『かぶリッジのファンド情報』では、ファンド(投資信託)の特徴や過去のリターン、評価などを独自目線でご紹介します。
本記事では、「楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)」の評価や利回りについて分かりやすく解説します。
投資家である私の結論は、「楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)」は投資初心者から上級者までおすすめできる商品です。

この記事を読めば、投資初心者も安心して楽天VTIを購入できるワン!
\買いなの?/
かぶリッジ評価
★★★★☆
良い
\実績は?/
3年リターン
65.76%
良い
\コストは?/
信託報酬
0.16200%
安い
\規模は?/
純資産総額
1,741百億円
大きい
※2025年5月29日時点
※本記事の注意事項
正しい情報をお伝えするために随時更新を実施しますが、掲載内容には古い情報、誤った情報が含まれることがございます。
また、本記事でご紹介する企業や投資商品はすべて情報提供目的であり、投資を推奨・勧誘する目的はございません。
情報の取捨選択や投資判断は各ユーザー様のご判断・責任にてお願いいたします。
※掲載内容へのご指摘につきましては、お問い合わせフォームより受け付けております。


この記事を書いた人:末友 浩基
製造業を経て2022年に金融ライターとして独立。
積立投資や高配当株投資など、実体験があるからこそ得られる知識を使い、読みやすく分かりやすい記事を執筆しています。


合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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元証券ディーラー・たけぞうの「かぶリッジブログ」
/注意
楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)とは【投資信託】





楽天VTIって、一体どんな投資信託なの?
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)とは、楽天投信投資顧問が運用しているインデックスファンドです。



米国株式市場の動きをとらえることを目指して、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行っています。



楽天という名前が付いているけど、SBI証券など他の証券会社でも購入できるよ!
「VTI」というETF(上場投資信託)に投資することから、一般的に「楽天VTI」として親しまれています。
楽天VTIの基本情報について、以下の表でまとめました。
商品名 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド |
---|---|
商品分類 | 追加型投信/海外/株式/インデックス型 |
連動指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
設定日 | 2017/9/29 |
決算日 | 年1回:7/15(休業日の場合は翌営業日) |
管理費用 | 0.162% |
iDeCo | 〇 |
NISA | 成長投資枠〇 つみたて投資枠〇 |
分配金 | × |
為替ヘッジ | × |
商品名にあるインデックスファンドや、連動指数についてよく分からない方も多いはずなので、一緒に確認していきましょう。
インデックスファンドとは



そもそもインデックスファンドって何だっけ?
「インデックスファンド」とは、日経平均株価やTOPIXといった“指数”との連動を目指す投資信託です。
つまり指数が上昇すればインデックスファンドは値上がりしますし、逆に下降すれば値下がりするということ。
インデックスファンドは数ある投資商品の中でも低コストに設定されており、幅広く分散投資できるため初心者にもおすすめです。
楽天VTIは、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動しています。



米国株式市場に上場する約4,000銘柄を網羅した指数だワン!
楽天VTIの投資対象は「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」



楽天VTIって、どういったものに投資しているの?
米国大手のバンガード社が運用する、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を主な投資対象としています。
楽天VTIに投資した際の資金の流れを、以下の図にまとめました。





バンガード・トータル・ワールドストックETF【VT】は1本で新興国を含む世界47カ国の株式に投資ができるETFです。
複雑そうですが、簡単に言えば投資家は楽天VTIを買うだけで幅広い米国株式に投資できるというわけです。
自力でバンガード社のETFを買う場合、ドルへの両替から自分で行う必要があるため、手間と時間を大きく省けますよ。
【最新】バンガード・トータル・ストック・マーケットETFの値動きをチェック
チャートをスライドさせることで、過去の動き方もチェックできるため参考にしてみましょう。
バンガード・トータル・ストック・マーケットETFに対する海外投資家の評価
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)は米国ETFのため、アメリカなど海外投資家がどんな意見を持っているのか気になる方も多いはず。
アメリカ発の掲示板型オンラインプラットフォーム「Reddit(レディット)」で、海外投資家がバンガード・トータル・ストック・マーケットETFについて、どのような評価を下しているのか確認してみましょう。
テーマ:VTIとVOOはどちらを選ぶべきか?
参照:https://www.reddit.com/r/ETFs/comments/171libq/vti_or_voo/
- 500株という作為的な大手企業に投資するVOOと違って、小型株も組み入れられるVTIが好き
- VTIは中小型株も含まれていて分散効果が高い。とはいえ最終的なパフォーマンスはさほど変わらないので、どちらも間違いではない
- 米国小型株までカバーするなら、VTIよりもっと割安なSPTMも検討しよう。SPTMをVOOと組み合わせるのがおすすめ
- VTIはより長期にわたって好成績を収めたが、20年以上はVOOとほぼ横並びである
Comment
byu/Jak1493 from discussion
inETFs
米国最大の500社に投資する「VOO」との比較で議論されましたが、全体的には将来性をどこに期待するかによって選ぶべきという方向性でした。
簡単にまとめると以下のような感じです。
- VTI
米国市場全体の成長性を期待する人におすすめ - VOO
中小型株を含まずにボラティリティを最小限で抑えたい人におすすめ
また、多くの海外投資家の提案として多かったのが、VTIをVXUSやSPDRといった他のETFと組み合わせること。
より安定性を求めるならばVTIだけに投資するのではなく、各商品の持ち味を組み合わせによって最大限に引き上げるのが良いでしょう。



