先週の日経平均は前週末比3112円高、TOPIXは62P高でした。
10月の日経平均株価は月間で7478円(17%)高となり、7カ月連続で上昇しました。月間の上げ幅は過去最大で、7カ月連続の上昇は、9カ月連続だった2013年4月までのアベノミクス相場以来となりました。
ただ、TOPIXは194p(6%)高に止まり、グロース250は31p(4%)安でした。
週間の個別銘柄は、イビデン(4062)が週間で39%高でした。電子事業で生成AI向けを中心に高付加価値製品の受注が堅調に推移した事で、通期の業績予想を上方修正し、中間配当における記念配当10円実施や1対2の株式分割が好感されました。また、日本経済新聞社が、日経平均株価の構成銘柄からニデックを除外し、同社を補充すると発表も材料視されました。
アドバンテスト(6857)が大幅高でした。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益が前年同期比2.4倍の1698億円に急拡大した事や、自社株買いなどが評価されました。
レーザーテック(6920)は、アレテイアキャピタルが目標価格を35000円にしたとの報道で買われました。
日立製作所(6502)は週間で16%高でした。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比61.8%増の4728億円に拡大が評価されました。
送電網設備の更新や再エネ電源接続の需要を追い風にパワーグリッド事業が好調に推移しています。
一方で、ニデック(6594)が大幅安でした。東京証券取引所は27日の取引終了後、同社を特別注意銘柄に28日付で指定すると発表が嫌気されました。日本経済新聞社は27日の取引終了後、ニデックを日経平均株価の構成銘柄から除外すると発表し、株価指数連動型のファンドによる売り需要が意識されました。
DMG森精機(6141)が売られました。25年12月期連結業績予想について売上高を5100億円から5050億円、営業利益を380億円から180億円(同58.8%減)へ下方修正がネガティブ視されました。
米国関税や経済安全保障の強化に伴う影響などで納期に乱れが生じたためと説明しています。
航空電子(6807)は、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正し大幅に下落となりました。
今日の予定
●11/4(火)
【国内】
10月新車販売台数(14:00)
10月軽自動車新車販売台数(14:00)
任天堂、三菱商事、日本電信電話、丸紅、LINEヤフー、大和証券グループ本社、商船三井、西日本旅客鉄道、横河電機、住友化学、ヒロセ電機、日本ハム、ヤマハ、住友ベークライト、東京精密、日本精工、伊藤ハム米久ホールディングス、PALTAC、寿スピリッツ、日野自動車、キッセイ薬品工業、持田製薬など
【海外】
米9月貿易収支(22:30)
米9月雇用動態調査(JOLTS)求人件数(24:00)
米9月製造業新規受注(24:00)

