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タムロン(7740)90円→105円に15円の増配を発表。過去最高益予想の中で株主還元にも積極的。

タムロン(7740) 90円→105円に15円の増配を発表 過去最高益予想の中で 株主還元にも積極的。

かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。

ニュース内容

タムロン(7740)は、12月17日15:30に「配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」を発表しました。

タムロンは、監視カメラレンズをはじめとする”レンズ”を世界的に展開する精密機器業の企業です。

増配の内容は以下の通り。

第2四半期末期末年間
前回予想70円90円
今回修正予想105円
当期実績70円
前期実績(2023年12月期)35円135円170円
※表内数値は1株当たり配当金

このように、期末の年間配当を90円から105円に15円増額修正しました。

これに伴って予想配当利回りは、3.25%となる見込みです。(株価は12/17終値)

同社は、企業価値の一層の向上を図ることを目的として24年12月期に以下の方針を立てており、今回の増配もこの一環となっています。

  • 配当性向40%程度の継続的な配当の実施
  • 1株当たり年間配当金の下限を100円に設定
    ※7月1日付の株式分割後の1株当たり配当金の下限は50円
  • 総還元性向60%程度を目安とする機動的な自己株式の取得

具体的に、24年12月期には以下の取り組みを実施しました。

  • 上限を40万株(発行済み株式数の1.89%)、または20億円とする自社株買い(取得期間は2/9~3/31)
  • 6月18日に20円の増配を発表
  • 6月30日を基準日として1株を2株へ株式分割
  • 8月8日に10円の増配を発表

株主還元を積極的に行っており、力を入れていることが分かります。

このように株主還元に力を入れられるのは、業績が好調であることが理由と言えるでしょう。

以下は24年12月期の連結業績予想です。

  • 売上高:890億円(前年同期比+24.6%)
  • 営業利益:196億円(前年同期比+44.0%)
  • 経常利益:195億円(前年同期比+39.6%)
  • 当期純利益:144.3億円(前年同期比+33.5%)

増収・増益を果たしており、営業利益・経常利益・当期純利益ともに過去最高益を更新する見通しとなっています。

詳細は同社IR情報をご確認ください。

企業情報・株価

企業名株式会社タムロン
市場・証券コード東証プライム・7740
時価総額1,982.60億円
PER・PBR12.35倍・2.29倍
12/17 終値4,310円
1ヵ月前の株価
*11/15終値
4,265円

ひとこと

レンズに強みを持つタムロンですが、上述したように過去最高益を更新する見通しで、今回は増配を発表しました。

株主還元にかなり力を入れているようですし、投資家からしたら安心感がある企業と言えそうですね!📷

長期的に見ると株価はかなり上がっていますし、今後の成長にも期待していきたいです。👍

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