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IPO投資にデメリットはある?やめとけと言われる理由を解説

IPO投資にデメリットはある?やめとけと言われる理由を解説

・IPO投資に挑戦したいけど大丈夫かな…
・IPO投資にはデメリットもある?

このような疑問を解決します。

かぶリッジの結論

  • IPO投資のデメリットは「当選確率の低さ」「公募価格割れの可能性」「資金拘束」
  • 公募価格を上回る可能性も高いなどメリットも多いので挑戦する価値はある
  • IPO投資するなら取扱数や抽選方法などから証券会社を選ぶことが大切

近年、初値が上がりやすいことから人気が高まるIPO投資。

しかし、始めようと思っても分からないことばかり。

当選確率は低いし、会社の決算情報が少ないからIPO投資は邪道だって言われたよ…

この記事では、IPO投資のデメリット、上手く投資する方法、おすすめの証券会社について解説します。

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目次

IPOってなんだっけ?

IPOってなんだっけ?

IPOって何だっけ?

IPOとはInitial Public Offeringの略で、新規株式公開や新規上場株式のことです。

「企業が証券取引所に上場し、誰でも株取引できるようにすること」で、このIPO時に投資することをIPO投資と言います。

IPO投資は、上場前の公募価格で株式を購入し、上場後の初値で売却して利益を得る方法のことを指します

IPOは儲かりやすいって聞くけど本当なの?

東証のルール改定の前まで、IPOの初値は公募価格よりも高値の場合が多く、比較的低いリスクで利益を得ることが容易でした。

しかし2023年10月以降、公開価格の設定が柔軟となり、初値直後に売り抜ける手法が難しくなってきています。

ですが、それを考慮したとしてもIPO株の儲かりやすさは目を見張るものがあり、今後も魅力的な投資対象の1つになることは間違いないでしょう。

もちろん初値で売らずに長期保有しても良いんだワン!

IPO投資3つのデメリット

IPO投資3つのデメリット

そんなに稼ぎやすいなら、やってみようかな!

儲かりやすいといわれるIPO投資ですが、必ず儲かるというわけではありません。

IPO投資にもデメリットがあるので、その点を理解して投資することが重要です。

IPO投資のデメリットには、次の3つがあります。

  • 当選確率が低い
  • 公募割れの可能性がある
  • 資金が拘束される

当選確率が低い

IPO投資の大きなデメリットは、当選確率が低いという点です。

IPO投資は人気の方法なため、個人投資家からの申し込みが殺到します。

購入できるかどうかは抽選で決まることが多いですが、どの証券会社であっても当選確率はかなり低いものです。

正式には公表されていませんが、当選確率は1%~2%程度と言われており、注目の高い株式ではそれ以下になることも予測されます。

それじゃあ当選なんて無理だよね…

とは言え、あきらめる必要はありません。

当選確率は低いですが、抽選条件によっては初心者でも当選できる可能性はあります

証券会社によって抽選方法は異なり、主に次の2つです。

  1. 完全平等抽選
  2. 優遇抽選

完全平等抽選とは、その名の通り応募した人に一人一票の抽選権が平等に与えられる抽選法です。

申込数や過去の実績で抽選結果が左右されないので、資金力のない人や初心者であっても当選確率は他の人と変わりません。

一方、過去の購入実績や資産などの条件に応じて当選確率が高くなる方法が、優遇抽選です。

証券会社によって抽選方法が異なるので、自分に合った抽選方法を採用している証券会社を選ぶと良いでしょう。

初心者は完全平等抽選を採用している証券会社がおすすめだワン!

IPOの当選確率を上げる方法を詳しく知りたい方は、「IPOに当たらない理由は?当選確率を上げる方法を分かりやすく解説!【完全版】」の記事を参考にしてください。

公募割れの可能性がある

初値が上がることが多いとは言え、必ずしも初値が公募価格を上回り、プラスになるわけではありません。

IPOで初値が公募価格を下回ることを「公募割れ」と言い、公募割れするとIPO投資家は損失が出てしまいます。

公募価格とは、投資家に販売される価格のことだワン!

