シマダヤ（250A）のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、10月1日に東証スタンダードに上場予定のシマダヤ（250A）をご紹介します。

シマダヤは、麺類及び関連食料品の企画開発・販売を行う企業です。

想定時価総額は285.9億円で、食料品業のIPOとなっています。

シマダヤのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日	10月1日（火）
かぶリッジ独自の初値予想	D（1.0倍未満） ※想定価格1,880円から、1,880円未満
企業Webサイト	https://www.shimadaya.co.jp/
取り扱い証券	大和証券（主幹事）、SBI証券、楽天証券 など

シマダヤのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格	1,880円
仮条件	1,620~1,880円
ブックビルディング期間	9月12日（木）～9月19日（木）
当選発表日	9月20日（金）
公開価格	1,880円
申込期間	9月24日（火）～9月27日（金）
上場日	10月1日（火）
初値	1,760円

シマダヤのIPO初値予想

ちなみに

シマダヤの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名	割当率	割当株数
大和証券（主幹事）	89.57%	2,349,200株
東海東京証券	3.48%	91,200株
みずほ証券	1.74%	45,600株
岡三証券	1.74%	45,600株
SBI証券	1.74%	45,600株
楽天証券	1.74%	45,600株

当選しやすい証券会社ランキング

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名	取扱数	主幹事数	抽選方法	事前入金
SBI証券	91	18	完全平等抽選: 60％ IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30％ 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%	必要
楽天証券	59	0	完全平等抽選	必要
SMBC日興証券	52	18	完全平等抽選: 10％ ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て	必要
松井証券	67	0	配分予定数量の70％以上を抽選	不要
岡三証券	49	3	取引実績に応じて優遇抽選	不要
マネックス証券	51	6	完全平等抽選	必要

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の株式会社メルコホールディングスが親会社となっています。

シマダヤは、メルコホールディングスの完全子会社です。

株主名	比率
株式会社メルコホールディングス	100%

シマダヤの業績情報

決算期	2020年3月	2021年3月	2022年3月	2023年3月	2024年3月
売上高	34,640	31,142	31,265	34,115	38,973
成長率	ー	-10.1%	+0.4%	+9.1%	+14.2%
経常利益	1,912	1,572	1,466	2,377	3,474
成長率	ー	-17.8%	-6.7%	+62.1%	+46.2%
経常利益率	5.5%	5.0%	4.7%	7.0%	8.9%
当期純利益	1,441	983	1,050	1,834	2,524
成長率	ー	-31.8%	+6.8%	+74.7%	+37.6%
EPS	94.8	64.7	69.1	120.6	166.0
BPS	1,203.6	1,247.8	1,286.6	1,285.7	1,041.5

2024年3月期は売上高38,973百万円（前年同期比+14.2%）、経常利益3,474百万円（前年同期比+46.2%）と増収増益となりました。

これは、記録的猛暑による夏季商品の拡大や、同社の商品である「太鼓判」や「真打」などの付加価値商品の営業活動を強化したことなどが要因です。

また、生産効率の改善や経費抑制などにも努めることで、利益を確保し、増益も実現しています。

シマダヤの事業内容

シマダヤは「おいしい笑顔をお届けします」という経営コンセプトのもとで、主に麺類の製造及び販売を行っている会社です。

同社と連結子会社4社から構成されており、各会社の関係は以下の図のようになっています。

上図の通り、シマダヤ関東(株)、シマダヤ東北(株)、シマダヤ西日本(株)などの連結子会社が製品を製造し、同社が販売するというビジネスモデルです。

シマダヤが販売する製品は、家庭用と家庭用に分けることができます。

それぞれ解説していきます。

家庭用事業

チルドめんと冷凍めんを主として、スーパーマーケットや小売店・コンビニエンスストアなどで販売しています。

家庭用チルドめん

消費者のニーズに合わせた商品を販売しています。

代表的な商品は、ゆでずにさっと水でほぐすだけで食べられる「流水麺」や、からだにやさしい「健美麺」など。

家庭用冷凍めん

家庭の食シーンやニーズに合わせた商品を販売しています。

長期保存が可能で買い置きに便利な冷凍めんを、素材めんから具付きめんまで幅広く展開中です。

業務用事業

従業員食堂や学校給食・サービスエリアなどの外食産業向けに販売しています。

うどん・そば・ラーメン・パスタなどの冷凍麵が主力商品です。

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近でIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名	上場日	初値予想	初値騰落結果
Cross Eホールディングス	8/29	D（~1.0倍）	0.92倍
オプロ	8/21	B（1.3~1.5倍）	1.29倍
Faber Company	7/31	C（1.0~1.3倍）	1.19倍
Heartseed	7/30	A（1.5~1.7倍）	1.33倍
Liberaware	7/29	S（1.7倍~）	1.46倍

初値はおおむね予想通りとなりました。

日経平均も徐々に回復しつつある中で、今後の動きに引き続き注目です。