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VIX指数(恐怖指数・ビックス)の意味・仕組みをわかりやすく解説。
VIXを使ったトレード手法・ETFの買い時の目安・楽天証券・SBI証券でのETF購入方法・VIX投資の危険性まで徹底解説します。
VIX指数(ビックス指数・恐怖指数)とは、S&P500オプション市場の30日間先のボラティリティ(価格変動率)を示す指数で、市場の不安・恐怖の度合いを数値化したものです。
「VIXって何?」「投資にどう役立てればいいの?」というお悩みにお答えするため、この記事では以下の内容を分かりやすく解説します。
この記事で分かること
🔰かぶリッジの結論

VIX(ヴィックス)指数とは、米国の株式市場に対する投資家の心理状態を示す指標です。
日本では「ビックス」や「vics指数」と表記されることもありますが、正式名称は「Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)」といいます。
ボラティリティとは、金融用語で「価格の変動率」のこと。
ボラティリティが大きい=価格変動が大きいということを指し、リスクが高いことになる。
具体的には、米国の代表的な株価指数「S&P500」のオプション市場において、「今後30日間のボラティリティ(価格変動率)がどの程度になるか」を算出したものです。
相場が平穏な時は低い数値で推移しますが、市場の不安が高まり、投資家がパニックになって株が投げ売りされると数値が急上昇する特性を持つため、「恐怖指数(Fear Index)」と呼ばれています。
VIX指数のチャートを見る際は、以下の数値を「市場の警戒レベル」の目安として解釈します。
| VIX指数の数値 | 市場の状況 | 投資家心理の解釈 |
|---|---|---|
| 20以下 | 安定・平常 | 投資家は楽観的で、市場は比較的落ち着いている状態 |
| 20〜30 | 警戒 | 市場の先行きに不安を感じ始め、値動きが大きくなる可能性がある |
| 30以上 | 恐怖・パニック | 警戒領域。市場の混乱が始まり、急落や高いボラティリティが発生しやすい |
| 80超 | 歴史的な危機水準 | リーマンショックやコロナショック時のような極度の恐怖心理に包まれた状態 |
通常は10~20の範囲で推移し、一時的に急騰しても、時間が経てば平均値(20前後)に戻る「平均回帰性」を持っています。
VIX指数は、アメリカのシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・発表しています。
計算には、S&P500オプションの様々な行使価格や満期別の価格データが使われます。
複雑な数式が用いられていますが、初心者の方はシンプルに「市場参加者の『これくらい株価が動きそう』という不安の度合いを、オプション価格から逆算して集計したもの」と捉えておけば問題ありません。

数値の水準を覚えておけば問題ないよ!
VIX指数がアメリカの「S&P500」をベースにしているのに対し、日本の「日経平均株価(日経225)」をベースに算出された日本版の恐怖指数が「日経VI(日経ボラティリティー・インデックス)」です。
米国のVIXは日本の株式市場にも間接的に影響を与えますが、日本株への投資判断を行う際は、日経VIも併せて確認するとより正確です。
また、日本の証券取引所(東証)には、VIX短期先物指数に連動する「グローバルX 米国株式ボラティリティ・インデックスETF(証券コード:318A)」などが上場しており、掲示板等でも話題です。
日本円のまま手軽にVIX連動商品に投資できるのが特徴です。
投資家心理を測る指標として、CNNが発表している「Fear and Greed Index(恐怖と強欲指数)」もあります。
VIX指数との違いは以下の通りです。
| 比較項目 | VIX指数 | Fear and Greed Index |
|---|---|---|
| 対象 | S&P500 | 米国市場全体 |
| 算出に用いるデータ | オプションのボラティリティのみ | VIX指数を含む7つの異なる市場指標 |
| 特徴 | 価格変動率に特化し、「恐怖」の度合いを測る | 警戒領域。市場の混乱が始まり、急「恐怖」から「強欲」までを0〜100で総合評価する |

