡三証券 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取扱数 | 76 | 50 | 54 | 52 | 55 | 49 |
| 主幹事数 | 11 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 |
抽選方法 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選 | 完全平等抽選 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 取引実績に応じて優遇抽選 |
| 事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主のイ・チャンス氏は同社の代表取締役です。
また第2位のAtinum Growth Fund 2020をはじめ、KDDI Open Innovation Fundなど国内外の投資ファンドが上位に名を連ねています。
| 株主名 | 比率 |
|---|---|
| イ・チャンス(代表取締役) | 36.61% |
| Atinum Growth Fund 2020 | 11.09% |
| KDDI Open Innovation Fund 3号 | 5.17% |
| Intervest Deep-Tech Fund | 4.89% |
| 佐藤 康雄(取締役) | 4.79% |
| Sparklabs Ventures Ignition Fund, LP | 3.76% |
| Murex Wave No.3 Fund | 3.13% |
| SK TELECOM INNOVATION FUND, L.P. | 3.08% |
| Smart Korea Naver-Stonebridge Rising Fund | 2.77% |
| KDDI Open Innovation Fund 2号 | 2.30% |

VC保有比率は約43%だよ!
Allganize Holdingsの業績情報


| 決算期 | 2024年9月 | 2025年9月 |
|---|---|---|
| 売上高 | 684 | 1,336 |
| 成長率 | ー | +95.3% |
| 経常利益 | -790 | -5 |
| 成長率 | ー | ー |
| 経常利益率 | ー | ー |
| 当期純利益 | -746 | 9 |
| 成長率 | ー | ー |
| EPS | -133.9 | -35.1 |
| BPS | -233.4 | -229.1 |
単位(売上・利益):百万円
※EPSは優先株式に係る累積的な優先配当額を、BPSは種類株式に対する残余財産配分額を控除して算定しているため、マイナスとなっている。
※2026年7月7日付で優先株式のすべてを取得し、優先株式1株につき普通株式1株を交付。
2025年9月期は売上高13億3,600万円(前期比+95.3%)、経常損失500万円(前期は7億9,000万円の損失)と、大幅な増収により赤字幅が縮小しました。
増収の要因は、日本・米国における「Alli LLM App Market」の月額課金・定期定額契約の顧客増加と、韓国における金融機関・公的機関向けのオンプレミス提供の増加です。
営業損益は2億600万円の損失でしたが、為替差益や預金利息などの営業外収益2億1,600万円を計上したことで経常損失は小幅にとどまり、親会社株主に帰属する当期純利益は900万円と黒字に転換しています。
なお、2025年9月期までの赤字は、事業拡大に伴う人件費・開発費などの増加に売上高の増加が追いつかなかったことが主な要因です。
2026年9月期は第3四半期累計で売上高13億9,800万円、営業利益2億3,700万円、経常利益4億8,200万円と、すでに前期通期の売上高を上回り黒字化しており、2026年4月に提供を開始した「Alli Coworker」も収益に貢献し始めています。

足元の業績は好調だよ!
Allganize Holdingsの事業内容
Allganize Holdingsは、企業向けの生成AI・LLMアプリプラットフォームを提供する企業です。
代表的なサービスとして、「Alli LLM App Market」や「Alli Coworker」などがあります。
Alli LLM App Market

「Alli LLM App Market」は、企業の生成AI活用に必要な機能をまとめて提供するオールインワン型のプラットフォームです。
「社内ドキュメントからの回答自動生成」「議事録自動作成」「契約書チェック」など、目的別のアプリがあらかじめ100個以上用意されています。
利用企業は自社の課題に合ったアプリを選ぶだけでよく、生成AIの専門知識がなくても短期間で業務活用を始められます。
- 提供開始:2023年9月
- 導入社数:国内外239社(2026年3月時点)
- 搭載アプリ数:100個以上
- 主な導入業種:金融機関、保険、製造、小売、ITサービスなど
Alli LLM App Marketの主な機能は以下の通りです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| Super Agent | 対話形式の指示で、調査・文書作成・データ整理などの複数タスクを横断的に処理 |
| 業務特化アプリ・AIエージェント | 問い合わせ対応、議事録生成、契約書レビューなど100以上を標準搭載 |
| 高精度RAG | 社内文書を検索し、参照元を明示した回答を自動生成。表形式のデータにも対応 |
| ノーコードビルダー | プログラミング不要で、自社専用のアプリやAIエージェントを構築・編集 |
| えらべるLLM | GPT・Claude・Geminiなど主要なLLMを用途に応じて選択・切替 |
| ツール連携 | Slack、Teams、Salesforceなどの業務ツールとAPIやMCP経由で接続 |
| 管理機能 | 権限管理、監査ログ、ガードレール設定など全社展開向けの統制機能 |
こうした機能が日本リージョンに対応し、エンタープライズ水準のセキュリティとガバナンスを備えた国内の生成AI活用基盤として、製造・メガバンク・自治体をはじめとする大手企業・組織に選ばれています。
Alli Coworker

