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テクノクラフト(622A)のIPO初値予想と上場概要紹介

IPO テクノクラフト

今回はIPO企業の中から、9月18日に東証スタンダードに上場予定のテクノクラフト(622A)をご紹介します。
(同日は「ベルテックス」「akippa」「かがやきホールディングス」が上場予定です)

テクノクラフトは、GPS技術を活用したゴルフカートナビや業務支援システムを提供する企業です。

想定時価総額は29.5億円で、情報・通信業のIPOとなっています。

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この記事の監修者
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執筆:かぶリッジ編集部

かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。

目次

テクノクラフトのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日9月18日(金)
かぶリッジ独自の初値予想C(1.0倍以上1.3倍未満)
※想定価格630円から、630円~818円
企業Webサイトhttps://www.tecraft.co.jp/
取り扱い証券SMBC日興証券(主)、SBI証券、野村證券、大和証券など

主幹事はSMBC日興証券だよ!

テクノクラフトのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格630円
仮条件9月2日(水)発表予定
ブックビルディング期間9月3日(木)~9月9日(水)
当選発表日9月10日(木)
公開価格9月10日(木)発表予定
申込期間9月11日(金)~9月16日(水)
上場日9月18日(金)
初値9月18日(金)発表予定

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

テクノクラフトのIPO初値予想

テクノクラフト 評価

想定時価総額29.5億円、吸収金額14.0億円と小型のIPO案件ですが、オファリングレシオが47.3%と高めな点が懸念材料です。

公募と売出しのうち公募割合は22.1%にとどまり、売出し主体の構成で需給面ではやや重い形となっています。

一方で、2026年9月期は第3四半期累計で経常利益2億5,100万円と、前期通期の1億700万円をすでに上回る水準で推移しています。

また、想定価格が630円と比較的低水準なことも支援材料となります。

これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=630円~818円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:630

IPO初値予想
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

テクノクラフトの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
SMBC日興証券(主幹事)%
SBI証券%
野村證券%
第四北越証券%
岡三にいがた証券%
大和証券%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券%
割当率・割当株数は、9月10日付近に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
SBI証券マネックス証券楽天証券SMBC日興証券松井証券岡三証券
取扱数765054525549
主幹事数11002200

抽選方法
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
完全平等抽選完全平等抽選完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
配分予定数量の70%以上を抽選取引実績に応じて優遇抽選
事前入金必要必要必要必要不要不要
詳細公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※取扱数、主幹事数は2024年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、第6位の栂坂 昌業氏は同社の代表取締役です。

また筆頭株主のP&C株式会社は、同社の役員等により議決権の過半数が所有されている会社となっています

株主名比率
P&C(株)43.52%
新生TC成長支援投資事業有限責任組合24.58%
ヤマモトアセット(株)4.54%
ナミックス(株)3.64%
CRN PTE.LTD.2.73%
栂坂 昌業2.49%
(株)遠藤製作所1.82%
ウェルネット(株)1.82%
地方創生新潟2号投資事業有限責任組合1.82%
(株)BSNメディアホールディングス1.82%
上位10名を記載

VC保有比率は約26%。

ただし筆頭VCの新生TC成長支援投資事業有限責任組合(24.58%)は保有全株1,152,200株を今回の売出しで放出するため、上場後に残るVC保有は地方創生新潟2号(1.82%)のみです。

上場後のVCオーバーハングはほぼ解消されるよ!

テクノクラフトの業績情報

テクノクラフト 業績1
テクノクラフト 業績2
EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます
決算期2021年9月2022年9月2023年9月2024年9月2025年9月
売上高1,7332,0842,0642,4012,370
成長率+20.3%-1.0%+16.3%-1.3%
経常利益9693148120107
成長率-18.9%-10.8%
経常利益率5.5%4.5%7.2%5.0%4.5%
当期純利益136258949464
成長率+0.0%-31.9%
EPS32.060.722.122.215.0
BPS532.7593.4355.6377.8392.9
目論見書を元に、かぶリッジ作成。
単位(売上・利益):百万円
※2022年4月8日付で普通株式1株につき1,000株、2026年7月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施。2021年9月期期首において株式分割が行われたと仮定して算定。