逆にVTIとVOOは値動きが大きく変わらないから、組み合わせは推奨しない意見が多かったワン!
バンガード社とは



バンガード社のETFを買い付けるらしいけど、どんな会社なの?
楽天VTIの投資対象とするETFを取り扱っているのが、米国の投資運用会社「バンガード社」です。
1976年に世界初の個人投資家向けインデックスファンドを提供し、現在では世界最大級の運用会社として知られています。



バンガードは世界第2位の投資会社です。
規模が大きく投資信託の種類は複数あり、取り扱うETFの数は500以上に上ります。
バンガード社の特徴は低コストな点であり、全ファンドの加重平均経費率は2025年5月末時点で0.07%となっています。
特に、2025年に入ってからも経費率の引き下げを発表しており、引き下げに対して積極的な姿勢が伺えます。



ETF業界の平均経費率は0.27%だから、かなりお得なんだワン!
世界のオープンエンド・インデックスファンドの市場シェアの約4割を握っている点からも、安心して投資が可能ですよ。
【本音】楽天VTIはどんな人におすすめ?競合商品と比べてみた


前章では、楽天VTIとeMAXIS Slim 全米株式を比較しましたが、他にも似たような商品が数多く存在します。



SBIにも似たような投資信託があるし、どれを買えばいいのかな?
ここでは現役の投資家である私が、数ある投資商品の中から楽天VTIを選ぶ理由やおすすめする人を本音でお話しします。
まず、楽天VTIは以下のような方におすすめです。
- 小額から投資したい方
- NISAのつみたて投資枠で投資したい方
- 米国の幅広い企業に投資したい方



類似した投資商品と楽天VTIを比較しながら、その理由を見ていくワン!
楽天VTIと近い商品も見ることで、どんな人にどれがおすすめなのか判断しやすいため、細かく見比べるのが選ぶコツです。
まずは、楽天VTIと比較対象になってくる投資商品を4つ挙げました。
楽天VTI | SBI・V・全米株式 | VTI | eMAXIS Slim 米国株式 | eMAXIS Slim 全世界株式 | |
---|---|---|---|---|---|
商品区分 | 投資信託 | 投資信託 | ETF | 投資信託 | 投資信託 |
連動指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス | CRSP USトータル・マーケット・インデックス | CRSP USトータル・マーケット・インデックス | S&P500 | MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス |
銘柄数 | 約4,000銘柄 | 約4,000銘柄 | 約4,000銘柄 | 約500銘柄 | 約3,000銘柄 |
投資対象 | 米国株全体 | 米国株全体 | 米国株全体 | 米国大型株 | 全世界株式 |
管理費用(信託報酬・経費率) | 0.162% | 0.0638% | 0.03% | 0.0814% | 0.05775% |
いずれの商品も類似してはいるものの、細かい違いがあることが読み取れます。
それぞれの競合商品と楽天VTIの違いを分析していきましょう。
SBI・V・全米株式と比較
まずはSBI・V・全米株式です。
こちらはSBIアセットマネジメントが提供する投資信託で、楽天VTIと同じCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するよう運用されています。



