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伊澤タオル(365A)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、6月20日に東証スタンダードに上場予定の伊澤タオル(365A)をご紹介します。

伊澤タオルは、タオル製品等の企画・製造及び販売を行い、小売店やキャラクターIP事業者へのタオル製品の企画・販売及びECサイト・Amazonにおける自社ブランド「タオル研究所」を軸に事業を展開するファブレスメーカーです。

想定時価総額は70億円で、繊維製品業界のIPOとなっています。

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この記事の監修者
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執筆:かぶリッジ編集部

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目次

伊澤タオルのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日6月20日(金)
かぶリッジ独自の初値予想D(1.0倍未満)
※想定価格の700円未満
企業Webサイトhttps://www.izawa-towel.com/
取り扱い証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主)、モルガン・スタンレーMUFG証券、SBI証券、SMBC日興証券、野村證券 など

主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券だよ!

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伊澤タオルのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格700円
仮条件6月3日発表予定
ブックビルディング期間6月4日(水)~6月10日(火)
当選発表日6月11日(水)
公開価格6月11日(水)発表予定
申込期間6月12日(木)~6月17日(火)
上場日6月20日(金)
初値6月20日(金)発表予定

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

伊澤タオルのIPO初値予想

想定時価総額70億円、吸収金額30.2億円のIPO案件です。

時価総額が比較的小さい点は、初値にプラスに働くでしょう。

一方、VC保有比率が高い点は、ロックアップ解除後の売り圧力が懸念されます。

また吸収金額が30.2億円とやや大きめなのも、需要面ではマイナス要因となるでしょう。

これらの点から、IPO評価: D(予想レンジ1.0倍未満=699円未満)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:700

IPO初値予想
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

伊澤タオルの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事)%
モルガン・スタンレーMUFG証券%
SBI証券%
SMBC日興証券%
野村證券%
アイザワ証券%
岩井コスモ証券%
東海東京証券%
松井証券%
割当率・割当株数は6月11日に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
SBI証券マネックス証券楽天証券SMBC日興証券松井証券岡三証券
取扱数765054525549
主幹事数11002200

抽選方法
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
完全平等抽選完全平等抽選完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
配分予定数量の70%以上を抽選取引実績に応じて優遇抽選
事前入金必要必要必要必要不要不要
詳細公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※取扱数、主幹事数は2024年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

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大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、第2位の伊澤キャピタルパートナーズ合同会社は同社の代表取締役社長である伊澤正司氏が所有する資産管理会社です。

また1位と3位をジャフコグループ系のVCが占めており、上場後のロックアップ解除後の動向に注目が集まります

株主名比率
ジャフコSV6投資事業有限責任組合57.53%
伊澤キャピタルパートナーズ合同会社23.97%
ジャフコSV6-S投資事業有限責任組合14.38%
國元 恵子0.37%
甫天 和宏0.23%
ー(従業員)0.21%
三好 拓人0.19%
ー(従業員)0.19%
ー(従業員)0.17%
ー(従業員)0.16%
上位10名を記載

ジャフコグループのVCが大半を占めていて、VC保有比率は71.91%となっているね!

伊澤タオルの業績情報

伊澤タオル業績データ
EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます
決算期2022年2月2023年2月2024年2月2025年2月
売上高249,2079,9389,825
成長率+38,262.5%+7.9%-1.1%
経常利益-1281741,771980
成長率+917.8%-44.7%
経常利益率1.9%17.8%10.0%
当期純利益-1292431,103578
成長率+353.9%-47.6%
EPS-12.924.3110.357.8
BPS260.8285.2395.5388.2
目論見書を元に、かぶリッジ作成
※2024年9月30日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは株式分割が行われたと仮定して算出。

