
・ソフトバンクグループの今後の業績は?
・ソフトバンクグループ株は買った方が良い?
このようなお悩みを解決します。
🔰かぶリッジの結論
- ソフトバンクグループは投資事業がメインになっている
- AI相場や投資先企業の動向によって大きな利益や損失を計上することがある
- ソフトバンクグループ株を買うならネット証券がオススメ
ソフトバンクグループは孫正義会長を筆頭に、通信事業など様々な事業を成長させてきました。
その結果、2026年6月1日には一時価総額で日本企業トップとなるなど、まさにAI時代の最前線を走る企業です。
同社は通信事業会社だと思われがちですが、ここ数年で投資事業を拡大させており、現在では投資事業で得た収益が会社の主軸になっています。
そんな同社の株は買い時なのでしょうか?
今回は、ソフトバンクグループのビジネスモデルや業績予測などを解説していきます。

この記事を読めば、ソフトバンクグループへの投資判断の参考になるワン!

執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
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ソフトバンクグループはどんな会社?

まずは、ソフトバンクグループの概要やビジネスモデルについて見ていきましょう。
会社概要
ソフトバンクグループは、1981年設立の日本を代表する情報・通信事業会社です。
| 代表取締役 会長兼社長執行役員 | 孫 正義 |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 株価(2026/7/1終値) | 6,195円 |
| 時価総額(2026/7/1時点) | 約35兆円 |
| 配当金(2026年3月期) | 11円/株 |
| 優待情報 | なし |
同社は、経営理念として「情報革命で人々を幸せに」を掲げており、その内容は以下のようになっています。
ソフトバンクグループは、創業以来一貫して、情報革命を通じた人類と社会への貢献を推進してきました。
人々にとって幸せとは何か。
「愛し愛されること」「日々生きていること」「自己実現」「笑顔」、多くの答えがあると思いますが、幸せとは、「感動すること」と同義であると考えます。
ソフトバンクグループが、何のために事業をしているのか、何を成したいのかといえば、情報革命によって多くの人に感動を得てほしい、そして人々の幸せを増やし、悲しみを減らしたい、ということに尽きます。
コンピューターのパフォーマンスが飛躍的に増大し、超知性のコンピューターすら使いこなせる、今後人類が迎える情報のビッグバン「情報革命」の無限のパワーを、人々の幸福のために正しく発展させていくこと。
今後もこの「志」を原動力に、ソフトバンクグループは成長を続けていきます。

情報通信業の企業として、人々の”情報”に焦点を当てているのね!
よくある誤解が、子会社である、ソフトバンク(9434)とこの記事で扱う、親会社のソフトバンクグループ(9984)を混同してしまうというものです。

簡単に言えばソフトバンクグループは投資会社、ソフトバンクは通信会社というイメージで、特にAIへの投資という意味ではソフトバンクグループ(9984)に焦点を当てるべきでしょう。
事業内容
ソフトバンクグループは、大きく分けて以下の事業を展開しています。
- 持株会社投資事業
- ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業
- ソフトバンク事業
- Arm(アーム)事業
- その他 … SBE Global、福岡ソフトバンクホークス運営など
主力事業である、ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業の収益について見ていきましょう。

| 決算期 | 投資損益(活動開始来累計)($ M) |
|---|---|
| 2021年3月期 | 60,821 |
| 2022年3月期 | 31,262 |
| 2023年3月期 | -8,365 |
| 2024年3月期 | -3,364 |
| 2025年3月期 | -475 |
| 2026年3月期 | 45,700 |
ソフトバンク・ビジョン・ファンドは2017年に設立されたファンドで、高い技術力を持った世界のユニコーン企業を中心に投資を行って来ました。
損益に大きな変動があることが分かりますが、これは投資事業は他の事業と異なり、経済や市場動向に左右されやすいためです。
投資事業でのリスクを抑えるために、同社は他にも様々な事業を展開しています。
特に孫会長がこれから注力していくと明言している、”Arm事業”はここ数年伸びてきており注目です。
代表的な出資先企業
- Aurora Innovation(米国):大型トラックから小型車まで幅広く統合する自動運転システムの開発
- Arm(英国):ウェアラブルから5G、ARまで幅広い産業を半導体から支えている

Auroraは2017年設立の自動運転企業で、2020年にUberの自動運転開発部門を買収して事業を拡大しました。
自動運転システム「AuroraDriver」では、大型トラックから小型車まで幅広く統合する戦略を展開しています。
また同社は2021年に、トヨタ自動車とデンソーとの協業も発表。
今後資金調達や保険、メンテナンスなど様々な部分で包括的なサービスを提案できるようになると思われます。

日本の自動車大手とも提携を結んでいるってことは、期待値の高さが伺えるね!