必ず利益が出るわけじゃないんだ…

ただ、公募割れしたとしても中長期的には成長する企業もあります。

そのため、短期的な利益だけでなく、企業の成長性などを吟味して投資銘柄を選定することが大切です。

特に次のような場合は公募割れする可能性があるので、注意しましょう。

  • 市場が大きく落ち込んでいる
  • 既存株主にベンチャーキャピタルが多い

新型コロナウイルスで市場が大きく落ち込んだ時期は、公募割れする企業が多くありました。

市場全体が落ち込んでいる場合、IPO株であっても公募割れしやすいものです。

また、ベンチャーキャピタル(VC)は上場時に株を売却して利益を得ることが多いため、株主構成でVCの割合が高い時には注意が必要です。

最近はロックアップ条項で、すぐには株を売らないVCも増えてきているワン!

かぶリッジには各企業の初値を予想した「IPO初値予想・騰落率結果スケジュール」のページもあるので、活用してみてください。

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資金が拘束される

IPO投資では事前に投資資金が必要となり、抽選申し込み後から一定期間資金が動かせないので、注意が必要です。

購入する前からお金が必要なの?

証券会社によって異なりますが、抽選申し込み時点で購入価格以上の資金を口座に入金する必要があることが一般的です。

また、抽選結果が出るまでは資金を引き出せない証券会社も多いですよ。

抽選結果はいつ出るの?

申込から抽選結果が出るまでには1~2週間ほどかかることが多いです。

1~2週間も資金を動かせないと、「他に投資したい企業があっても資金が足りずに投資チャンスを逃す」という可能性もあるので注意しましょう。

申し込み前に、資金が必要なタイミングや資金拘束について確認することが大切だワン!

抽選申し込み時点で資金が必要かどうかは、証券会社によって異なります。

SBIネオトレード証券」「松井証券」「DMM株」は事前入金が不要なので、抽選申し込みに気軽にチャレンジしたい人にもおすすめです。

IPO投資3つのメリット

IPO投資3つのメリット

デメリットが多いと不安になるな…

IPO投資には、デメリット以上にメリットもたくさんあります。

デメリット・メリットを正しく把握することが大切ですね。

ここでは、IPO投資のメリットについても見ていきましょう。

IPO投資には、次のようなメリットがあります。

  • 初値が公募価格を上回る可能性が高い
  • 成長中の企業に投資できる
  • NISAでも投資できる

初値が公募価格を上回る可能性が高い

公募価格を下回る可能性があるとはいえ、高い確率で公募価格を上回っているのも事実です。

例えば、2024年12月のIPO結果を見てみましょう。

企業名公募価格初値上昇率
フォルシア1,750円3,640円2.08倍
GVA TECH690円700円1.01倍
ビースタイルホールディングス2,070円3,325円1.61倍

2024年12月では、IPO企業17社中12社で初値が公募価格を上回ったという結果でした。

2024年の1年間を通して見た場合でも、IPO企業86社に対し公募価格を上回った企業は63社と、約73.3%もの高い確率となっています。

IPOは、比較的利益を出しやすいというのは大きなメリットですね。

ただし絶対ではないから、投資銘柄の判断は慎重にする必要があるんだワン!

初値って予想できるのかな?

初値には様々な要因が関係していて、この指標がいいから必ず上昇すると一概には言えません。

しかし参考となる指標にも、初値に与える影響が一定程度存在しています。

私もIPO企業を評価できるようになりたいな~

かぶリッジではIPO投資を検討している投資家のために、IPO企業の見方や判断軸をまとめた解説記事を掲載しています。

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成長中の企業に投資できる

IPO投資は、これから成長していく企業に投資できます。

企業がIPOを行うためには幹事証券会社の審査を経た、基準を超えた企業しか上場できません。

幹事証券会社が審査を行う際には、企業のビジネスモデルや持続可能性、社内体制が整っているのかなど幅広い観点から審査を行っています。

言い換えれば、IPO投資というのは、これからの日本を牽引するポテンシャルの高い企業に早いうちから投資をすることができる投資手法です。

日本の全会社のうち上場できるのはたったの0.1%だよ!

NISAでも投資できる

NISAって何だっけ?