楽天VTIとどう違うの?
私の率直な意見としては、楽天VTIとSBI・V・全米株式は「ほぼ同じ」です。
管理報酬がSBIの方がやや低い点や、楽天は先物取引も組み込んで高い連動性を求めている点など、小さな違いはあります。
強いての違いは純資産額でしょう。楽天VTIが約1兆4000億円に対し、SBI・V・全米は約2400億円です。
ただし信託報酬は楽天VTIが0.162%に対し、SBI・V・全米は0.0938%です。(2024年4月現在)
しかし、長期的に見るとそれぞれの運用成績はほぼ一致しています。
そのため私はどちらを選んでも構わないと思います。



実績にも大きな違いは生まれないから、無理に売却・乗り換えをする必要はないワン!
VTIと比較
VTIについては投資信託ではなく、ETFとなっています。
楽天VTIとは連動する指数が同じであり、実際のところほぼ同じ値動きをしています。



投資信託よりETFの方が良いの?
投資信託ではなくETFに投資する主なメリットは、手数料です。
VTIはSBI証券で売買手数料無料で取引できますし、管理報酬も投資信託より低く抑えられます。
対して最低購入金額が約35,000円ほどである点や、NISAのつみたて投資枠に対応していない点など、いくつかのデメリットもあります。
こちらは自身の運用方針と相談して決めると良いでしょう。



大きな違いは商品種別で、楽天VTIは「投資信託」本家VTIは「ETF」という点です。VTIは「ETF」である為、
リアルタイムで売買できます。楽天VTIは「投資信託」で、積立NISAやiDeCoに対応してます。VTIは対応していません。
eMAXIS Slim 米国株式・全世界株式と比較
また、他に挙げたeMAXIS Slim 米国株式やwMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は、投資対象が異なります。
前述したように、大手企業により集中したい場合は米国株式(S&P500)、米国以外にも投資して分散効果を高めたい場合は全世界株式に投資すると良いでしょう。



再度まとめると、楽天VTIをおすすめする人は以下のとおりだワン!
- 小額から投資したい方
- NISAのつみたて投資枠で投資したい方
- 米国の幅広い企業に投資したい方
監修者のポイント



eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim 全世界株式との違いについて、さらに解説します。
楽天VTIとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の大きな違いは組み入れ銘柄数で、楽天VTIが約3,700銘柄に対し、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は503銘柄です。ただし信託報酬や実質コストでは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に軍配が上がります。
楽天VTIとeMAXIS Slim 全世界株式の違いは対象国の数でしょう。
楽天VTIが米国のみに対し、eMAXIS Slim 全世界株式は47ヶ国が対象です。しかしeMAXIS Slim 全世界株式も米国株の比率が高いです。
他商品と比べてみても、全米株式に投資できる楽天VTIは、初心者を含めて気軽に選びやすい商品だと言えます。
楽天VTIの利回り





楽天VTIはしっかり利益を出せているファンドなの?
楽天VTIの利回りをまとめた表を見てみましょう。
期間 | 1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|---|
リターン(年率) | 2.04% | 18.35% | 21.52% |
リスク | 20.49% | 18.92% | 18.49% |
シャープレシオ | 0.18 | 0.98 | 1.15 |
楽天証券より
以下は楽天VTIの投資先「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」による、過去5年分のパフォーマンスを表したグラフです。
チャートから2020年のコロナショックや2025年年初で大きく値を下げたことが読み取れますが、下落は一時的なものに収まり、全体的には上昇傾向が続いています。



2022年1月にはウクライナ情勢などの影響で、一時的に値下がり傾向が見られたワン!
短期的に値下がりの局面もありますが、米国企業を中心に今後も長期的な経済成長が見込めるため、今から楽天VTIを買うのは賢い選択だといえるでしょう。
※あくまでも実績に基づく推察で、今後の運用結果を保証するものではありません。
楽天VTIのデメリット2つ





結構良さそうだけど、注意点も知っておきたいな。
楽天VTIのデメリットとしては、以下の2つが挙げられます。
デメリットはありますが、どのファンドにも完璧はないため、注意すべきポイントを理解した上で選ぶのが重要です。
それでは順に確認しましょう。
①分配金の支払いがない
投資信託を購入する魅力の1つに分配金の支払いがありますが、楽天VTIでは分配金が支払われません。
そのため、運用中に定期的にキャッシュを手に入れたい方には向かないでしょう。
とはいえ楽天VTIでは支払われる予定だった分配金が再投資されるため、運用資産が増えて更なる運用益の増加が見込めます。



分配金の再投資で複利効果を得られるよ!



