かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。
ニュース内容
ハイデイ日高(7611)は、10月6日に「2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信」および「剰余金の配当(中間配当)および期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」を発表しました。
ハイデイ日高は、「日高屋」を中心に首都圏で飲食店チェーンを展開する企業です。
今回の第2四半期決算では、売上高・利益ともに大幅な増収増益を達成し、非常に好調な業績を示しました。
第2四半期累計期間の業績は以下の通りです。
2025年2月期第2四半期 | 2026年2月期第2四半期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 26,881 | 30,754 | +14.4% |
営業利益 | 2,780 | 3,663 | +31.8% |
経常利益 | 2,824 | 3,680 | +30.3% |
中間純利益 | 1,887 | 2,490 | +31.9% |
1株当たり中間純利益 | 49.72 | 68.45 | – |
※単位は百万円
売上高は前年同期比14.4%増の307億54百万円と二桁成長を達成しました。
特に注目すべきは営業利益が31.8%増、中間純利益が31.9%増の大幅増益となった点です。
業績好調の要因として、新店の売上が好調であること、既存店の来店客数の持続的な伸長、各種ポイントやキャッシュレス関連キャンペーン、営業時間の延長などが挙げられています。
店舗展開については、当中間期に新規出店11店舗(東京都3店舗、埼玉県1店舗、神奈川県2店舗、栃木県1店舗、茨城県1店舗、群馬県3店舗)を行い、8月末の直営店舗数は465店舗となりました。
また、配当面でも株主還元を強化しており、中間配当を前回予想から1円増配し23円、期末配当も1円増配し23円とすることを決議しました。
第2四半期末 | 期末 | 合計 | |
---|---|---|---|
前回予想 (2025年4月11日公表) | 22円 | 22円 | 44円 |
今回修正予想 | 23円 | 23円 | 46円 |
前期実績 (2025年2月期) | 18円 | 26円 (普通配当20円) (特別配当6円) | 44円 |
年間配当金は46円となる見込みで、前期の44円から2円の増配となります。
財政状態については、自己資本比率が71.9%と高水準を保っており、健全な財務体質を維持しています。
詳細は同社IRニュースをご確認ください。
企業情報・株価
企業名 | 株式会社ハイデイ日高 |
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市場・証券コード | 東証プライム・7611 |
時価総額 | 約1,398億円 |
PER・PBR | 32.86倍・5.96倍 |
本日(10月6日)終値 | 3,665円 |
1か月前の株価(9月5日終値) | 3,720円 |
ひとこと
ハイデイ日高の第2四半期決算は、売上高14.4%増、営業利益31.8%増と素晴らしい業績ですね。
新規出店の効果や既存店の来店客数増加が利益を大きく押し上げており、積極的な店舗展開戦略が功を奏しています。
特に北関東エリアへの出店拡大により、さらなる成長余地が期待できそうです。
配当面でも、中間・期末ともに1円増配し年間46円とすることで、株主還元姿勢を明確に示しています。
自己資本比率71.9%という財務の健全性を保ちながら、積極的な成長投資と株主還元の両立を図る経営は高く評価できます。
「日高屋」ブランドの強さと、外食市場での確固たるポジションを活かした今後の成長に期待です👍