Netflix（ネットフリックス）は株主優待なし！動画配信サービス優待のある銘柄は？

このようなお悩みを解決します。

Netflix（ネットフリックス）は、月額定額制のストリーミングサービスで、月額890円から映画、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリーなどをインターネット経由で視聴できます。

ですが、「ネットフリックスなどの動画配信サービスをもっとお得に利用したい！」と思ったこともあるでしょう。

以下は、おすすめの動画配信サービスが株主優待にある銘柄です。

銘柄名	配信サービス	最低取得金額	100株での優待内容	サブスク利用可能期間（最低取得株数）
サイバーエージェント（4751）	ABEMA	約14.2万円	ABEMAプレミアム利用料の無料クーポン	3ヶ月
U-NEXT HOLDINGS（9418）	U-NEXT	約21.2万円	U-NEXTの視聴料及び有料コンテンツの購入に使用できるポイント	約3ヶ月（90日間）
日本テレビホールディングス（9404）	Hulu	約40.3万円	Huluチケット	1ヶ月
KADOKAWA(9468)	ニコニコ動画	約32.6万円	株主優待ポイント30pt（3,000円相当）	6ヶ月
KDDI（9433）	TELASA（隠れ優待）	約54.1万円	【過去の隠れ優待】TELASA15日間無料	約30日間※200株～

今回は、ネットフリックスの株主優待の有無や同業界の株主優待、おすすめネット証券会社を紹介します。

Netflixには株主優待がない

結論、ネットフリックスは米国株であるため株主優待を実施していません。

米国をはじめとする海外の企業では、株主優待という概念自体がほとんど普及していません。
一方で、配当金で株主還元を行う企業が多いです。

ただし、Netflixは現在配当を行っていません。
同社は、株価を支えるための施策としての自社株買いや株価上昇による利益還元による株主還元を行っています。

Netflixは成長企業として、利益を事業拡大（コンテンツ制作、技術開発など）に再投資する戦略をとっています。

よってNetflixのサービスを無料や割引で利用したいなら、残念ながら株主であることによる特典はありません。

Amazon Prime Video・YouTubeも株主優待なし

Netflixと同様に、Amazon Prime VideoやYouTubeも株主優待を実施していません。

Amazon Prime Videoは米国のAmazon.com, Inc.が運営しており、YouTubeは同じく米国のAlphabet Inc.（Googleの親会社）が運営しています。

これらはいずれも米国企業であるため、日本の株主優待制度のような慣習はありません。

動画配信サービスが株主優待にある銘柄5選

Netflixには株主優待がありませんが、日本企業には動画配信サービスを株主優待で提供している会社があります。

以下の5社には株主優待があり、お得に動画配信サービスを楽しむことができます。

【ABEMA】サイバーエージェント（4751）

サイバーエージェントは、「ABEMA」をはじめとしたメディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業を展開している企業です。

上場市場	東証プライム
株価（11/26終値）	1,416円
単元株数	100株
最低投資金額	141,600円
権利確定月	9月末
配当利回り	1.34%
優待利回り ※100株保有の場合	2.03%

同社の株主優待制度は、「ABEMA」プレミアム利用料の無料クーポン(広告なし)を提供しています。

保有株式数に対する優待の内容は以下のようになっています。

保有株式数	優待内容
100株（1単元）～499株	ABEMAプレミアム 3ヶ月分（3,240円相当）
500株（5単元）以上	ABEMAプレミアム 12ヶ月分（12,960円相当）

ABEMAはオリジナルコンテンツや独占配信番組が多く、人気のオーディション番組（PRODUCE 101 JAPAN、I-LANDなど）も観ることができます。

【U-NEXT】U-NEXT HOLDINGS（旧：USEN-NEXT HOLDINGS）（9418）

U-NEXT HOLDINGSは、店舗向けBGMサービスやコンテンツ配信サービス「U-NEXT」を展開する持株会社です。

上場市場	東証プライム
株価（11/26終値）	2,118円
単元株数	100株
最低投資金額	211,800円
権利確定月	8月末・2月末
配当利回り	0.47%
優待利回り ※100株保有の場合	0.80%

