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・歯科関連株ってどんな銘柄があるの?
・「国民皆歯科検診」が話題だけど、恩恵は受けるのかな?
このようなお悩みを解決します。
かぶリッジの結論
全国にはおよそ7万件の歯科医院があり、実はコンビニよりも多い数です。
そんな歯科業界が今、投資家から注目を集めています。

なんで歯科関連株が投資で注目されているの?
歯科関連株が注目されている背景にあるのが、政府が推進する「国民皆歯科検診」。
高市首相も口腔ケアへのこだわりを公言しており、歯科業界全体への追い風が強まっています。
そこで本記事では、歯科関連株の基礎知識から注目の理由、おすすめ銘柄5選まで分かりやすく解説していきます。
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まずは、歯科関連株の基本的な知識を押さえておきましょう。
ここでは、歯科関連株の種類や、業界全体の市場規模について解説していきます。

「歯科関連株」って一言で言っても、いろんな企業がありそうだよね。
歯科関連株とは、歯科医療に関わる製品やサービスを提供する企業のこと。
プラットフォームや情報サービスを提供する「ITプラットフォーム」、治療機器や材料を製造する「機器・材料系」、機器や材料の輸入・販売を行う「流通・商社系」に分けられます。
| 分類 | 代表的な銘柄 | 事業の概要 |
|---|---|---|
| ITプラットフォーム系 | メディカルネット、Hiクラテス | 歯科医院の集客支援、情報サービス |
| 機器・材料系 | 松風、マニー、ナカニシ | 歯科用の治療機器、材料の製造・販売 |
| 流通・商社系 | マニー | 歯科用機器・消耗品の卸売・販売 |
世界の歯科業界の市場規模は、2026年の447億ドルから、2034年には1,183億ドルまで拡大すると言われており、グローバル展開を進める歯科関連株にとって大きな追い風となっています。
(FORTUNE BUSINESS INSIGHTSより)

年平均成長率は12.9%だよ!
後ほど紹介する5つの歯科関連株においても、グローバル展開を進め、高い世界シェアを誇っている会社が多いです。
そのため、世界の歯科業界の市場規模が拡大することは、各社ともに大きな恩恵を受けることになるでしょう。
| 会社名 | 海外売上高比率 |
|---|---|
| メディカルネット | 15.5% (26/5期計画) |
| 松風 | 58.6% |
| ナカニシ | 88% |
| マニー | 83.7% |
| Hiクラテス | ー |
また国内の歯科医療機器の市場規模に関しても、2024年から2029年で、58億ドルから73.2億ドルまで拡大するという予測もあります。

国内外ともに市場環境は良いんだね!

💡このパートの要約
「国民皆歯科検診」が歯科業界の追い風に!
歯科関連株が注目されている理由として、高市首相が「口腔の健康へのこだわり」について発言したことが挙げられます。
高市首相は2026年3月の参院予算委員会で、歯の健康管理へのこだわりについて「歯石を取ったり、クリーニングしたりしている」と説明。
※産経新聞「全身の健康につながる」高市首相、歯の治療を問われ口腔ケアの「こだわり」説明 参院委より
「全身の健康につながる」として、口腔ケアの重要性を強調しました。

首相自らが口腔ケアを実践・発信しているのはインパクトがあるね!
歯科関連株を語る上で欠かせないのが、「国民皆歯科検診」です。
すべての日本国民が、年に1度、歯科検診を受けることを義務付ける制度のこと。
2022年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針2022)」に、具体的な検討を進める方針として盛り込まれました。
この制度のゴールは、大きく①口腔環境を健康に保ち、健康寿命を伸ばすこと、②医療費の削減を目指すことという2つ。

高齢化が進む日本で、医療費の抑制は大きな課題だよね…
まだ義務化には至っていませんが、厚生労働省は、健康診断で歯周病の検査を実施する企業などを支援する方針を明らかにしています。
このように「国民皆歯科検診」が実現・普及していくことで、歯科業界全体の需要拡大が見込まれるでしょう。

患者数の増加によって、需要拡大につながるワン!
国民皆歯科検診だけでなく、高齢化や自由診療市場の拡大など歯科関連株には大きな追い風が吹いています。
特に、歯科診療所を受診する患者のうち46%が65歳以上だと言われており、高齢化が進む日本にとって需要の底上げ要因となっています。

昔と比較して、65歳以上の割合がかなり上がっているね!
今回は歯科関連株の中から、5社を厳選して紹介します。
| 銘柄名 | コード | 市場 | 株価 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|---|---|
| メディカルネット | 3645 | グロース | 301円 | 32.4億円 | 22.80倍 |
| 松風 | 7979 | プライム | 1,698円 | 607億円 | 12.85倍 |
| ナカニシ | 7716 | スタンダード | 2,776円 | 2,559億円 | 20.60倍 |
| マニー | 7730 | プライム | 1,836円 | 1,964億円 | 28.04倍 |
| Hiクラテス | 4172 | スタンダード | 2,335円 | 52.0億円 | 11.53倍 |
| 社名 | 株式会社メディカルネット |
|---|---|
| 銘柄コード | 3645 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 時価総額 | 32.4億円 |
| PER・PBR | 22.80倍・1.40倍 |
メディカルネット(3645)は、歯科×インターネットというユニークな領域で事業を展開する企業です。
インターネットを活用した「歯科医療の総合ビジネス(プラットフォームビジネス)」を展開し、医療や生活関連情報サービスを提供しています。

医療機関経営支援事業が、売上の7割を占める主力事業だワン!
また、国内外で事業領域を広げており、タイでの歯科クリニック開業支援も展開。
加えて、2025年6月には日本最古の歯科機器メーカー「ヨシダ」と資本業務提携を締結するなど、事業基盤の強化にも取り組んでいます。