複利効果は運用で得た利益を元本にプラスして再投資し、その合計金額をもとに利益を得る方法です。
分配金の支払いがない変わりに複利効果をもたらす可能性もあります。
長期的な運用によって「複利効果」を高めたい方は、楽天VTIがおすすめですよ。
②米国市場への投資に偏る
楽天VTIはアメリカの企業が投資対象のため、欧州やアジアなどの企業に投資できないデメリットがあります。
もちろん米国株は成長率が高いですが、現在の傾向が永続して安定したリターンが得られるとは限りません。



未来は100%予測できないもんね…。
とはいえアメリカには「Amazon、Tesla、Apple」など世界的な企業が集中していますし、今後も投資のバランスが大きく崩れることはないでしょう。



世界の株式市場の時価総額の約48%が米国市場と言われます。
また世界の時価総額上位500社のうち米国企業は236社で、米国株中心のポートフォリオとなります。
もしも投資先の偏りが不安であれば、「全世界インデックスファンド」に投資してみましょう。
楽天VTIのメリット3つ【最強?】





楽天VTIは選ぶべき最強のファンドなのかな?
楽天VTIのメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
さまざまな種類のファンドがある中で、楽天VTIは必ずしも最強だと断言できませんが、メリットが多いことは事実です。
それぞれ順に見ていきましょう。
①米国株を広くカバー
楽天VTIを購入する最大のメリットこそ、アメリカのほぼ全ての企業に投資ができることです。
投資先「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」は、米国の大型株から中・小型株まで幅広く対応。
米国大型株の動向を示す株式指数である「S&P500」と銘柄数を比べても、以下の通り断トツの多さとなっています。
CRSP USトータル・マーケット・インデックス | S&P500 | |
---|---|---|
銘柄数 | 3,537銘柄 | 503銘柄 |
投資対象 | 中・小型株から大型株 | 大型株のみ |
幅広い銘柄に分散投資することはリスク軽減にも繋がるため、約4,000銘柄に投資できる楽天VTIは非常に魅力的ですね。



米国株を幅広く網羅していて、一定の分散は行われています。
②iDeCoやNISAつみたてに対応
楽天VTIは節税効果によって投資効率をグッと高められる、iDeCoやNISAに対応しています。
iDeCoやNISAの対象商品は金融庁が定めているため、本ファンドに対する信頼自体も高いと言えるでしょう。
かぶリッジでもおすすめのつみたてNISA銘柄として紹介しています。



じゃあiDeCoとNISAつみたてだと、どっちが良いの?
と迷っている方は、以下の判断基準を参考にしてみてくださいね。
- 老後の資金を積み立てたい
→iDeCoがおすすめ - 10年~20年後のために積み立てたい
→つみたてNISAがおすすめ
*クリックすると、各制度の詳細をまとめた記事を見れます
投資に回せる資金に余裕があれば、iDeCoとつみたてNISAを併用して資産形成を進めるのもおすすめです。



投資の目的を明確にした上で、制度を選ぶんだワン!
③信託報酬が安い
楽天VTIは信託報酬の安さでも、投資家から人気を集めています。
信託報酬とは運用時にかかる管理手数料のようなもので、具体的な費用としては以下の通り。
楽天VTIの信託報酬:0.162%
インデックスファンドは人件費を抑えた機械的な運用が可能なため、投資信託の中でも信託報酬は格安です。
本ファンドが対応している銘柄のカバー率を見ても、コストパフォーマンスはかなり良いと言えますね。



信託報酬を含む手数料が低い点はメリットです。
一般的に信託報酬は保有額の0.5~2.5%が目安となり、信託報酬とは投資信託の運用や管理にかかる手数料です。



信託報酬は保有期間中ずっと支払うから、費用の安い楽天VTIはおすすめだよ!
楽天VTIの評価・評判(口コミ)





正直なところ、楽天VTIは5段階評価でいくつ?
私が楽天VTIを評価するなら、ズバリ4です。
理由としては、パフォーマンスが同じ「SBI・V・全米株式」の方が信託報酬が0.0938%と安いためです。
楽天VTIも信託報酬は安く、パフォーマンスも良いですが、どちらかと言えば「SBI・V・全米株式」の方が良いでしょう。



