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・新日本電工の将来性ってどう?
・今から投資しても大丈夫かな?
このようなお悩みを解決します。
かぶリッジの結論
新日本電工は、鉄に添加することで様々な特性をもたらす合金鉄を製造する鉄鋼メーカーです。
電気炉・冶金技術を応用し、5つの事業(合金鉄事業、機能材料事業、焼却灰資源化事業、アクアソリューション事業、電力事業)を通じて社会の発展に貢献しています。

幅広い事業を行っているよ!
特に注目すべきは、高炭素フェロマンガンでの日本シェア1位の実績です。
そこで今回は、新日本電工の将来性について、事業内容や業績、強みの観点から詳しく解説します。

脱炭素化・環境負荷低減にも大幅に貢献しているワン!
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また、本記事でご紹介する企業や投資商品はすべて情報提供目的であり、投資を推奨・勧誘する目的はございません。
情報の取捨選択や投資判断は各ユーザー様のご判断・責任にてお願いいたします。
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💡このパートの要約
ここでは新日本電工の将来性について、3つの観点から考察していきます。
新日本電工の成長を牽引しているのが、焼却灰資源化事業です。
焼却灰資源化事業は、2025年12月期の経常利益を20億7,400万円(前期比46.9%増)まで伸ばし、主要事業である合金鉄事業の減益をカバーしています。
廃棄物の資源化ニーズは、埋立処分場の減少に伴い上昇中です。

また、新灰溶融炉への投資も予定されており、灰処理能力・収集量が拡大される見込みです。


新灰溶融炉への投資は経済産業省の補助金対象にもなっているワン
アクアソリューション事業においても、サーキュラーエコノミーの実現に向けた事業の強化が行われています。
サーキュラーエコノミーとは
資源を効率的に循環させ、持続可能な社会をつくるとともに経済的な成長もめざす「経済システム」のこと。
持続可能な形で資源を最大限活用することがキーワードで、持続可能性と成長性の両立を志向する点が特徴的です。
新分野への取り組み強化による事業領域の拡大による多角化戦略が進んでいます。
現在、モビリティ分野で電動自動車が注目されていますが、同社はこの分野に大きな強みを持ちます。
自動車電動化に用いるフェロボロン・炭酸マンガンは国内で新日本電工のみが提供しており、モビリティ分野の発展に伴う成長が期待できると言えるでしょう。

蓄積された冶金・粉体技術を利用しているよ!
| 国内オンリーワン製品 | 用途 |
|---|---|
| 炭酸マンガン | 表面処理用原料や燃料電池用電極材原料 |
| フェロボロン | ハイブリッド車のモーターや風力発電機 |
| 酸化ほう素 | ガラスパネル |
機能材料事業における2025年12月期の経常利益は19億2,300万円(前期比+16%)に伸びており、モビリティ分野のトレンドが追い風となって今後も成長すると推測できます。
2025年12月期の新日本電工のROEは同業界内で比較しても低く、2.0%でした。
同社は2023年11月、2030年をターゲットとした中長期経営計画(2024年~2030年)を発表。
その中で、成長戦略の実現と収益性の向上に資する財務体質への変革を掲げています。
2030年あるべき姿実現に向けた財務戦略(2027年見通し)
2030年までに純資産額を1.5倍まで拡大することを目標としています。

これらの財務戦略を通してROE10%を目指しているよ!

💡このパートの要約
ここでは、新日本電工の事業内容と業績について詳しく見ていきます。
新日本電工は、合金鉄事業・機能材料事業・焼却灰資源化事業・アクアソリューション事業・電力事業の5つの事業から成る鉄鋼メーカーです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

合金鉄事業では、同社は徳島県とマレーシアに生産拠点を有し、高品質のマンガン系合金鉄を供給。
合金鉄は、ほぼすべての鉄に添加される素材で、強度や耐食性など鉄の様々な特性を向上させます。

ビルや橋、車、鉄道にも合金鉄が使われているよ
売上高の6割以上を占める同社の主力分野です。

機能材料事業では、冶金・粉体技術を強みとして、高機能と高品位を併せ持つ電池・電子部品材料を製造。
ハイブリッド車や電気自動車用の電池材料といった多くの先端素材に採用され、モビリティ分野におけるサステナビリティ向上に寄与しています。