2025年9月期の売上高は23億7,000万円(前期比1.3%減)、経常利益は1億700万円(同11.1%減)となりました。

ゴルフ関連事業で大手ゴルフカートメーカーからの開発・生産受注案件が取り止めとなった一方、コミュなび事業では「写真コレなび」の売上を総額計上へ変更したことにより、売上高はほぼ前期並みとなっています。

利益面では、カートナビ分野におけるタブレットの直接仕入や安価なSIMへの切り替えといった原価低減策が奏功して営業利益は増加したものの、前期に一過性の受取補償金を計上していた反動で経常利益は減益となりました。

セグメント別では、ゴルフ関連事業が売上高20億6,300万円と全体の大半を占めており、収益の柱となっています。

2026年9月期は第3四半期累計で売上高18億1,600万円、経常利益2億5,100万円と、前期通期の経常利益をすでに上回る水準で推移しています。

26/9期は3Q時点で、売上高18.1億円、経常利益2.5億円と好調だよ!

テクノクラフトの事業内容

テクノクラフトは、GPS技術を活用したゴルフカートナビを基盤に、ハードウェアとソフトウェアを一体で提供する企業です。

「ゴルフ関連事業」「コミュなび事業」「健康見守り事業」の3つのセグメントから構成され、主に以下のサービスを展開しています。

  • ゴルフ場向けのカートナビシステムの提供
  • ゴルフ場における広告配信サービスの展開及びゴルフ関連の個人向けアプリの提供
  • 幼保育園向けの業務支援総合システムの提供
  • スマートウォッチを活用したバイタルデータ等の管理サービス

詳しく見ていきましょう。

ゴルフ関連事業

ゴルフ関連事業は、GPS技術を利用したゴルフカートの運行管理システム「マーシャルナビシリーズ」を中心とする事業です。

1995年に初号機を納入して以来の主力事業で、国内2,096コースのうち1,148コース(18ホール換算で1,353コース、いずれも2025年12月末日現在)に導入実績があります。

カート間の距離把握による遅延緩和や打ち込み事故の防止に加え、「ジオフェンス(仮想境界線)」技術による車両制御や、前方・後方を録画する「Wドラレコ」なども提供しています。

さらにカートナビを基盤として、広告サービス「Golfcart Vision」「GOLチャン」や個人向けアプリ「スマートゴルフナビ」などを展開し、ハードとソフトを一体で提供する「HESaaS」モデルを確立している点が、同社の競争優位性となっています。

コミュなび事業

コミュなび事業は、幼稚園・保育園・こども園向けに園業務支援総合システムを提供する事業です。

カートナビで蓄積したGPS技術を利用したバス運行管理をはじめ、出欠管理や園児の情報管理、精算管理などを行う基幹システムとして提供されています。

導入実績は2025年9月末時点で全国1,052施設となっており、写真販売サービス「写真コレなび」などの追加により収益の拡大が進んでいます。

健康見守り事業

健康見守り事業は、スマートウォッチを活用したバイタルデータをクラウド上で管理する事業です。

建設業・運送業などに向けた従業員見守り専用端末「TECHNO BAND」や、医療機関に向けたバイタルデータ可視化システム「バイタルナビ」を提供しています。

2025年9月期より新規事業として開始したもので、将来的に収益の第三の柱へと成長させる位置付けとされており、今後は特定の疾患を対象とした医師判断支援型のSaMDの開発・承認申請も予定されています。

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

スクロールできます
企業名上場日初値予想初値騰落結果
エブリー8/4B(1.3倍~1.5倍未満)0.78倍
アイ・グリッド・ソリューションズ7/29C(1倍~1.3倍未満)0.80倍
ビーエイブル7/29C(1倍~1.3倍未満)0.91倍
ティアフォー7/22B(1.3倍~1.5倍未満)1.05倍
チャットプラス7/15B(1.3倍~1.5倍未満)1.00倍
ネイス6/30B(1.3倍~1.5倍未満)1.02倍

上場時期が重なり資金が分散され、初値が公開価格を下回ったIPO銘柄も複数ありました。

ですが、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

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