どちらを投資判断に使うべきなの?
急落リスクを短期的に測るなら「VIX指数」、市場全体の過熱感を総合的に判断するなら「Fear and Greed Index」と使い分けるのがおすすめです。
「VIXトレード」や「VIX投資法」に関心を持つ投資家が増えていますが、VIX指数を用いた投資には特有の仕組みとリスクがあります。
ここでは、具体的な投資手法と、事前に必ず知っておくべき危険性について解説します。
VIX指数を活用した投資・トレード手法には、大きく分けて以下の3つがあります。

手法によって投資期間も大きく異なるよ!
VIX連動ETFを使って実際にトレードをする場合、以下のようなポイントを意識します。

なかでもロスカット(損切り)の設定は特に大切だワン!
インターネット上で「VIX指数 投資 危険」と検索されることが多いように、VIXへの投資、特にVIX ETFの長期保有は非常に危険です。
その最大の理由は、コンタンゴによる先物のロールオーバーコスト(減価)にあります。
VIX ETFは実際の株式ではなく「先物取引」を用いて運用されます。

通常時、先物市場は期先の価格が期近の価格より高い「コンタンゴ」という状態になります。
ETFの運用上、期日が来る前に安い期近を売って高い期先を買い直す(ロールオーバー)必要があるため、この差額がコストとなります。
結果として、相場が動かなくてもETFの価値が日々目減り(減価)していく構造的問題を抱えています。

やみくもに投資するだけじゃダメなんだね…
加えて、ボラティリティ自体が非常に高く、短期間で資産を大きく減らすリスクがあります。
※VIX関連商品への投資は非常にリスクが高く、長期保有は一般的に推奨されません。投資判断はご自身でご確認ください。

他に有用な投資手法はないのかな?
VIX指数の最も有効な使い方は、VIX自体を買うことではなく、株式投資の「買い時」を測るシグナルとしての活用です。
過去のデータを見ると、VIX指数が30〜40を超えて市場がパニックに陥っている時は、優良銘柄が本来の価値より安く売り叩かれている「売られすぎ」の状態を意味します。
この「VIXが急騰したタイミング」でS&P500などの株式を買うことで、その後の市場回復期に有利なリターンを得やすくなります。

これなら長期投資もできるワン!

VIXに投資するにはどうすればいいのかな?
VIX指数(恐怖指数)の数値そのものを直接買うことはできません。
VIXに投資をしたい場合は、VIX指数に連動する「ETF(上場投資信託)」や「ETN(上場投資証券)」を購入するのが一般的です。
ここでは、「具体的にどこで、どうやって買うのか」という疑問にお答えするため、日本と米国のETFの違いや、主要ネット証券での購入手順を解説します。
「vix etf 日本」などで検索されるように、日本の証券取引所(東証)にもVIXに連動するETFが上場しています。
現在、代表的な銘柄として掲示板などでも話題になるのが「グローバルX 米国株式ボラティリティ・インデックスETF(証券コード:318A)」です。
※かつて有名だった「国際のETF VIX短期先物指数(1552)」は現在上場廃止となっています。
グローバルX 米国株式ボラティリティ・インデックスETF(318A)
米国の市場に上場しているVIX連動ETF(VXXやUVXYなど)は、楽天証券やSBI証券などの主要ネット証券で購入可能です。
以下の手順で購入を進めます。
米国VIX ETFの購入手順