Armはソフトバンクグループが3.3兆円で買収した半導体企業で、ファンドの投資先としても挙げられます。
Armは2023年9月14日にNASDAQに上場を果たし、上場時の時価総額は約8.4兆円と2023年最大規模の上場となりました。

3.3兆円で買収した時と比べると、倍以上の時価総額になっているね!
そして上場以来も株価は大きく伸び、2026/6/30の株価は354.57ドルであり、上場時の公開価格の約7倍まで成長しています。
ソフトバンクグループの業績・配当政策

業績:2026年3月期
2026年3月期連結決算の主要項目は以下の通りです。
| (単位:億円) | 2026/3期 | 2025/3期 | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 77,986 | 72,438 | +5,549 | +7.7% |
| 投資損益 | 72,865 | 37,011 | +35,854 | +96.9% |
| 税引前利益 | 61,349 | 17,047 | +44,302 | +260% |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 50,022 | 11,533 | +38,489 | +334% |
前期と比較して、トップラインの伸びもありながらも投資損益・利益面での大幅な伸びを記録しています。
特に単純比較ではありますが、単年純利益としては日本史上最高額を更新しています。
上記の経営成績に至った主な要因は以下の通りです。
投資利益 7兆2,865億円
- 持株会社投資事業からの投資利益3兆4,138億円
- OpenAIへの出資に係る投資利益6兆7,304億円(439億米ドル)
- 持株会社投資事業の投資利益2,181億円(OpenAIへの出資に係る投資利益2,649億円を含む)
- ソフトバンクビジョンファンド事業の投資利益6兆6,386億円(OpenAIへの出資に係る投資利益6兆4,655億円を含み、同社子会社への投資に係る投資利益を含まない)。
税引前利益6兆1,349億円
- 販売費及び一般管理費
- 販売費及び一般管理費4兆209億円(前期比9,965億円増加)
- 財務費用7,718億円(前期比1,902億円増加)
- SVFの外部投資家持分の増加額5,346億円:SVF2で4,897億円を計上
親会社の所有者に帰属する純利益5兆22億円
- 当期純利益以降の内訳
- 法人所得税5,029億円
- 非支配持分に帰属する純利益6,297億円
NAVの推移:2026年3月期
同社の重視する財務指標としてNAVがあります。
時価純資産(Net Asset Value)の英略で、保有株式から純負債を控除して算定されます。
主に投資会社などの価値や業績を評価する指標で「株主価値」と同義として同社ではこの指標の最大化を目指しています。
特に注目を集めたのが2026年6月の株主総会で孫会長が現在74兆円程度である同社のNAVを16年後には14倍の1,000兆円にすると大々的に打ち出したことです。

1,000兆円はあまりに衝撃的な数字だね!
さらに孫会長自らが長らく掲げてきた、「人生50か年計画」の「60代で次の世代に事業を継承する」という目標を訂正し、「70代でASI(Artificial Super Intelligence)を実現する」という計画を掲げて経営続投を表明したことにも期待が一層高まりました。
配当政策
剰余金の配当については、中間配当と期末配当の2回実施することを原則としています。
2026年度の配当予想は中間5.5円・期末5.5円の年間11円(分割調整後)となる予定です。
配当金の推移は以下のようになっています。
| 会計年度 | 1株あたり配当金(年間) | 配当利回り |
|---|---|---|
| 2022/3 | 11円 | 0.79% |
| 2023/3 | 11円 | 0.85% |
| 2024/3 | 11円 | 0.49% |
| 2025/3 | 11円 | 0.47% |
| 2026/3 | 11円 | 0.29% |
| 2027/3(予想) | 11円 | – |
同社HPより