「Alli Coworker」は、チャットで指示するだけで業務アプリやAIエージェントを自動生成できる、大企業向けのバイブコーディングプラットフォームです。
バイブコーディングとは、自然言語によるチャット指示をもとにAIが自動でコーディングを行う開発手法を指します。
プログラミングの専門知識を持たない従業員でも、AIとの対話を通じてWebアプリやモバイルアプリを短期間で構築できます。
- チャットで作成:やりたいことを自然言語で伝えるだけで、最短10分でアプリやAIエージェントを生成
- 作成できるもの:AIエージェント、Webアプリ、Webサイト、データ連携スクリプト
- 日常ツールから利用:SlackやMicrosoft Teams上から直接、アプリの開発・運用が可能
- 企業向けのセキュリティ:権限管理、生成コードの脆弱性チェック、シングルサインオン、操作履歴の記録などを標準搭載
- オンプレミス対応:SaaS版に加え、オンプレミスやプライベートクラウドにも導入可能
提供開始から間もないものの、2026年6月末時点で日本・米国・韓国の累計19社が有料で導入しており、新たな収益源として貢献し始めています。
料金は初期費用30万円(税抜)、月額30万円~で、ユーザー数は無制限で比較的低い導入コストと言えます。
同社はAlli Coworkerを新規顧客開拓とクロスセルの起点と位置付けており、導入企業にAlli LLM App Marketを追加提案していく方針です。

現場の社員が自分で業務アプリを作れるようになるサービスだね!
Alli Agent

「Alli Agent」は、Alli LLM App Market上で企業の業務を自律的に支援するAIエージェントです。
2024年9月にAgent機能の搭載を始め、2025年2月に全面実装されました。
オンライン会議ツールやSFA、グループウェアなどと連携し、情報の検索やスケジュール調整といった作業を人に代わって実行します。
代表的なAIエージェントは以下の通りです。
| エージェント名 | 概要 |
|---|---|
| エンタープライズ検索エージェント | 社内規程やマニュアルなど大量の社内文書から必要な情報を検索し、回答や要約を提示 |
| エンタープライズリサーチエージェント | 社内に散在する文書・データベース・業務システムの情報を統合し、レポート作成を自動化 |
| BIデータ分析エージェント | データベースやBIシステムの業務データを分析し、対話形式でグラフ付きのレポートを作成 |
| リスク管理エージェント | プロジェクトの計画書から潜在的なリスクを洗い出し、対策まで提示 |
| 保険商品推薦エージェント | 顧客のプロフィールやニーズに基づき、最適な保険商品を自動で推薦 |
金融、保険、製造、建設、医療・製薬、小売・サービスなど、業種を問わず幅広い業務領域で導入が進んでいます。

契約社数は2026年6月時点で240社だワン!
直近IPOの初値予想と騰落結果
直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
| 企業名 | 上場日 | 初値予想 | 初値騰落結果 |
|---|---|---|---|
| レイヤード | 9/25 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.59倍 |
| akippa | 9/18 | C(1倍~1.3倍未満) | 2.18倍 |
| テクノクラフト | 9/18 | C(1倍~1.3倍未満) | 0.95倍 |
| ベルテックス | 9/18 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.10倍 |
| かがやきホールディングス | 9/18 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 1.68倍 |
| Skyfall | 9/17 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.17倍 |
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