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タイミー(215A)24/10期の通期決算が好感されストップ高に。3Q決算以降の続落から脱却なるか。

タイミー(215A) 24/10期の通期決算が好感され ストップ高に。 3Q決算以降の続落から脱却なるか。

かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。

ニュース内容

タイミー(215A)が12月12日15時30分に、2024年10月期の通期決算を発表しました。

タイミーはスキマバイトアプリの運営を主とするサービス業の企業です。

今回の決算における経営成績(非連結)は以下の通り。

  • 売上高:26,880百万円(前年同期比+66.5%)
  • 営業利益:4,247百万円(前年同期比+117.0%)
  • 経常利益:3,924百万円(前年同期比+103.9%)
  • 当期純利益:2,797百万円(前年同期比+55.2%)

24年10月期の経常利益(非連結)は前年同期比+103.9%の39.2億円に伸びました。

増収・増益となった理由は以下の通り。

増収理由

  • 人手不足を背景としたサービス利用企業の増加
  • 特に小売業界のアクティブアカウント数が堅調に増加

※アクティブアカウント数…月に1度以上、求人を掲載した企業の数

増益理由

  • ワーカーマーケティグ費用を低減
  • マーケティング費用全体や営業利益水準のバランスを見ながら、クライアントマーケティングに積極的に投資

以下のグラフはアクティブアカウント数の推移です。

小売業界をはじめとしてアクティブアカウント数が増加し、全体では前年比+77.1%と大きく増加しました。

また、2025年10月期の業績予想は以下の通りになっています。

  • 売上高:34,394~35,700百万円(前年同期比+28.0~32.8%)
  • 営業利益:6,000~6,710百万円(前年同期比+41.3~58.0%)
  • 経常利益:5,943~6,653百万円(前年同期比+51.4~69.5%)
  • 当期純利益:4,382~4,932百万円(前年同期比+56.7~76.3%)

このように来期も増収・増益を見込んでいます。

4期連続で過去最高益を更新する見通しです。

また、闇バイトが社会問題化していることを受けて、事業者の実態を再確認したり、求人内容を掲載前にチェックするなどの方針を明らかにしています。

顧客の信頼を担保しつつ、さらなる利用拡大に向け取り組む方針です。

詳細は同社IRニュースをご確認ください。

企業情報・株価

企業名株式会社タイミー
市場・証券コード東証グロース・215A
時価総額1,447.12億円
PER・PBR31.1倍・15.94倍
12/12 終値1,190円
1ヵ月前の株価
*11/12終値
987円

ひとこと

24/10期3Qの決算においては進捗率が悪く、投資家の期待に届かなかったこともあり、株価は続落していました。

このように続落していた点で注目されていましたが、今回の決算を受けて、12/13の始値は+17.2%の1,395円、9:26にはストップ高となる1,490円まで急騰。🆙

しかし上述した通り、闇バイトへの対応強化が必要になったり、メルカリハロなどの競合への対策が求められるなど課題は山積みのように感じます。

これらの課題にどう立ち向かい、成長を遂げていくのか注目していきたいですね👍

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