ただ、「SBI・V・全米株式」は楽天証券では買えないワン!
楽天VTI自体は、多くの個人投資家から支持されている優良ファンドですし、私もネガティブな意見は持っていません。
また、実際に楽天VTIを購入して運用している投資家の口コミを、Twitterでも集めてみました。
- 1年3ヶ月で+22%(当時)の利益という、驚異的な伸び
- 米国の中・小型株にも投資でき、成長に期待できる
- 自動積立ができるため、周囲の意見に流されず投資できる
- つみたてNISAを利用し、順調に実績を伸ばしている
- 100円や1,000円から資産作りを始められるのが良い
※あくまでも評価で、今後の運用実績を保証するものではありません。
楽天VTI利用者の実際の評価を見る(クリックで開きます)
https://twitter.com/gossan_VTI/status/1469516419352363010
https://twitter.com/hariQ929/status/1471718493049724929
1年以上運用している投資家からは「順調に利益が増えている」など、ポジティブな評価が多数見受けられました。
タレントの「厚切りジェイソン」も自身の著書で楽天VTIを評価しており、今後も注目のファンドだと言えるでしょう。
監修者のポイント



楽天VTIは信託報酬も安く長期投資に向いていますね。
楽天VTIは米国株の約3700銘柄に投資を行い、一定の分散投資がされているように感じます。
一方で、ここ数年米国市場への資金流入は著しく、米国市場の下落も想定して購入することをおすすめします。
楽天VTIの投資対象銘柄【最新】





ところで、このファンドはどんな企業に投資しているの?
楽天VTIの投資対象で、保有銘柄の上位10社をチェックしてみましょう。
2024年4月時点の組入銘柄は以下の通りです。
順位 | 銘柄 | 内容 | 組入比率 |
---|---|---|---|
1位 | アップル | iPhoneなど | 6.2% |
2位 | マイクロソフト | Windowsなど | 5.2% |
3位 | エヌビディア | GPUなど | 4.6% |
4位 | アマゾン | 総合通販など | 3.4% |
5位 | メタ | Facebookなど | 2.3% |
6位 | バークシャ・ハサウェイ | 投資持株会社 | 1.7% |
7位 | アルファベット | Googleなど | 1.7% |
8位 | ブロードコム | テクノロジー | 1.4% |
9位 | アルファベット | Googleなど | 1.3% |
10位 | テスラ | 自動車 | 1.3% |
IT大手のアップルやマイクロソフトを中心に、世界的にも有名な大企業がズラッと並んでいます。
上記以外にも中小企業を含めた、米国の約4,000銘柄に投資していると考えればOKですよ。



上位10社だけで、組入銘柄全体の30%以上を構成しているんだ!
楽天VTIが買えるおすすめの証券会社





楽天VTIが買えるおすすめの証券会社は?
投資信託を購入するためには証券口座の開設が必要ですが、ネット証券なら自宅で簡単に口座開設できるのでおすすめです。
ネット証券の中でも、楽天VTIを買えて初心者にも人気がある「楽天証券」と「SBI証券」について、確認していきましょう。



口座開設はもちろん無料でできるワン!
楽天証券
投資信託本数 | 2,577本(2025年5月現在) |
---|---|
最低投資額 | 100円 |
ポイント投資 | ◯(楽天ポイント) |
iDeCo | ◯ |
つみたて投資枠 | ◯ |
おすすめ度 | ★★★★☆ 4 |
公式サイト | https://www.rakuten-sec.co.jp/ |
楽天証券は2025年の1月に1,200万口座を達成した、楽天グループのネット証券会社です。
投資信託本数の多さはもちろん、楽天ポイントを使って資産運用もできることから、初心者も気軽に投資を始められます。
現在は基本的に0.5~1%のポイントが付き、最上位の楽天ブラックカードを用いたクレジット決済では2%のポイントが付きます。



