今回はIPO企業の中から、12月25日に東証グロースに上場予定のリブ・コンサルティング(480A)をご紹介します。
リブ・コンサルティングは、総合経営コンサルティング業務及び企業経営に関する教育・研修プログラムの企画・運営を行う企業です。
想定時価総額は58.9億円で、サービス業のIPOとなっています。
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この記事の監修者

執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
リブ・コンサルティングのIPO基本情報
ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。
| 上場日 | 12月25日(木) |
|---|---|
| かぶリッジ独自の初値予想 | A(1.5倍以上1.7倍未満) ※想定価格920円から、1,380円~1,563円 |
| 企業Webサイト | https://www.libcon.co.jp/ |
| 取り扱い証券 | SMBC日興証券(主)、野村證券、SBI証券、岡三証券など |

主幹事はSMBC日興証券だよ!
リブ・コンサルティングのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
| 想定価格 | 920円 |
|---|---|
| 仮条件 | 12月9日(火)発表予定 |
| ブックビルディング期間 | 12月10日(水)~12月16日(火) |
| 当選発表日 | 12月17日(水) |
| 公開価格 | 12月17日(水)発表予定 |
| 申込期間 | 12月18日(木)~12月23日(火) |
| 上場日 | 12月25日(木) |
| 初値 | 12月25日(木)発表予定 |

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

リブ・コンサルティングのIPO初値予想

想定時価総額58.9億円、吸収金額17.5億円の小型案件です。
公募比率が78.8%と非常に高い点も初値の引き上げ要因となるでしょう。
一方で、オファリングレシオが32.4%とやや高めな点はマイナスの影響を与え得ます。
加えて、業績面では2023年12月期に組織変更や人材採用の影響で赤字となっており、2024年12月期に回復したものの、成長の継続性には注意が必要です。
これらの点から、IPO評価: A(予想レンジ1.5倍以上1.7倍未満=1,380円~1,563円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
ちなみに
初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
リブ・コンサルティングの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
| SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | SMBC日興証券 | 松井証券 | 岡三証券 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取扱数 | 76 | 50 | 54 | 52 | 55 | 49 |
| 主幹事数 | 11 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 |
抽選方法 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選 | 完全平等抽選 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 取引実績に応じて優遇抽選 |
| 事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の関 厳氏は同社の代表取締役です。
また第2位の権田 和士氏は常務取締役として、人事や新規事業開発に携わっています。
| 株主名 | 比率 |
|---|---|
| 関 厳 | 63.97% |
| 権田 和士 | 15.15% |
| 榎園 利浩 | 8.42% |
| 加藤 有 | 5.05% |
| 同社の従業員 | 0.69% |
| 同社の従業員 | 0.69% |
| 中川 貴裕 | 0.60% |
| 株式会社310 | 0.50% |
| 同社の従業員 | 0.37% |
| 同社の従業員 | 0.35% |

経営陣による保有が中心で、関氏、権田氏、加藤氏には180日のロックアップ期間が設定されているよ!
リブ・コンサルティングの業績情報


| 決算期 | 2023年12月 | 2024年12月 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,957 | 4,976 |
| 成長率 | ー | +25.8% |
| 経常利益 | -23 | 493 |
| 成長率 | ー | ー |
| 経常利益率 | 0.0% | 9.9% |
| 当期純利益 | -58 | 272 |
| 成長率 | ー | ー |
| EPS | -6.6 | 44.0 |
| BPS | 254.5 | 298.6 |
単位(売上・利益):百万円
※2025年9月16日付で普通株式1株につき1,700株で株式分割を実施。
2023年12月期期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定。
リブ・コンサルティングの業績を見てみると、売上高は右肩上がりで成長しています。
2024年12月期の連結売上高は49億76百万円、経常利益は4億93百万円と、経常利益率9.9%を達成しました。
2023年12月期は組織変更や人材の積極採用を行った影響で一時的に赤字となりましたが、2024年12月期には大きく回復しています。

2025年12月期第3四半期時点で売上高44億13百万円、経常利益5億66百万円と、前年を上回る勢いで推移しているね!
大企業に特化したコンサルティング会社が多い中、同社はベンチャーから中堅、中小企業、大企業まで幅広い顧客層に対してコンサルティングを実施しています。
「”100年後の世界を良くする会社”を増やす」という経営理念のもと、戦略から実行までを一気通貫で支援する伴走型コンサルティングを標榜し、着実に事業を拡大しています。
リブ・コンサルティングの事業内容
リブ・コンサルティングは、「”100年後の世界を良くする会社”を増やす」を経営理念として掲げる総合経営コンサルティングファームです。
2012年に関 厳氏が創業し、ベンチャーや中小企業に特化したコンサルティングという業界初のビジネスモデルで成功を収めました。

約95%のコンサル会社が大手企業向けにビジネス展開する中、独自のポジショニングを確立したんだよ!
そして今では、ベンチャーから大企業まで幅広い顧客層をターゲットにコンサルティングを行っています。
事業の特徴
同社グループは、国内および海外においてコンサルティング事業を主に展開しています。
事業内容はコンサルティング事業の単一セグメントです。
主要な子会社

- 株式会社Flow Group:登録フリーコンサルタントにコンサルティング案件を紹介するコンサルティング業界特化型の人材事業
- 株式会社Goofy:セールスフォースの導入や活用支援に特化したコンサルティング事業
- 株式会社プルーセル:営業代行業務
- 株式会社Impact Venture Capital:ベンチャー投資
- LiB Consulting(Thailand) Co., Ltd.:タイでのコンサルティング事業
同社の最大の特徴は、ミッションドリブンであることです。
完成された大企業を守るのではなく、これからの時代を築いていく会社の支援に全力を注いでおり、自らを「討幕派」と称しています。
国内拠点に加えてタイに海外拠点を構えるほか、韓国・中国においてもアライアンス先との連携を通じて、アジア全域をカバーするコンサルティング体制を整えています。

戦略から実行までを一気通貫で支援する伴走型コンサルティングで、急成長企業から成熟企業まで企業変革を推進しているんだワン!
※同社の事業内容分析は近日中にアップデートいたします。
直近IPOの初値予想と騰落結果
直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
| 企業名 | 上場日 | 市場 | かぶリッジ予想 | 初値(公開価格比) |
|---|---|---|---|---|
| ノースサンド | 11/21 | グロース | C(1倍~1.3倍未満) | 1.07倍 |
| ハンワホームズ | 11/17 | 名証ネクスト | B(1.3倍~1.5倍未満) | 1.10倍 |
| クラシコ | 11/5 | グロース | S(1.7倍~) | 2.35倍 |
| NE | 10/24 | グロース | S(1.7倍~) | 1.03倍 |
| インフキュリオン | 10/24 | グロース | C(1倍~1.3倍未満) | 0.93倍 |
条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。
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