前週末の日経平均は前週末比90円高、TOPIXは21P高でした。
個別銘柄は、以下の防衛関連が買われました。
- 三菱重工業(7011)
- 川崎重工業(7012)
- 東京計器(7721)
ヘグセス米国防長官が6日に演説し、日本などの同盟国は数年以内に国内総生産(GDP)比で5%まで国防費を引き上げる目標を導入するよう求めた事が好感されました。
フォーカスシステムズ(4662)が大幅高でした。筑波大学と出願申請をしていた「三次電池、IoT機器」が特許の認定を受けたと発表がキッカケとなりました。
以下の水処理装置関連が上昇しました。
- 三菱化工機(6331)
- 月島ホールディングス(6332)
大和証券がインフラ老朽化が深刻な上下水道の更新需要に期待から目標価格を引き上げが好感されました。
鈴茂器工(6405)が急騰しました。「スシロー」の海外展開に関する報道が追い風となりました。すしロボットでトップシェアを誇る同社に、今後の同社製品の需要増への期待が増加しました。
一方で、大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)が大幅安でした。大和証券が「1」から「3」へ2段階格下げ。目標株価を2,600円から2,300円に引き下げた事が嫌気されました。
小松製作所(6301)が売られました。SMBC日興証券が、目標株価を6,000円→5,000円に引き下げたがキッカケとなりました。米国関税影響に対する価格転嫁方針の不透明感が強いと示しています。
竹内製作所(6432)もSMBC日興証券が格下げとしました。販売数量減少や米国関税影響で大幅減益を予想しました。しかし、目標株価は4,600円から5,000円に引き上げています。
今朝のNYダウは215ドル安、ナスダックは32P安、S&P500は23P安でした。
エヌビディアが買われました。米商務省が同社に対し、中国へのH200チップ輸出を間もなく認可する方針が好感されました。
一方で、工業用ガスのエアープロダクツ&ケミカルズが大幅安でした。ノルウェーのヤラ・インターナショナル社と、米国およびサウジでのアンモニア関連プロジェクトに関する長期パートナーシップ構築に向けた協議が背景にあります。
今日の予定
●12/9(火)
【国内】
11月マネーストック(8:50)
11月工作機械受注(15:00)
5年国債入札
【海外】
FOMC(~12/10)
米10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数(24:00)
米10年国債入札
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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