オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式オール・カントリー)の過去20年の平均年率利回りは、約10.2%です(※2024年3月時点、連動対象であるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス・配当込み・円換算ベースの過去データより算出)。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、このファンド1本で全世界の株式に国際分散投資ができるため、積立投資の定番として個人投資家から高い人気を集めています。
「将来いくらになるのか?」「今から投資しても大丈夫か?」といった疑問を解決するため、本記事では以下の内容を結論ファーストで分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- オルカンの過去10年・20年・30年の平均利回り実績
- eMAXIS Slim 全世界株式の期待リターン(将来の見通し)
- NISAで積み立てた場合の10年後・20年後・30年後シミュレーション
- 過去利回り(実績値)と期待リターン(予測値)の違い
投資初心者の方向けに、一括投資と積立投資の違いや、おすすめの証券会社についてもあわせて紹介します。
【2026年最新】オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)とは?

「オルカン」の愛称で親しまれている投資信託の正式名称は、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
三菱UFJアセットマネジメントが運用しており、これ1本で世界の株式に低コストで分散投資できることから絶大な人気を誇っています。
【2026年最新チャート】オルカンの基準価額(株価)と最高値

最安値:8,102円(2020年3月24日時点)
(出典:楽天証券 / 情報取得日:2026年6月28日時点)
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)の基準価額(株価)は上記チャートの通り推移しています。最高値や最安値の動きを視覚的に把握することで、現在の相場状況を確認できます。
投資を検討する際、「過去にどれくらい増えたのか(過去リターン)」と「将来どれくらい増えそうか(期待リターン)」の両方を知ることが重要です。
【期間別】オルカン(全世界株式)の過去利回り(リターン)実績一覧

オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)が連動する指数(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス)の時間軸別(1年〜50年)の平均利回りをまとめました。
| 投資期間 | 平均年率利回り(過去実績) |
|---|---|
| 1年 | 約20.0% |
| 5年 | 約15.0% |
| 10年 | 約11.6~12.4% |
| 15年 | 約10.5% |
| 20年 | 約10.2% |
| 30年 | 約10.2% |
| 50年 | 約9.0% |
投資する時期によって利回りは変動します。
過去10年の平均利回りは約11.6%〜12.4%とするデータがあるなど、直近の成績は好調です。また、50年という超長期で見ても、おおむね年率7〜9%程度で成長してきたことがわかります。
オルカンとS&P500の利回り比較
米国株式に集中投資する「S&P500」との長期利回りを比較すると、以下のようになります。
| 指数 | 過去20年の平均利回り | 過去30年の平均利回り |
|---|---|---|
| オルカン(全世界株式) | 約10.2% | 約10.2% |
| S&P500(米国株式) | 約11.5% | 約11.0% |
過去20年・30年の実績では、米国の強い経済成長に牽引され、S&P500がオルカンをやや上回っています。
しかし、今後も米国一強が続くか、新興国などが伸びるかはわからないため、より幅広い分散を好む投資家にはオルカンが選ばれています。
期待リターンとは?過去利回り(実績)との違いを解説

投資において「過去利回り」と「期待リターン」は全く異なる意味を持ちます。
過去利回り(実績値): 過去の一定期間で、実際にどれだけ値上がりしたかを示す「結果」。
期待リターン(予測値): 現在の経済状況などを踏まえ、将来平均して年率どのくらいのリターンが得られそうかを予測した「見通し」。
全世界株式の長期期待リターンの目安
JPモルガン・アセット・マネジメントなどの有力機関が発表している今後の世界株式の長期期待リターンは、年率約8.5%と見込まれています。
【重要】期待リターン ≠ 確約されたリターン
期待リターンはあくまで「将来の予測」です。毎年確実に8.5%ずつ増えることを保証するものではなく、マイナスになる年もあれば大きくプラスになる年もあり、長期で均すと「8.5%程度に落ち着く可能性が高い」という目安に過ぎない点に注意しましょう。
100万円を一括投資したら何倍になる?(10年・20年・30年後シミュレーション)
「オルカンにまとまった資金を投資したら、将来何倍になるのか?」という疑問にお答えします。
以下の表は、過去20年間の平均利回り(年率10.2%)が今後も続いたと仮定した場合の、金額別のシミュレーションです。
| 投資元本 | 10年後(約2.6倍) | 20年後(約7倍) | 30年後(約1.4倍) |
|---|---|---|---|
| 100万円 | 約264万円 | 約697万円 | 約1,842万円 |
| 300万円 | 約792万円 | 約2,091万円 | 約5,526万円 |
| 500万円 | 約1,320万円 | 約3,485万円 | 約9,210万円 |
全世界株式は積立投資がおすすめ!
ここまでは、一括投資で全世界株式に100万円投資する場合を考えてきました。
投資には「一括投資」と「積立投資」の2種類の買い方が存在します。
以下では各投資方法の特徴と、どちらがおすすめかについてまとめました。
積立投資と一括投資
- 積立投資:定期的に一定金額で購入する
- 一括投資:一度のタイミングでまとまった金額で購入する
毎月積み立てていく積立投資、100万円といったまとまった金額を一度に投資する一括投資、どちらにもメリット・デメリットがあります。
しかし損のしにくさという観点でみると、積立投資がおすすめです。
以下ではおすすめの具体的な理由と、積立投資と一括投資それぞれの特徴を解説します。
積立投資の特徴
積立投資の特徴は以下の通りです。
- 少額から貯金感覚で始められる
- 安いときには多く、高いときには少なく買える
積立投資は少額から投資できるため、ハードルが低く投資初心者でも始めやすいというメリットがあります。
さらにドルコスト平均法という、安いときには購入数を多くし、高いときには少なくする方法で投資できるのも魅力です。

