かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。
ニュース内容
ランドネット(2991)は、9月12日に「2025年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」及び「2025年7月期 決算説明資料」を発表しました。
ランドネットは、独自の不動産データベースを活用した「ダイレクト不動産」により、中古不動産の買取・販売を中心とした不動産売買事業を主力とする企業です。
今回の決算では、売上高・利益ともに2桁成長の大幅増収増益を達成し、好調な業績を示しました。
2025年7月期の連結業績は以下の通りです。
2024年7月期 | 2025年7月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 77,790 | 95,992 | +23.4% |
営業利益 | 2,785 | 3,744 | +34.4% |
経常利益 | 2,518 | 3,311 | +31.5% |
当期純利益 | 1,840 | 2,384 | +29.5% |
※単位は百万円
売上高は前年同期比23.4%増の959億92百万円と大幅な増収を達成。
特に注目すべきは営業利益が34.4%増の大幅増益となった点で、上場来年平均成長率22.8%を上回る高い成長を維持しています。
不動産売買事業では、取引件数の増加により売上高94,713百万円(前年同期比23.5%増)を達成。独自の不動産データベースを活用したダイレクト仕入が全体の72%を占め、圧倒的な競争優位性を示しています。
また、配当予想も増配修正されており、期末配当を従来予想の19.55円から20.00円に引き上げています。
株式分割を実施
同社は2025年11月1日付で1株につき2株の割合での株式分割を実施予定と発表しました。
この株式分割により投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図る狙いです。
2026年7月期予想と中期戦略
2026年7月期の業績予想については、売上高110,598百万円(前期比15.2%増)、経常利益3,971百万円(同19.9%増)を見込んでおり、継続的な成長基調を維持する見通しです。
中期経営計画では、2028年7月期に売上高1,654億円、経常利益57億円の達成を目標としており、長期的には売上高5,000億円、経常利益200億円という壮大なビジョンを掲げています。
営業人員の拡大にも積極的で、2026年7月期末時点で568人(25.3%増)の体制を計画しており、成長に向けた人的投資を強化しています。
企業情報・株価
企業名 | 株式会社ランドネット |
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市場・証券コード | 東証スタンダード・2991 |
時価総額 | 約175億円 |
設立 | 1999年9月 |
PER・PBR | 7.49・1.73 |
9月12日終値 | 1,462円 |
1か月前の株価(8月12日終値) | 1,205円 |
ひとこと
ランドネットの決算を見ると、売上高23.4%増、営業利益34.4%増という素晴らしい成長を達成していますね!
特に独自の不動産データベースを活用した「ダイレクト不動産」というビジネスモデルが際立っており、ダイレクト仕入比率72%という圧倒的な競争優位性を築いています。
株式分割の実施と配当増額により、株主還元にも積極的な姿勢を示しており、投資家にとって魅力的な材料が揃っています。
上場来の年平均成長率22.8%を維持しながら、2028年7月期には売上高1,654億円という中期目標、さらには長期的に売上高5,000億円という壮大なビジョンを掲げており、不動産業界でのさらなる成長が期待できそうです。
営業人員の25%増員計画など、成長に向けた積極投資も評価できるポイントです✨