同社の株主優待制度は、株式会社U-NEXTが提供しているコンテンツ配信サービス「U-NEXT」の視聴料及び有料コンテンツの購入に使用できるポイントを付与しています。

保有株式数に対する優待の内容は以下のようになっています。

保有株式数	優待内容
100株以上	U-NEXT 90日分の利用料 + 1,000円分のポイント
1,000株以上	U-NEXT 1年分の利用料 + 毎月1,800円分のポイント ※提供ポイントは定額制音楽配信アプリサービス「SMART USEN」の決済にも利用可能

U-NEXTは月額2,189円（税込）と料金設定は高めですが、国内最大級の見放題作品数を誇ります。

100株保有で90日分（約6,600円相当）の利用料と1,000円分のポイントがもらえるのは非常にお得です。

【Hulu】日本テレビホールディングス（9404）

日本テレビホールディングスは、テレビ放送を中心としたメディア事業を展開している会社です。

上場市場	東証プライム
株価（11/26終値）	4,026円
単元株数	100株
最低投資金額	402,600円
権利確定月	3月末・9月末
配当利回り	0.99%
優待利回り ※100株保有の場合	–

同社の株主優待制度は、2025年3月末日の株主から新たに導入され、動画配信サービス「Hulu」で使える視聴利用チケットなどを提供しています。

保有株式数に対する優待の内容は以下のようになっています。

保有株式数	優待内容
100株～299株	Huluチケット 1ヶ月分（1,026円相当）
300株以上	Huluチケット 3ヶ月分（3,078円相当）

Huluは日本テレビ系の番組をはじめ、アニメ・海外ドラマ・映画など14万本以上の作品が見放題の配信サービスです。

【ニコニコ動画】KADOKAWA（9468）

KADOKAWAは、出版社のカドカワと「ニコニコ動画」で有名なドワンゴが経営統合して生まれた会社です。

上場市場	東証プライム
株価（11/26終値）	3,259円
単元株数	100株
最低投資金額	325,900円
権利確定月	3月末
配当利回り	0.91%
優待利回り ※100株保有の場合	–

同社の株主優待制度は、保有株式数と継続保有期間に応じて「株主優待ポイント」を進呈しており、同社グループの商品・サービス等と引き換えが可能です。

保有株式数と継続保有期間に対する優待の内容は以下のようになっています。

	保有期間
保有株式数	1年以上3年未満	3年以上5年未満	5年以上7年未満	7年以上
100株以上 300株未満	30ポイント （3,000円相当）	45ポイント （4,500円相当）	45ポイント （4,500円相当）	45ポイント （4,500円相当）
300株以上 500株未満	30ポイント （3,000円相当）	45ポイント （4,500円相当）	60ポイント （6,000円相当）	60ポイント （6,000円相当）
500株以上	30ポイント （3,000円相当）	45ポイント （4,500円相当）	60ポイント （6,000円相当）	80ポイント （8,000円相当）

株主優待ポイントで交換できる商品には、ニコニコプレミアム会員のギフトコードも含まれています。

ニコニコプレミアムの主な強みは、動画視聴を快適にできる点と生放送視聴の充実です。

具体的には、広告なしで高画質動画が視聴できるほか、アプリではバックグラウンド再生（画面を閉じても再生可能）や速度調整、節約視聴（視聴時のデータ通信量を節約）などの機能が利用できます。

交換ポイント	内容
15pt	ニコニコプレミアム会員 3ヶ月（90日） コース
30pt	ニコニコプレミアム会員 6ヶ月（180日） コース
60pt	ニコニコプレミアム会員 12ヶ月（365日） コース
80pt	ニコニコプレミアム会員 24ヶ月（730日） コース