購入する商品の価格が平均化されるから、損失リスクを抑えることにつながるんだワン!
そのため長期的に見ると、一括投資よりも保有口数を増やせる可能性も高く、利益の最大化も狙いやすいでしょう。

すぐにまとまった資金が用意できなくても、積立なら大丈夫なのも安心だね!
一括投資の特徴
一括投資の特徴は以下の通りです。
- 大きなリターンを狙うことができることができる
- 短期間で複利効果を得やすい
リターンの大きさは元本の大きさに比例します。
底値圏や右肩上がりの相場など市場の状況によっては、一括投資の方が短期間で大きなリターンが手に入れられるでしょう。
しかし、タイミングを誤ると大きな損失が出てしまうリスクがある投資手法ともいえます。
100万円を余裕資金にでき、市場を見きわめることができる方は、一括投資がよいかもしれません。

一括投資はハイリスク・ハイリターンということだね!
新NISAでオルカン積立シミュレーション(月3万・5万・10万円)
新NISAの「つみたて投資枠」「成長投資枠」といった非課税枠を活用し、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)に毎月積み立てた場合のシミュレーションをまとめました。
過去20年の平均利回り(年率10.2%)が今後も継続したと仮定した場合の計算例です。
| 毎月の積立額 | 10年後の想定資産額(元本) | 20年後の想定資産額(元本) |
|---|---|---|
| 月3万円 | 約623万円(元本360万円) | 約2,357万円(元本720万円) |
| 月5万円 | 約1,038万円(元本600万円) | 約3,929万円(元本1,200万円) |
| 月10万円 | 約2,077万円(元本1,200万円) | 約7,858万円(元本2,400万円) |
新NISAを利用すれば、運用で得られた利益がすべて非課税になるため、長期の積立投資と非常に相性が良いと言えます。
「NISA貧乏」にならないためには?オルカン長期投資の強み
ネット上では「NISA貧乏(NISAに資金を回しすぎて生活が苦しい、または投資に失敗して資産を減らした状態)」という言葉が検索されることがあります。
しかし、オルカンへの投資は「全世界の株式に広く分散投資」をするため、特定の国や企業に集中投資するよりも暴落リスクを抑えやすい特徴があります。
無理のない余剰資金でコツコツと長期積立を継続することで、一時的な相場の下落に一喜一憂せず、NISA貧乏のリスクを軽減しながら着実な資産形成が期待できます。
オルカン(全世界株式)に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、全世界株式やオルカンに関する疑問をQ&A形式でまとめました。
- オルカン(全世界株式)の過去20年・30年の平均利回りは何%ですか?
-
過去20年および30年の平均利回りは、年率約10.2%です(2024年3月時点の指数データより)。
- オルカンの期待リターン(将来の見通し)は何%と言われていますか?
-
金融機関の予測などによると、今後の長期期待リターンは年率約8.5%程度が目安とされています。ただし、これは確約された数字ではありません。
- 100万円をオルカンで20年運用すると何倍になりますか?
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過去20年の平均利回り(年率10.2%)で計算した場合、20年後には元本の約7倍(約697万円)になるシミュレーション結果となります。
- NISAでオルカンに積み立てた場合のシミュレーションを教えてください。
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毎月5万円を年率10.2%で20年積み立てた場合、投資元本1,200万円に対して、最終的な資産額は約3,929万円になる計算です。
- eMAXIS Slim全世界株式の過去10年リターンはどのくらいですか?
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直近の過去10年間の平均利回りは、約11.6%〜12.4%と非常に好調な推移を見せています。