2026年5月期第3四半期の連結業績は、売上高49.5億円(前年同期比12.0%増)、営業利益1.21億円(同104.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1.25億円となりました。
前年同期は1.45億円の純損失でしたが、今期は黒字転換を達成しています。
歯科商社事業の利益拡大に加え、医療BtoB事業の黒字化、為替差益などが各段階利益の押し上げ要因となりました。

赤字から黒字への転換に成功したワン!
| 2025年5月期3Q | 2026年5月期3Q | 前年同期比 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,421 | 4,950 | +12.0% |
| 営業利益 | 59 | 121 | +104.1% |
| 経常利益 | 90 | 226 | +149.2% |
| 親会社株主帰属純利益 | -145 | 125 | 黒字転換 |
メディカルネットは、安定的な利益還元を実施する方針です。
2026年5月期の配当予想は、1株当たり3円(配当性向23.0%)となっています。
前期(2025年5月期)も1株当たり3円の配当を実施しましたが、前期は当期純損失の計上により、配当性向は△38.4%となっています。

今期は黒字化により適正な配当性向に戻る見込みだワン!
| 2025年5月期 | 2026年5月期(予想) | |
|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 3.00円 | 3.00円 |
| 配当性向 | △38.4% | 23.0% |
配当方針としては、内部留保をM&Aや人的投資に活用し、中長期的な企業価値向上を目指すとしています。
成長投資と株主還元のバランスを取りながら、企業価値の向上を図る姿勢は評価できるでしょう。
同社の決算はブリッジレポートで、将来性についてはnoteで詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。


| 社名 | 株式会社松風 |
|---|---|
| 銘柄コード | 7979 |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | 精密機器 |
| 時価総額 | 607億円 |
| PER・PBR | 12.85倍・1.33倍 |
松風(7979)は、歯科医院や歯科技工所で使用される歯科材料・機械器具の研究開発や販売を行う企業です。
特に人工歯や研削材の分野に強みがあり、国内シェアトップを誇っています。


ちなみにネイル事業も展開しているよ!
歯科材料は消耗品的な性格が強く、受診者数の増加が売上に直結しやすいという特性があります。
歯科市場の拡大局面で恩恵を受けやすい銘柄のひとつです。
| 社名 | 株式会社ナカニシ |
|---|---|
| 銘柄コード | 7716 |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | 精密機器 |
| 時価総額 | 2,559億円 |
| PER・PBR | 20.60倍・2.03倍 |
ナカニシは「削るテクノロジー」に強みを持ち、歯を削るデンタル事業、骨を削るサージカル事業、金属を削る機工事業の3つを展開する企業です。
特に歯科用ハンドピース(回転機器)では、28%の世界シェアを持ち、グローバルNo.1シェアを実現しています。

先進国マーケットでのシェア率が高いワン!
デンタル事業(歯科関連事業)では、主に3つの製品を展開しています。


超高速回転技術と超音波技術の分野で、高い技術力を持っているよ!
| 社名 | マニー株式会社 |
|---|---|
| 銘柄コード | 7730 |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | 精密機器 |
| 時価総額 | 1,964億円 |
| PER・PBR | 28.04倍・3.19倍 |
マニーは、医療機器の製造販売・輸入販売を行う企業です。
サージカル関連製品、アイレス針関連製品、デンタル関連製品の3セグメントに分かれており、「デンタル関連製品」が歯科事業に該当します。


デンタル事業の治療機器は1,500種類以上あるよ!
特に、ダイヤバー、リーマ・ファイルの製品は、アジア地域でトップシェアを確立。
120以上の国・地域で販売をしており、海外売上高比率は83.7%となっています。

2026年8月期には、過去最高益を更新する見込みです。
2026年8月期 通期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|
| 2023年8月期 | 244.8 | 72.4 | 59.5 |
| 2024年8月期 | 285.1 | 83.9 | 62.8 |
| 2025年8月期 | 299.6 | 81.9 | 51.6 |
| 2026年8月期 | 328.0 | 92.0 | 64.5 |
| 社名 | Hiクラテス株式会社(旧:東和ハイシステム) |
|---|---|
| 銘柄コード | 4172 |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 時価総額 | 52.0億円 |
| PER・PBR | 11.53倍・1.23倍 |
Hiクラテス(4172)は、歯科医院向けの電子カルテ統合システムの研究開発・販売に特化した企業です。

26年1月に「東和ハイシステム」から社名を変更したワン!
2023年には日立製作所と共同で、AIを活用して音声でカルテに入力できる「AI・音声電子カルテ統合システム」を開発・リリース。

このサービスが好調に推移したことで、2026年2月の1Q決算発表時に2Qの業績予想を上方修正しましたが、2026年9月期の業績予想は据え置きとなっております。
| 前回発表予想 | 今回修正予想 | |
|---|---|---|
| 売上高 | 12.40億円 | 12.58億円 |
| 営業利益 | 2.94億円 | 3.55億円 |
| 経常利益 | 3.44億円 | 4.13億円 |
| 当期純利益 | 2.35億円 | 2.77億円 |
| EPS | 105.6円 | 124.7円 |

2026年9月期は、過去最高の売上と利益を見込んでいるよ!


歯科関連株について、よくわかったよ!
この記事では、歯科関連株の基本情報や、注目されている背景にある「国民皆歯科検診」という国策、歯科関連銘柄について詳しく解説してきました。
最後に、本記事の重要なポイントを振り返っておきましょう。
かぶリッジの結論
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