伊澤タオルの業績を見てみると、2023年2月期に大幅な売上拡大を実現

これは2022年3月に子会社だった旧伊澤タオルとインタークラフト通商株式会社を吸収合併し、純粋持株会社から事業会社に移行したことによるものです。

また、2024年2月期は経常利益が前期比917.8%増と大幅な利益成長を達成しています。

一方で2025年2月期は売上高が微減となり、利益面でも減益となっています。

EC販売では一時的な要因により在庫が滞留し、売上が一時的に落ち込む結果となりました。

さらに、当初の計画に織り込んでいた一部の案件が失注したほか、一部の受注が翌期にずれ込むなどの影響もあり、業績にマイナスの影響を及ぼしました。

当社はタオル販売先の56.6%がODM生産、26.5%がキャラクターIP製品、16.9%がEC販売(タオル研究所ブランド)だよ!

同社の強みはファブレスメーカーとしての柔軟な生産体制にあり、主に海外の協力工場への製造委託により、高品質な製品を大量生産可能としています。

今後の成長戦略としては、生産拠点の分散化(中国からインド、ベトナムなどへの多様化)を進め、地政学リスクや為替変動リスクへの耐性強化を図りつつ、売上の安定成長を目指す方針です。

伊澤タオルの事業内容

伊澤タオルは、タオル製品等の企画・製造及び販売を行うファブレスメーカーです。

「悩んだらこのタオルを買えば間違いない」というタオルのグローバル・スタンダードを創ることをビジョンに掲げています。

ODM生産事業

「ODM生産」は、顧客の要望に基づいた日用品タオルを企画・製造・販売する事業です。

  • 売上高比率: 56.6%(2025年2月期)
  • 主な顧客: コンビニエンスストア、ディスカウントストア、ホームセンター、総合スーパー、ドラッグストア
  • 特徴: 日用品として購入しやすい価格のベーシックなタオルから高価格帯の高機能タオルまで幅広く展開

独自の研究開発力と製造ノウハウを活かし、顧客ニーズに合わせた製品を提供しています。

日本を代表する大手小売企業とのPB商品開発で培った企画力を強みとしています。

キャラクターIP製品事業

「キャラクターIP製品」は、大手玩具メーカー向けにキャラクター柄を配したタオル製品や雑貨を供給する事業です。

  • 売上高比率: 26.5%(2025年2月期)
  • 主な顧客: 大手玩具メーカー(株式会社BANDAI SPIRITSなど)
  • 特徴: ディズニーやサンリオなど人気キャラクターを活かした高品質タオル製品の提供

キャラクター製品の表現や配色に関する高度な管理体制を構築しています。

プリント技術など高い技術力を要する分野において独自のノウハウを活かしています。

EC販売事業

「EC販売」は、ECサイト・Amazonで自社ブランド「タオル研究所」のタオル製品を展開する事業です。

  • 売上高比率: 16.9%(2025年2月期)
  • 販売チャネル: Amazon、自社ECサイト
  • 特徴: Amazonのタオル売れ筋ランキングで上位を独占するなど高い顧客満足度を獲得

「タオル研究所」ブランドでは機能・サイズ等の異なるバラエティに富んだラインアップを展開しています。

大手キャラクターライセンサーとのライセンス契約を締結し、コラボ製品も好評を博しています。

EC販売で得られた顧客の声や販売動向のデータを他の販売チャネルの製品開発にも活かしています。

タオルという日用品でありながら、研究開発にも力を入れ特許取得にも注力しているワン!2025年4月末時点で18件の特許を保有しているんだワン!

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

スクロールできます
企業名上場日初値予想初値騰落結果
エレベーターコミュニケーションズ4/25C(1.0倍~1.3倍未満)1.29倍
LIFE CREATE4/24D(1.0倍未満)1.02倍
デジタルグリッド4/22D(1.0倍未満)1.17倍
IACEトラベル4/7C(1.0倍~1.3倍未満)0.86倍
ジグザグ3/31B(1.3倍~1.5倍未満)1.35倍

4月のIPOは予想に近い結果となりましたが、一方で初値を下回るケースもありました。

久しぶりのIPOということもあり、初値に注目が集まります。

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