NISAとは、投資利益にかかる税金が非課税になる優遇制度のことです。

NISA(少額投資非課税制度)

通常、投資の利益に対し20.315%の税金が課されるが、NISAで投資すると一定額が非課税となる税制優遇制度。

成長投資枠とつみたて投資枠があり、それぞれの非課税枠は以下の通り。(総枠1,800万円)

  • 成長投資枠:無期限、年間240万円までの投資に対する利益
  • つみたて投資枠:無期限、年間120万円までの投資に対する利益

IPO株もNISA(成長投資枠)の枠内で投資できます。

つみたて投資枠ではIPO投資できないから、間違わないようにするんだワン!

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IPO投資でおすすめの証券会社3選

IPO投資でおすすめの証券会社3選

IPO投資するならどの証券会社が良いのかな?

IPO投資は証券会社によって取扱銘柄数や抽選方法が異なるため、証券会社選びが重要なポイントとなります。

以下はIPO株を取り扱っている証券会社の一覧です。

スクロールできます
証券会社名取扱数主幹事数抽選方法事前入金
SBI証券9118完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券590完全平等抽選必要
SMBC日興証券5218完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
必要
松井証券670配分予定数量の70%以上を抽選不要
岡三証券493取引実績に応じて優遇抽選不要
マネックス証券516完全平等抽選必要
※取扱数、主幹事数は2023年のデータ

こんなに証券会社があったら選べないよ!

安心してください。

ここでは、IPO投資に特におすすめな証券会社を3つご紹介します!

SBI証券

SBI_画像

ネット証券大手のSBI証券。

IPO取扱銘柄数が豊富で「IPO投資するならSBI証券」と言われるほど、外せない証券会社とも言えます。

IPO実績(2024年)76社
抽選制度平等抽選、優遇抽選、チャレンジポイント
NISA対応

SBI証券のおすすめポイントは以下の通りです。

  • IPO取扱数が豊富
  • IPOチャレンジポイントで挑戦するたび当選確率アップ
  • NISA口座投資可能銘柄が多い

SBI証券はダントツのIPO取扱数を誇っており、選べる銘柄が豊富なのは嬉しいポイントです。

NISA対応の銘柄も多いので、効率よく投資できるでしょう。

さらに、SBI証券のIPO抽選制度には「IPOチャレンジポイント」という制度があります。

IPOチャレンジポイントでは、IPOに外れた回数に応じてポイントが加算され、次回以降でポイントを利用すると当選確率がアップする仕組みです。

何回も申し込むほど当選チャンスが高くなるのは嬉しいね!

楽天証券

楽天証券

ネット証券大手であり、人気の高い楽天証券。

IPO取扱銘柄数はSBI証券に及ばないものの、年々取扱数が増えているため、よりIPO投資に挑戦しやすくなる可能性があります。

IPO実績(2023年)54社
抽選制度完全平等抽選
NISA対応×

楽天証券のIPO抽選方法は完全平等抽選を採用しています。

IPOに申し込めば、初心者・経験者・資産力に関係なく平等に抽選権が与えられるので、初心者にもおすすめです。

また、楽天証券は手数料が安いという魅力もあります。

売却時の手数料を抑えられるのは嬉しいわね!

マネックス証券

マネックス証券

IPOの完全平等抽選が投資初心者にも人気のネット証券大手「マネックス証券」。

IPO実績(2023年)50社
抽選制度完全平等抽選
NISA対応

完全平等抽選でNISAにも対応しているので、初心者にもおすすめです。

また、口座開設数は約280万と、SBI証券や楽天証券(ともに1000万以上)より少ないため、IPOのライバルが少ないのも狙い目ですね。

【まとめ】IPO投資はデメリットもある

まとめ

この記事では、IPO投資のデメリットやメリット、おすすめの証券会社について解説してきました。

IPOのデメリットも分かったけど、僕は挑戦してみたい!

最後にこの記事の重要なポイントをまとめます。

  • IPOのデメリットは「当選確率の低さ」「公募価格割れの可能性」「資金拘束」
  • 公募価格を上回る可能性も高いなどメリットも多いので挑戦する価値はある
  • IPOするなら取扱数や抽選方法などから証券会社を選ぶことが大切

人気の高いIPO投資にもデメリットはあります。

しかし、デメリット以上にメリットもあるので、それぞれしっかり理解したうえで挑戦するとよいでしょう。

SBI証券・楽天証券・マネックス証券ならIPO取扱数も多く初心者にもおすすめです。

まずは、口座開設からスタートしてみましょう。

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