慣れれば簡単にできるワン!
「どのETFを選べばいいか分からない」という方に向けて、代表的なVIX連動商品の特徴を比較表にまとめました。
流動性が高く、短期のトレードに利用しやすい銘柄をピックアップしています。
| 銘柄名(ティッカー/コード) | 上場市場 | 経費率(目安) | 特徴・おすすめの視点 |
|---|---|---|---|
| グローバルX 米国株式VIX ETF(318A) | 東証(日本) | 約0.63% | 日本円で手軽に購入できるため、VIX関連商品を初めて購入する初心者におすすめ |
| iPath S&P 500 VIX 短期先物 ETN(VXX) | 米国 | 約0.89% | VIX系商品の代表格。流動性が高く、短期売買の定番として利用される |
| ProShares VIX 短期先物 ETF(VIXY) | 米国 | 約0.85% | VXXと同様にVIX短期先物へ連動。VXXの代替候補として人気 |
| ProShares ウルトラ VIX 短期先物 ETF(UVXY) | 米国 | 約0.95% | VIX短期先物の約1.5倍の値動きを目指すレバレッジ型。値動きが大きくハイリスク・ハイリターン向け |
「vix指数 買い時」という疑問に対して、VIX指数の水準に応じた「株式(S&P500など)の買い時の目安」を一覧表に整理しました。
VIXをトレードのシグナルとして使う際の参考にしてください。
| VIX指数の数値 | 市場の状況 | 株式(S&P500など)の買い時判断 |
|---|---|---|
| 20以下(平常時) | 市場は安定・楽観的 | 通常の積立投資を継続する水準。割安感は比較的低い。 |
| 20〜30(警戒時) | 先行きへの不安が浮上 | 部分的な押し目買いを検討し始めるタイミング。 |
| 30〜40(パニック) | 総悲観・投げ売り状態 | 株式の買い場となる可能性が高く、逆張りでの投資を検討する水準。 |
| 40以上(歴史的危機) | 極度のパニック(暴落) | 数年に一度の歴史的な買い場となる可能性がある。 |
投資の重要ポイント
過去の傾向として、VIX指数が30や40を超えて急騰している時は株価の「底」に近くなり、その後の回復期に大きなリターンを得やすくなります。
ただし、上記はあくまで過去のデータを基にした参考目安であり、将来の成果を保証するものではありません。実際の投資判断はご自身のご判断でご確認ください。
VIXトレードを深く理解する上で避けて通れないのが「VIX先物」の仕組みです。
VIX指数そのものは直接取引できないため、私たちが証券会社で購入できるVIX連動ETFは、すべてこの「VIX先物」を組み込んで運用されています。
先ほど解説した「コンタンゴ(期先の方が価格が高い状態)」による資産の目減りは、このVIX先物を毎月乗り換える(ロールオーバーする)際に発生する特有のコストです。
かぶリッジ編集部VIXは一般的な株価指数以上に大きく変動する可能性もあるので、リスクがある点は注意しましょう。


みんなはどんな疑問を抱いているのかな?
Googleの検索結果や関連する質問から、投資家がよく抱く疑問を厳選してまとめました。
米国の株式市場(S&P500)のオプション取引を基に算出される、投資家の「不安や恐怖の度合い」を数値化した指標です。
日本では「ビックス指数」とも呼ばれ、市場が荒れて株価が急落するほど数値が急上昇する特徴があります。
一般的には「株の買い時」と言えます。
目安としてVIX指数が30や40を超えて急騰している時は、市場が総悲観になり株価が不当に安くなっているケースが多いため、中長期目線での逆張り買いが有利になりやすいです。
楽天証券やSBI証券などの主要ネット証券で、国内株式や米国株式と同じように購入できます。
東証上場の銘柄(318Aなど)なら日本円のまま、米国上場の銘柄(VXXやVIXYなど)なら米国株取引口座を開設してドル建てで購入します。
非常に危険であり、長期保有はおすすめしません。
VIX ETFが投資対象とする先物市場では、平穏時に期先の価格が期近より高い「コンタンゴ」という状態になります。
毎月先物を乗り換える際、安いものを売って高いものを買い直すコストが発生するため、株価が動かなくても資産が日々目減り(減価)していく構造になっているためです。
VIX指数が「S&P500のオプション価格(価格変動率)」のみから純粋に計算されるのに対し、Fear and Greed IndexはVIX指数のデータに加え、株価の勢いや債券への資金移動など「7つの異なる市場指標」を総合してCNNが算出する点が異なります。