100株保有で30ポイント（3,000円相当）がもらえるため、ニコニコプレミアム会員（月額790円～）の約6ヶ月分に相当します。

その他にも、書籍、映画チケット（ムビチケ）、商品券、グッズなど、多岐にわたるラインナップから選ぶことができます。

【隠れ優待・TELASA】KDDI（9433）

KDDIは、「au」ブランドの携帯電話・スマートフォンを提供している通信大手企業です。

近年はスマートフォン・携帯電話や光インターネット回線事業だけでなく、電気、銀行、電子マネー、保険と、生活に密着する様々な分野でサービスを展開しています。

上場市場	東証プライム
株価（11/26終値）	2,704円
単元株数	200株
最低投資金額	540,800円
権利確定月	3月末
配当利回り	2.94%
優待利回り ※200株保有の場合	–

KDDIの公式株主優待は、Pontaポイントや商品詰め合わせなどですが、実は過去に株主限定の「隠れ優待」がありました。

株主に送付されるアンケートに回答することで、TELASAの見放題プラン（月額990円）が初回のみですが15日間無料となり通常の15日間無料と併せて30日間無料になるという隠れ優待が設置されました。

しかし、この隠れ優待は2021年以降確認されておらず、今後も必ず提供されるとは限りません。

一方で、2025年度から優待が変更されることが発表され、その内容に「TELASA」が含まれていることが分かりました。

TELASAは、KDDIとテレビ朝日の合弁で設立された動画配信サービスで、テレ朝のTVコンテンツがメインですが、TELASAでしか見られないオリジナルコンテンツ・スピンオフコンテンツも楽しめます。

その他、過去のKDDIの隠れ優待には以下のようなものがあります。

なお、最後に動画配信サービス以外にもおすすめの株主優待探している方は以下の記事をご覧ください。

株式投資におすすめのネット証券会社

株主優待のある株に投資したいとなったとき、どの証券口座を選べば良いのか分からない人もいるかもしれません。

ここでは、数あるネット証券から失敗しない証券会社を選びたい方に向けて、おすすめのネット証券を2つ紹介・比較していきます。

SBI証券

SBIグループは2025年に1,400万口座を達成し、ネット証券国内株式個人取引シェアNo.1を誇っています。

そんなSBI証券のNISAでは、毎日と毎週コースがあるので、基本の毎月コースよりもきめ細かく「時間分散投資」ができます。

クレカ積立をすればVポイントも貯まるので、お得に老後の資産形成ができますよ。

低コストな商品を多く取り扱っているSBI証券は、あなたの資産を増やすパートナーになってくれるでしょう。

マネックス証券

マネックス証券では、マネックスカードを使って毎月積立投資をすると、カード決済額に対して1.1%の「マネックスポイント」が貯まります。

クレカ積立によるポイント還元サービスは主要ネット証券で実施していますが、年会費（実質）無料のクレジットカードのなかでマネックスカードの還元率はトップレベルに高いです。

【まとめ】ネットフリックスに株主優待はある？

最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。

おすすめの動画配信サービスの株主優待は以下の通りです。

銘柄名	配信サービス	最低取得金額	100株での優待内容	サブスク利用可能期間（最低取得株数）
サイバーエージェント（4751）	ABEMA	約14.2万円	ABEMAプレミアム利用料の無料クーポン	3ヶ月
U-NEXT HOLDINGS（9418）	U-NEXT	約21.2万円	U-NEXTの視聴料及び有料コンテンツの購入に使用できるポイント	約3ヶ月（90日間）
日本テレビホールディングス（9404）	Hulu	約40.3万円	Huluチケット	1ヶ月
KADOKAWA（9468）	ニコニコ動画	約32.6万円	株主優待ポイント30pt（3,000円相当）	6ヶ月
KDDI（9433）	TELASA（隠れ優待）	約54.1万円	【過去の隠れ優待】TELASA15日間無料	約30日間※200株～

株式投資では株主優待のある企業を狙って投資するのも良いですが、事業内容や収益性などの総合的な判断も必要となってきます。