あおぞら銀行（8304）上期経常利益が30.5％減益で着地。予想に修正は無し

かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。

ニュース内容

あおぞら銀行（8304）は11月15日、第2四半期決算を発表しました。

連結経営成績は以下の通りとなっています。

• 経常収益：1,151億28百万円（前年同期比▲15.1%）
• 経常利益：99億94百万円（同▲30.5%）
• 親会社株主に帰属する中間純利益：119億19百万円（同▲1.1%）

主な理由は、海外不動産市場の環境悪化により市場の流動性が低下したことです。

あおぞら銀行は、不動産に関連するファンド商品の提供や再生ファンドの設立、M＆Aアドバイザリー業務を手掛けており、こうした事業領域の影響を強く受けています。

配当は実施が発表されたものの、前年同期比で減少しており、前期の大幅減配の影響が依然として続いている状況です。

今期の業績予想に修正はなく、黒字転換を見込んでおり、大和証券グループとの業務提携による経営立て直しが期待されています。

また、日銀による利上げが業績の回復を後押しすれば、株価の上昇が見込める可能性があります。

以下はあおぞら銀行の株価チャートです。

今週はメガバンクの好決算に引き寄せられ、株価が上昇傾向にあります。

本日（15日）も1.66%の上昇を記録しましたが、決算発表後のPTS取引では株価が下落している状況です。

詳細は同社IRニュースをご確認ください。

企業情報・株価

企業名	あおぞら銀行
市場・証券コード	東証プライム：8304
時価総額	3,802億円
PER・PBR	17.65倍・0.82倍
11/15終値	2,719.5円（+1.66%）
1ヵ月前の株価 *10/15終値	2,678.5円

ひとこと

銀行株は、日銀の利上げ期待が高まっていることから今後も引き続き注目ですね！

来週は、東京海上、SOMPO、MS&ADといった大手損保の決算発表が控えています。

メガバンクに続き、好決算を期待しましょう😏