昨日の日経平均は前日比338円安でした。TOPIXは26P安、グロース250は2P安でした。
個別銘柄は、三井E&S（7003）が大幅高でした。前場に米国カリフォルニア州ロングビーチ港向けニアゼロエミッション型三井パセコトランステーナの受注を発表しました。
本件は2024年2月に米国政府が発表した港湾におけるサイバーセキュリティ強化及び米国沿岸警備隊（USCG）を通じて発表した重要な商業用港湾に配備されている中国製のクレーンに対するサイバーリスク管理対策にかかる指令文書公示後、当社初の米国向けの受注案件となる事が好感されました。
https://www.mes.co.jp/press/2024/1126_002555.html
経済産業省が、2040年度に20ギガ（ギガは10億）ワット導入する政府目標を策定したとの報道が材料視され、以下などペロブスカイト太陽電池関連が買われました。
- 積水化学工業（4204）
- フジプレアム（4237）
- K＆Oエナジーグループ（1663）
トレンドマイクロ（4704）が上昇しました。ＳＭＢＣ日興証券がレーティング で強気の「１」を継続しましたが、目標株価は8300円から9800円に引き上げた事が好感されました。
くろがね工作所（7997）がストップ高でした。2024年11月期期末配当は20円で６期ぶり復配を公表し材料視されました。
反面、寄付き前にトランプ次期大統領が、カナダ、メキシコに対して25％、中国には10％の関税を新たにかけるとSNSで発表し、以下などの半導体関連が大幅安となりました。
- アドバンテスト（6857）
- 東京エレクトロン（8035）
以下半導体銘柄は年初来安値を更新しました。
- レーザーテック（6920）
- ソシオネクスト（6526）
宇宙航空研究開発機構が種子島宇宙センター（鹿児島県）で実施した次世代小型ロケット「イプシロンS」の開発試験で爆発が起き、火災が発生しIHI傘下のIHIエアロスペースが機体システムの設計や製造を担当した事で、IHIが売られました。
以下銘柄なども連れ安となりました。
- 三菱重工業（7011）
- 川崎重工業（7012）
今朝のNYダウは123ドル高、ナスダック119P高、S&P500 34P高でした。
NYダウ、S&P500は過去最高値更新となりました。
マイクロソフト（MSFT）やアマゾン（AMZN）の上昇が目立ちました。
バイデン政権が肥満薬への政府一部負担の義務付けを提案が伝わり、イーライ・リリー（LLY）も買われました。
反面、トランプ氏が、中国からの輸入品に10%の追加関税をかけ、メキシコとカナダに対して25%の関税を課すと表明し、以下の自動車や半導体関連などが売られました。
自動車関連
- ゼネラル・モーターズ（GM）
- フォード・モーター（F）
半導体関連
- インテル（INTC）
- マイクロン・テクノロジー（MU）
今日の予定
●11/27（水）
【国内】
40年国債入札
【海外】
米7-9月期GDP改定値（22:30）
米10月耐久財受注（22:30）
米10月NAR仮契約住宅販売指数（24:00）
米10月個人所得（24:00）
米10月個人消費支出（24:00）
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執筆者：たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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