今回はIPO企業の中から、4月7日に東証スタンダードに上場したヒトトヒトホールディングス(549A)をご紹介します。
ヒトトヒトホールディングスは、スポーツイベント運営・ビル管理・人材サービスを展開する企業です。
想定時価総額は67.2億円で、サービス業のIPOとなっています。
\最新情報をいち早くお届け/

企業トップ×著名投資家の対談動画、
セミナー情報を定期的にご案内します
この記事の監修者

執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
ヒトトヒトホールディングスのIPO基本情報
ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。
| 上場日 | 4月7日(火) |
|---|---|
| かぶリッジ独自の初値予想 | C(1.0倍以上1.3倍未満) ※想定価格480円から、480円~623円 |
| 企業Webサイト | https://hitotohito-hd.co.jp |
| 取り扱い証券 | 野村證券(主)、楽天証券、マネックス証券、SBI証券、むさし証券 |

主幹事は野村證券だよ!
ヒトトヒトホールディングスのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
| 想定価格 | 480円 |
|---|---|
| 仮条件 | 410~430円 |
| ブックビルディング期間 | 3月19日(木)~3月26日(木) |
| 当選発表日 | 3月27日(金) |
| 公開価格 | 430円 |
| 申込期間 | 3月30日(月)~4月2日(木) |
| 上場日 | 4月7日(火) |
| 初値 | 422円 |

初値は公開価格の0.98倍となったよ!

ヒトトヒトホールディングスのIPO初値予想

想定時価総額67.2億円、吸収金額19.3億円の小型案件です。
完全な売出しIPOで公募がないため、新株発行による資金調達はありません。
また、PEファンドの保有比率が80.98%と非常に高く、ロックアップ解除後の売り圧力が懸念材料です。
一方で、2026年3月期第3四半期(累計)では売上収益が15,874百万円(前年同期比21.7%増)、営業利益が1,223百万円(前年同期比53.8%増)と好調です。
また、プロ野球8球団との取引実績や三井不動産グループとの取引基盤は安定感があります。
これらの点から、IPO評価:C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=480円~623円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
ちなみに
初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
ヒトトヒトホールディングスの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
| 証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| 野村證券(主幹事) | 93.04% | 3,745,000株 |
| 楽天証券 | 1.74% | 70,000株 |
| マネックス証券 | 1.74% | 70,000株 |
| SBI証券 | 1.74% | 70,000株 |
| むさし証券 | 1.74% | 70,000株 |
当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
| SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | SMBC日興証券 | 松井証券 | 岡三証券 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取扱数 | 76 | 50 | 54 | 52 | 55 | 49 |
| 主幹事数 | 11 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 |
抽選方法 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選 | 完全平等抽選 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 取引実績に応じて優遇抽選 |
| 事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主のJ-GIA1号投資事業有限責任組合はPEファンドであり、発行済株式の約81%を保有しています。
また第4位の松本 哲裕氏は同社の代表取締役社長兼グループCEOで、個人と資産管理会社を合わせて約10%を保有しています。
| 株主名 | 比率 |
|---|---|
| J-GIA1号投資事業有限責任組合 | 80.98% |
| 株式会社トリプルトレジャーズ | 7.18% |
| 三井不動産株式会社 | 3.00% |
| 松本 哲裕 | 2.39% |
| 東洋テック株式会社 | 1.00% |
| カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 | 1.00% |
| 田中 満 | 0.70% |
| 中田 哲志 | 0.50% |
| 根本 輝夫 | 0.50% |
| 大山 哲也 | 0.50% |

三井不動産やCCC、ヤクルト球団など事業パートナーが株主に入っているよ!
ヒトトヒトホールディングスの業績情報


| 決算期 | 2024年3月 | 2025年3月 |
|---|---|---|
| 売上収益 | 15,606 | 16,803 |
| 成長率 | ー | +7.7% |
| 営業利益 | 242 | 705 |
| 成長率 | ー | +190.7% |
| 営業利益率 | 1.6% | 4.2% |
| 親会社帰属当期利益 | 19 | 342 |
| 成長率 | ー | +1,225.0% |
| EPS | 1.3 | 24.4 |
| BPS | 134.2 | 158.8 |
目論見書を元に、かぶリッジ作成
※2025年11月10日付で普通株式1株につき50株の割合で株式分割を実施。
2025年3月期の売上収益は、前年同期比7.7%増の168億300万円となりました。
2024年3月期の当期純利益は、M&Aに伴うのれん減損損失に加え、LBO(レバレッジド・バイアウト)に伴う金融費用(借入利息)が利益を圧迫したことが主因です。
2025年3月期以降は業績が改善し、2026年3月期第3四半期累計では売上収益158.7億円(前年同期比+21.7%)、営業利益12.2億円(同+53.8%)と大幅な増収増益を達成しています。

プロ野球8球団やBリーグ、三井不動産グループとの取引が業績を支えているよ!
ただし、のれんが総資産の50%超を占めており、財務面の健全性には注意が必要です。
ヒトトヒトホールディングスの事業内容
ヒトトヒトホールディングスは、「人財インフラ提供企業」として3つの事業領域を展開しています。
約12,000人の人財プール(アルバイトスタッフ)を活用し、幅広い分野で人的サービスを提供しています。
イベントマネジメント事業

プロ野球8球団、Jリーグ7チーム、Bリーグ8チームなど、国内主要プロスポーツイベントの運営支援を行う事業です。

音楽ライブやコンサート、各種イベントの運営にも携わっているね!
案内・警備・グラウンド整備・グッズ販売など運営業務をワンストップで請け負い、約12,000人の人財プールを活かすことができるのが強みです。
ビルマネジメント事業

大型商業施設を中心に、施設警備・交通誘導・日常清掃・定期清掃に加え、興行施設のイベント前後の清掃まで幅広く対応しています。

三井ショッピングパークららぽーと等、52施設中26施設で業務実施しているよ!
案内や迷子対応などサービス領域も含めた総合的な運営支援を行っており、若年層や女性警備員も多く活躍しています。
人財サポート事業

セールスやバックオフィス、各種作業など、人材確保に悩む顧客の業務サポートを行うことで、幅広い企業の営業活動の支援を行っています。
特に、通信キャリアの店舗代理運営では、27都道府県で183店舗(2026年1月末現在)の運営実績があり、さまざまな地域で人員を供給できる体制を構築しています。
直近IPOの初値予想と騰落結果
直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
| 企業名 | 上場日 | かぶリッジ予想 | 初値(公開価格比) |
|---|---|---|---|
| ギークリー | 2/27 | C(1倍〜1.3倍未満) | 0.92倍 |
| イノバセル | 2/24 | D(1倍未満) | 0.92倍 |
| TOブックス | 2/13 | C(1倍〜1.3倍未満) | 0.92倍 |
| リブ・コンサルティング | 12/25 | A(1.5倍~1.7倍未満) | 1.40倍 |
| PRONI | 12/24 | C(1倍〜1.3倍未満) | 1.07倍 |
年明けのIPOは初値が公開価格を下回る状況が続いています。
直近の3銘柄はいずれも初値が公開価格比0.92倍となっており、IPO市場の厳しさが表れています。
\最新情報をいち早くお届け/

企業トップ×著名投資家の対談動画、
セミナー情報を定期的にご案内します


