昨日の日経平均は前週末比691円高、TOPIX39P高、グロース250が20P高で終了しました。
日曜日の衆議院選を受け、与党の過半数割れから小幅安で始まったものの、国民民主党が大幅に議席数を伸ばした事で、同党が掲げる政策が、減税や社会保険料の軽減などを軸に所得の増加を支援する政策で、財政出動が短期的には株高材料になるとの思惑から上昇しました。
個別銘柄では、国民民主党が半導体の投資拡大を政策に入れている事などから、以下など関連株が軒並み買われました。
- ディスコ(6146)
- 東京エレクトロン(8035)
- アドバンテスト(6857)
中外製薬(4519)がストップ高でした。7-9月期営業利益は1604億円で前年同期比50.4%増で、通期予想も従来の4600億円から5400億円へ上方修正が好感されました。
円安進行を受け、以下などの自動車株の上昇も目立ちました。
- トヨタ自動車(7203)
- ホンダ(7267)
- 日産自動車(7201)
反面、東京製鐵(5423)が売られました。先週末に海外市況低迷で今期純利益41%減の下方修正が嫌気されました。オリンパス (7733)は5.6%安でした。シュテファン・カウフマンCEOの違法薬物購入疑いの通報があり、内部調査を行った結果、同氏がオリンパスの行動規範とコアバリュー、企業文化とは相容れない行為をしていた可能性が高いと取締役会において全会一致で判断し辞任を発表しました。
信越化学工業(4063)は、期待された自社株買いなどが行われず反落しました。
今朝のNYダウは273ドル高、ナスダック48P高、S&P500が15P高でした。
ナスダックは一時最高値を更新する場面がありましたが、引け値では更新ならずでした。
マイクロンストラテジーやコインベースなどのビットコイン関連の上昇が目立ちました。
反面、TSMCやブロードコムなどの半導体関連の一角が売られました。
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今日のニュース
●スリムS&P500がグロソブ抜く 投信の残高、歴代最大(日経)
国内公募投資信託の残高記録が更新された。三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産は28日に5兆7695億円に到達。2008年8月に他のファンドが付けた記録を16年ぶりに塗り替えた。手数料の安さを武器に投資家の裾野を広げた。
日本経済新聞(2024年10月28日)
今日の予定
●10/29(火)
【国内】
9月失業率(8:30)
9月有効求人倍率(8:30)
【決算】
米8月住宅価格指数(22:00)
米8月ケース・シラー米住宅価格指数(22:00)
米9月雇用動態調査(JOLTS)求人件数(23:00)
【決算】
キーエンス、コマツ、NEC、JR東海、オービック、シマノ、日本取引所グループ
【決算】
アルファベット、AMD、ファイザー
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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