今回はIPO企業の中から、11月25日に東証グロースに上場予定のTOKIUM<トキウム>(664A)をご紹介します。
TOKIUMは、経理業務を丸ごと受託する経理AIエージェント「TOKIUM」を提供する企業です。
想定時価総額は168.4億円で、情報・通信業のIPOとなっています。
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この記事の監修者

執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
TOKIUMのIPO基本情報
ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。
| 上場日 | 11月25日(水曜日) |
|---|---|
| かぶリッジ独自の初値予想 | B(1.3倍以上1.5倍未満) ※想定発行価格1,620円から、2,106円~2,429円 |
| 企業Webサイト | https://corp.tokium.jp/ |
| 取り扱い証券 | SMBC日興証券(主)、野村證券、大和証券、みずほ証券など |

主幹事はSMBC日興証券だよ!
TOKIUMのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
| 想定発行価格 | 1,620円 |
|---|---|
| 仮条件 | 11月6日(金)発表予定 |
| ブックビルディング期間 | 11月9日(月)~11月13日(金) |
| 当選発表日 | 11月16日(月) |
| 公開価格 | 11月16日(月)発表予定 |
| 申込期間 | 11月17日(火)~11月20日(金) |
| 上場日 | 11月25日(水) |
| 初値 | 11月25日(水)発表予定 |

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

TOKIUMのIPO初値予想

想定時価総額は168.4億円、OAを含む吸収金額は約32.0億円と、グロース市場のIPOとしては規模がやや大きめです。
オファリングレシオは約19.0%と標準的ですが、公募割合は約36%と売出し中心の構成です。売出しはすべてVCによるもので、VC保有比率は上場前で58.9%と高く、VCのロックアップ(90日)は公開価格の1.5倍以上で解除される点に注意が必要です。
一方で、経理AIエージェントというAI関連のテーマ性に加え、2026年5月期に創業以来初の黒字化を達成し、2027年5月期第1四半期も経常利益255百万円と利益が伸びている点は好材料です。
これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=2,106円~2,430円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
ちなみに
初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
TOKIUMの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
| 証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| SMBC日興証券(主幹事) | % | 株 |
| 野村證券 | % | 株 |
| 大和証券 | % | 株 |
| みずほ証券 | % | 株 |
| SBI証券 | % | 株 |
| 松井証券 | % | 株 |
| 楽天証券 | % | 株 |
| あかつき証券 | % | 株 |
| 岩井コスモ証券 | % | 株 |
| 極東証券 | % | 株 |
| 東海東京証券 | % | 株 |
| 東洋証券 | % | 株 |
| マネックス証券 | % | 株 |
当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
| SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | SMBC日興証券 | 松井証券 | 岡三証券 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取扱数 | 76 | 50 | 54 | 52 | 55 | 49 |
| 主幹事数 | 11 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 |
抽選方法 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選 | 完全平等抽選 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 取引実績に応じて優遇抽選 |
| 事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の黒﨑 賢一氏は同社の代表取締役です。
また同率で並ぶ株式会社96は、役員等が議決権の過半数を所有する会社となっています。そのほか、ニッセイ・キャピタルやジャフコなどVCが上位に多く名を連ねています。
| 株主名 | 比率 |
|---|---|
| 黒﨑 賢一 | 12.79% |
| 株式会社96 | 12.79% |
| ニッセイ・キャピタル6号投資事業有限責任組合 | 9.48% |
| ジャフコSV6投資事業有限責任組合 | 8.74% |
| TGVest Asia Partners II (Taiwan), L.P. | 7.28% |
| ニッセイ・キャピタル9号投資事業有限責任組合 | 7.15% |
| 株式会社リロクラブ | 6.08% |
| JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 | 6.02% |
| IF Growth Opportunity Fund I, L.P. | 3.84% |
| ニッセイ・キャピタル5号投資事業有限責任組合 | 3.75% |

VCの保有比率は上場前で58.9%と高めだね!
TOKIUMの業績情報


EPS(1株当たり当期純利益)は、2026年5月期に2.2円と初めてプラスに転じました。BPS(1株当たり純資産)はマイナスとなっていますが、これは上場前に発行していた優先株式の払込金額を純資産から控除して算出しているためです(優先株式は2026年9月に普通株式へ転換済み)。
| 決算期 | 2022年5月 | 2023年5月 | 2024年5月 | 2025年5月 | 2026年5月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 811 | 1,404 | 3,356 | 4,486 | 5,680 |
| 成長率 | ー | +73.1% | +139.0% | +33.7% | +26.6% |
| 経常利益 | -742 | -1,881 | -605 | -786 | 147 |
| 成長率 | ー | ー | ー | ー | ー |
| 経常利益率 | ー | ー | ー | ー | 2.6% |
| 当期純利益 | -745 | -1,886 | -611 | -791 | 21 |
| 成長率 | ー | ー | ー | ー | ー |
| EPS | -88.9 | -201.9 | -65.4 | -81.1 | 2.2 |
| BPS | -223.0 | -424.9 | -490.3 | -549.5 | -547.3 |
※2026年9月30日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは2022年5月期期首に株式分割が行われたと仮定して算出。
売上高は2022年5月期の811百万円から2026年5月期には5,680百万円へと、4年間で約7倍に拡大しています。
顧客獲得のための先行投資により赤字が続いていましたが、2026年5月期に創業以来初の黒字化を達成しました。連結ベースでも2026年5月期は売上高5,966百万円(前期比29.7%増)、経常利益45百万円となっています。
さらに2027年5月期第1四半期(連結)は、売上高1,743百万円、経常利益254百万円と、四半期だけで前期通期を大きく上回る利益を計上しています。

先行投資の時期を抜けて、利益が出始めたところなんだね!
TOKIUMの事業内容
TOKIUMは、経理業務のプロセスを丸ごと受託し、業務成果を納品する「経理AIエージェント」を提供する企業です。
AI・自社開発システム・オペレーター(人)の3つを組み合わせ、請求書や領収書の受け取りからデータ化、仕訳、原本の保管まで一貫して代行します。顧客のARRの80%以上を中堅・大手企業が占めています。
Embedded AI Agents(組み込み型)
- 請求書支払
- 経費精算
- 文書管理・契約管理
- 請求書発行 など
自社システムにAIとオペレーターによる業務処理を組み込み、一体で提供。
Managed AI Agents(丸ごと受託型)
顧客が既に使っている会計・購買システムなどを横断して操作し、経理業務プロセス全体を受託。既存システムを置き換えずに導入できる点が特徴です。
※同社の事業内容分析は近日中にアップデートいたします。

経理担当者は確認して承認するだけでいいんだワン!
直近IPOの初値予想と騰落結果
直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
| 企業名 | 上場日 | 初値予想 | 初値騰落結果 |
|---|---|---|---|
| アイビスホールディングス | 10/13 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.54倍 |
| レイヤード | 9/25 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.59倍 |
| akippa | 9/18 | C(1倍~1.3倍未満) | 2.18倍 |
| テクノクラフト | 9/18 | C(1倍~1.3倍未満) | 0.95倍 |
| ベルテックス | 9/18 | C(1倍~1.3倍未満) | 1.10倍 |
| かがやきホールディングス | 9/18 | B(1.3倍~1.5倍未満) | 1.68倍 |
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