焼却灰を電気炉で溶融固化し、余すことなく再利用することで循環型社会に貢献しています。
工場排水の処理技術によって環境負荷の低減と水素社会の発展に貢献しています。

同社が今後注力する分野の1つだね!
自らもダムを運営することでクリーンな再生可能エネルギーの発電事業に取り組んでいます。
続いて、業績も確認していきます。
2025年12月期は、売上高77,277百万円(前期比-1.2%)、経常利益2,703百万円(同-44.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,418百万円(同-54.9%)でした。
21/12期以降の業績推移を見てみましょう。
| 決算期 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 65,978 | 79,341 | 76,406 | 78,235 | 77,277 |
| 経常利益 | 6,870 | 10,367 | 2,465 | 4,859 | 2,703 |
| 当期純利益 | 7,768 | 7,949 | 4,375 | 3,144 | 1,418 |
| ROE | 12.9% | 11.9% | 6.2% | 4.3% | 2.0% |

利益面では苦しい状況が続いているワン!
2025年12月期は、合金鉄以外の事業は順調に拡大を続けましたが、マンガン鉱石市況が大幅下落したことに伴う在庫影響により減益となりました。
2026年12月期の業績予想
2026年は、焼却灰収集量増加や合金鉄事業でのコストミニマムの徹底により増益する見通しです。

💡このパートの要約
新日本電工の持続的な成長を支える強みは、以下の3点です。

新日本電工は、主要製品である高炭素フェロマンガンで国内市場シェア一位を確立。
合金鉄は国際市況商品ですが、日本の高い電力コストを技術力でカバーすることで世界でも競争力を維持しています。

国際的な品質基準のもと、世界中で売買されているんだワン!
第9次中期経営計画
国内市場は、今後日本の人口減少と高齢化により、製造業や土木建築向けの鉄鋼需要が減少することが想定されています。
しかし、高級鋼に不可欠なマンガン系合金鉄の需要は底堅く推移するとの想定も。

海外の市場環境はどうだろう?
海外市場は、今後インドを含むアジアでの成長が見込まれており、今後の注目ポイントです。
同社の機能材料事業では、酸化ジルコニウム・酸化ほう素・フェロボロンなど、代替の効きにくい特殊素材を取り扱っています。
これらはニッチな市場ながら、電子部品・セラミックス・特殊鋼など多様な産業に不可欠な素材であり、参入障壁の高い市場での優位性が同社の強みです。
機能材料事業の主要製品と用途

生成AI関連部材の増加で市場規模が大きくなっているよ
新日本電工は、環境・エネルギー領域に複数の事業を展開するグリーン企業としての側面が急速に強まっています。
同社の特徴を一言で表すと、脱炭素・資源循環・水環境という3つの軸で社会課題の解決と収益成長を両立させている点です。
環境・脱炭素に貢献する主な事業・製品

幅広く環境に貢献しているんだね!
特に焼却灰資源化事業は、「廃棄物を燃やした灰をさらに溶かして資源に変える」というサーキュラーエコノミーの象徴的なビジネスモデルです。
日本では最終処分場の残余容量が逼迫しており、焼却灰の溶融処理は社会インフラとしての需要が今後も拡大すると見込まれています。

ESG投資の観点から、環境貢献事業の売上比率がどこまで高まるか注目だワン!

最後に、新日本電工の将来性についてまとめます。
かぶリッジの結論
総合的に見て、新日本電工は合金鉄の高いシェアとグリーン企業としての成長を併せ持つ、魅力的な投資対象と言えます。
プラス要因と注意点に分けて見てみましょう。
【プラス要因】
【注意すべきリスク要因】

市況変動リスクに対して、焼却灰資源化事業という景気耐性の高い事業を育てているワン!
新日本電工の株価見通しとしては、2026年12月期の業績回復を見極めながら判断したい局面です。
今後のマンガン鉱石市況と在庫影響の方向性、焼却灰処理量の推移に注目です。
投資判断は自己責任で行ってください。本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。投資判断は、ご自身の責任において行ってください。