投資信託のつみたてをするなら楽天が良さそう!
楽天キャッシュと楽天カードクレジットカード決済を併用すれば、月額15万円をキャッシュレスで支払うことができます。
10万円を超えたキャッシュレス積立ができるのは楽天証券だけなので、今のうちに口座開設をしましょう。
SBI証券
投資信託本数 | 2,604本(2024年9月時点) |
---|---|
最低投資額 | 100円 |
ポイント投資 | ◯(Tポイント) |
iDeCo | ◯ |
つみたてNISA | ◯ |
おすすめ度 | ★★★★★ 5 |
公式サイト | https://www.sbisec.co.jp/ |
SBI証券はネット証券の中でも特に人気を集めており、国内株式個人取引シェアNo.1を誇っている注目のネット証券会社です。
投資信託の取扱本数は2,604本と充実しており、自分にぴったりな投資信託を選ぶことができます。
SBI証券はかぶリッジが実施した「投資家276人に質問したアンケート」でも1位に輝き、多くの投資家から総合的に高い評価を得ました。
SBI証券では三井住友カードでのクレカ積立が可能です。
これにより0.5%~5.0%のVポイント還元を受けることができるため、このシステムを有効活用するのがおすすめです。



SBI証券なら、「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」の方がおすすめだよ!
\つみたて投資がお得/
楽天VTIに関するよくある質問





楽天VTIについて、気になることがまだ残ってる…。
楽天VTIに関する質問としてよく挙げられるのは、以下の3つです。
気になっていた疑問も、ここで一気に解消していきましょう。
Q.楽天VTIだけ投資すれば大丈夫?
楽天VTIはパフォーマンスが好調でおすすめの投資信託ですが、これ1本だけで十分だとは言い切れません。
米国株だけに偏ってしまうことから、国や地域の分散によるリスク分散ができないのは懸念点です。



投資する国や地域の経済、情勢などの変化によるリスクを、カントリーリスクと呼ぶワン!
もちろん新興国と比較すればアメリカのカントリーリスクは低いため、楽天VTI一本で勝負する方も見受けられます。
投資初心者であればまず楽天VTIを購入し、ある程度投資に慣れてきた段階で他国の株や債権への投資を検討しましょう。



楽天VTIは米国株のみです。
上記の通り日本株や中国株、債権型のETFなども検討してみましょう。



楽天VTIへの投資の前に、まず口座開設をしよう!
楽天VTIを円安の時に買うのは危険?
楽天VTIは長期分散投資をすれば、時間分散によって価格変動のブレを減らせるため、円安時に購入しても大丈夫です。
円安の状況ではドル高で楽天VTIをスタートし、ドル安に転じた場合に損失が出る不安を感じるかもしれません。
とはいえ短期的な為替変動を踏まえても、楽天VTIの投資先である米国株は長期的に日本株以上のリターンを狙えます。
楽天VTIの長期投資では短期的な為替変動を気にせず、コツコツと継続することが重要です。



円高を待っているのは、逆に機会損失だもんね!



長期目線で毎月コツコツと購入することをおすすめします。
楽天VTIをスポット購入するのはおすすめ?
楽天VTIを初心者がいきなりスポット購入するのは、おすすめできません。
スポット購入は、まとまった資金で投資信託を一括購入するやり方ですが、株価が下がったタイミングを狙って購入するのは至難の業。



スポット購入の直後に暴落が起きたら、損失額が大きくなってしまうワン!
初心者であれば楽天VTIを積立投資するか、複数回に分けて分散投資するのが良いでしょう。



まずはある程度経験を積んでから投資してみてはいかがでしょうか。
自力でアメリカのETFを買うのはおすすめ?



でも自分で米国ETFを買い付けてもいいんでしょ?
楽天VTIを利用せずとも、自力でアメリカのETFを購入することは可能ですが、投資初心者におすすめできません。
主な理由としては、以下の2つ。
- 少額でETFを購入できない(最低数万円必要)
- アメリカ市場の取引時間* に買い付ける必要がある
*日本時間の23:30〜翌朝6:00/サマータイム時は日本時間の22:30〜翌朝5:00
100円から始められて、時間や場所にこだわらず注文できる点を考えると、投資初心者は楽天VTIを購入するのが最適です。



楽天VTIは手数料が必要だけど、超低コストだから大きな負担にはならないワン!
ただし、楽天証券では楽天VTIだけでなく米国ETFも取り扱いが多いため、どちらも試してみたい人は公式サイトを見てみましょう。
楽天・全米株式インデックス・ファンドの評価【まとめ】





さっそく楽天VTIで投資を始めてみるよ!
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の仕組みや評価を説明してきました。
最後に、本記事の重要なポイントを3つにまとめます。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンドはおすすめの投資信託!
- 米国株を幅広くカバーしているのが魅力
- 利回りの面でも優秀なインデックスファンド
楽天VTIは米国株全体に投資でき、長期的に見て大きなリターンが見込めるため、人気の投資信託です。