今回はIPO企業の中から、9月17日に東証グロースに上場予定のSkyfall(625A)をご紹介します。
Skyfallは、リワードマーケティングプラットフォーム「SKYFLAG」を主力サービスとして展開する企業です。
想定時価総額は109.6億円で、サービス業のIPOとなっています。
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この記事の監修者

執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
SkyfallのIPO基本情報
ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。
| 上場日 | 9月17日(木) |
|---|---|
| かぶリッジ独自の初値予想 | C(1.0倍以上1.3倍未満) ※想定価格1,500円から、1,500円~1,949円 |
| 企業Webサイト | https://skyfall.co.jp/ |
| 取り扱い証券 | SBI証券(主)、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券 など |

主幹事はSBI証券だよ!
SkyfallのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表され次第更新しています。
| 想定価格 | 1,500円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1,450円~1,500円 |
| ブックビルディング期間 | 9月2日(水)~9月8日(火) |
| 当選発表日 | 9月9日(水) |
| 公開価格 | 9月9日(水)発表予定 |
| 申込期間 | 9月10日(木)~9月15日(火) |
| 上場日 | 9月17日(木) |
| 初値 | 9月17日(木)発表予定 |

仮条件は、想定価格を下回ったよ…。

SkyfallのIPO初値予想

想定時価総額109.6億円、吸収金額39.7億円とグロースでは中型規模のIPO案件で、オファリングレシオも36.3%と高い点が懸念材料です。
また、2025年9月期の売上高成長率は+26.0%と伸びているものの、経常利益率は3.4%と収益性が低めの水準です。
一方で、公募と売出しのうち公募割合は47.7%と半分近くを占めており、需給面では悪くない構成となっています。
VC保有比率は0%で、主要株主には180日間のロックアップが設定されている点は支援材料となります。
これらの点から、IPO評価:C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=1,500円~1,949円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
ちなみに
初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
Skyfallの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧いただいている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
| SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | SMBC日興証券 | 松井証券 | 岡三証券 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取扱数 | 76 | 50 | 54 | 52 | 55 | 49 |
| 主幹事数 | 11 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 |
抽選方法 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選 | 完全平等抽選 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 取引実績に応じて優遇抽選 |
| 事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の長谷川 智一氏は同社の代表取締役社長です。
また第2位の田谷野 貴正氏は同社の取締役、第3位の㈱L.V.Rは役員等により議決権の過半数が所有されている会社となっています。
| 株主名 | 比率 |
|---|---|
| 長谷川 智一(代表取締役社長) | 54.35% |
| 田谷野 貴正(取締役) | 18.12% |
| ㈱L.V.R | 10.87% |
| and factory㈱ | 5.27% |
| ㈱Amazia | 1.36% |
| 同社従業員 | 0.83% |
| 同社従業員 | 0.83% |
| 同社従業員 | 0.83% |
| 同社従業員 | 0.83% |
| 同社従業員 | 0.81% |

VC保有比率は0%だよ!
Skyfallの業績情報
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| 決算期 | 2021年9月 | 2022年9月 | 2023年9月 | 2024年9月 | 2025年9月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,058 | 6,912 | 8,162 | 12,870 | 16,215 |
| 成長率 | ー | +70.3% | +18.1% | +57.7% | +26.0% |
| 経常利益 | 365 | 1,061 | 495 | 265 | 553 |
| 成長率 | ー | +190.3% | -53.3% | -46.4% | +108.5% |
| 経常利益率 | 9.0% | 15.4% | 6.1% | 2.1% | 3.4% |
| 当期純利益 | 240 | 725 | 325 | -117 | 446 |
| 成長率 | ー | +202.2% | -55.1% | ー | ー |
| EPS | 47.5 | 116.0 | 52.1 | -18.8 | 71.9 |
| BPS | 83.0 | 199.1 | 245.4 | 226.5 | 298.4 |
単位(売上・利益):百万円
※2021年8月18日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を実施。2021年9月期期首において株式分割が行われたと仮定して算定。
2025年9月期の売上高は162億1,500万円(前期比26.0%増)、経常利益は5億5,300万円(同108.5%増)となりました。
主力のリワードマーケティングプラットフォーム事業が売上高156億3,800万円(前期比24.3%増)、セグメント利益14億1,600万円(同39.1%増)と全体を牽引しています。
海外広告主や金融領域の広告主の新規開拓が堅調に推移したことに加え、2025年4月からの韓国での広告配信開始も上乗せ要因となりました。
一方で2024年9月期は、為替レートの取扱いに関する契約条件を確認した結果、メディアに対する追加精算が必要となったことなどから当期純損失1億1,700万円を計上しています。
広告収益の一部をメディアへ分配する構造に加え、全社費用や「その他」事業の負担もあり、経常利益率は3.4%にとどまります。

