昨日の日経平均は前週末比629円高、TOPIXは18P高で終了しました。
個別銘柄は、キオクシアホールディングス(285A)が大幅高でした。同社株価との連動性が高まっているサンディスクが米国市場で13%高となった事がきっかけとなりました。
以下の半導体関連の上昇が目立ちました。
- 東京エレクトロン(8035)
- アドバンテスト(6857)
- ディスコ(6146)
TOWA(6315)がストップ高でした。減収減益ではあるものの、売上高は従来の見通しを上回りました。高付加価値製品の売上比率が上昇したことで各利益について前回予想から大きく上振れして着地しました。
メルカリ(4385)が大幅高でした。第1四半期の決算を発表、営業利益は88.9億円で前年同期比2倍の水準となりました。60億円程度であった市場予想を大幅に上回った事が追い風となりました。マーケットプレイスのGMVは想定通りに回復していますが、これまでの施策効果により期待以上の収益力上昇しています。
一方で、オムロン(6645)が大幅下落でした。第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は113億円で前年同期比12.5%減と減益が嫌気されました。市場予想も15億円ほど下回っています。
古河電気工業(5801)が売られました。14:00に決算を発表し、26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比8.0%増の205億円でしたが、通期計画の520億円に対する進捗率は39.4%にとどまり、5年平均の54.7%も下回った事がネガティブ視されました。
日本アクア(1429)は、7-9月期(3Q)の経常利益は前年同期比4.3%減の6.5億円に減り、売上営業利益率は前年同期の8.7%→7.8%に悪化した事で下落しました。
今朝のNYダウは381ドル高、ナスダックが522P高、S&P500は103P高でした。
米連邦政府機関の一部閉鎖の解除に向け前進したことが好感されました。
個別銘柄は、イーライリリーに買いが強まっており、最高値を更新しました。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の886ドルから1104ドルに引き上げが好感されました。
AMDが買われました。同社は明日、投資家説明会を開催しますが、市場での期待感が高まっています。
一方で、ユナイテッドヘルスやヒューマナなど医療保険株が軟調でした。米上院が政府機関閉鎖の終結に向けて前進する中、医療政策で民主党が成果を得られなかったことを嫌気されました。
今日の予定
●11/11(火)
【国内】
10月景気ウォッチャー調査(14:00)
30年国債入札
【決算】
ソフトバンクグループ、ソニーグループ、りそなホールディングス、住友不、鹿島、ネクソン、セコム、川崎重工業、大成建、キリンホールディングス、JX金属、ダイフク、光通信、ゼンショーホールディングス、楽天銀行、サントリー食品インターナショナル、出光興産、KOKUSAI、東急、三井金属、TBSホールディングスなど
【海外】
中国独身の日
独11月ZEW景況感指数(19:00)
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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