26/9期は3Q時点で、前期通期の経常利益をすでに上回っているよ!
Skyfallの事業内容
Skyfallは、企業の事業成長を支援するプラットフォームの提供と、総合的なマーケティング支援を行う企業です。
「いいモノが広がっている世の中を創造する」という経営ビジョンのもと、プラットフォーム事業と自社プロダクトの開発・運営の双方を手掛けています。
事業セグメントは「リワードマーケティングプラットフォーム事業」と「その他」の2つで、主に以下のサービスを展開しています。
リワードマーケティングプラットフォーム事業
- リワードマーケティングプラットフォーム「SKYFLAG」
- 調査パネル「SKYFLAGリサーチ」
- リサーチコンサルティングサービス
その他
- オンライン対戦型テーブルゲーム「ポーカーチェイス」
- ポイントアプリ「ポケットプレイ」
- セルフ型店内モバイルオーダーシステム「SKYORDER」
詳しく見ていきましょう。
リワードマーケティングプラットフォーム事業
リワードマーケティングプラットフォーム事業は、広告主・メディア・ユーザーの三者を結び付けるプラットフォーム「SKYFLAG」を開発・運営する事業です。
同社は広告主とメディアの双方とそれぞれ契約関係を持ち、広告配信・成果計測・報酬計算・収益管理・レポーティングまでを一元的に管理しています。
中核となるのが「ロングCPEリワード広告」と呼ばれる仕組みで、会員登録やアプリの一定期間の継続利用など、広告主が設定した成果条件をユーザーが達成した時点で初めて広告費が発生します。
広告の表示時やクリック時、アプリのインストール時に費用が発生する一般的なWeb広告と異なり、サービスとの親和性が高いユーザーを効率的に獲得できる点が特徴です。
メディア側はアプリやWebサービス上に広告掲載面を設けることで広告収益を得られ、ユーザーは条件を達成することでリワード(報酬)を獲得できます。
同社の収益はプラットフォーム上で発生する成果件数と広告取引量に連動し、広告主から受け取った広告費の一部をメディアへ分配する構造となっています。
メディア主の翌年継続率は98%と高く、導入メディア数や広告主の出稿案件数の増加に応じて広告取引量が拡大する構造が強みです。

また、「SKYFLAG」で形成されたユーザー基盤を活用した調査パネル「SKYFLAGリサーチ」も提供しており、サービス利用実態に基づく回答を収集しやすい点を特徴としています。
その他
その他は、同社が自社プロダクトとして開発・運営するサービス群です。
- 「ポーカーチェイス」
- テキサス・ホールデムのルールを採用したPC・スマートフォン向けオンライン対戦型テーブルゲーム
- 基本無料で提供しつつ、ゲーム内のキャラクターや装飾等の一部を有料で販売しています。
- 「ポケットプレイ」
- 対象のゲームアプリをプレイし所定の条件を達成することでポイントを獲得できるポイントアプリ
- 2024年6月より提供を開始しました。
- 「SKYORDER」
- 飲食店向けのセルフオーダーシステム
- メニュー内に広告を表示し、成果条件が達成された場合に利用者の飲食代金を割り引く仕組みを取り入れています。
これらの自社サービスにも「SKYFLAG」を導入しており、同社自身が導入メディアとしての役割も担っている点が特徴です。
直近IPOの初値予想と騰落結果
直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
| 企業名 | 上場日 | 初値予想 | 初値騰落結果 |
|---|---|---|---|
| エブリー | 8/4 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 1.28倍 |
| アイ・グリッド・ソリューションズ | 7/29 | C(1.0倍~1.3倍未満) | 1.24倍 |
| ビーエイブル | 7/29 | C(1.0倍~1.3倍未満) | 1.45倍 |
| ティアフォー | 7/22 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 0.93倍 |
| チャットプラス | 7/15 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 2.11倍 |
| ネイス | 6/30 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 1.12倍 |
初値騰落率が1倍を割った銘柄も見られましたが、全体的に初値が公開価格を上回るIPO銘柄が多い印象です。
特にチャットプラスのような条件の良い銘柄は、2倍を超える初値を付けており、IPO市況は良いと言えるでしょう。
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