LINEでも情報をお届けします



・量子コンピュータに投資できる投資信託ってあるの?
・具体的にどのファンドがおすすめなの?
このようなお悩みを解決します。
かぶリッジの結論
2025年は「国際量子科学技術年」として、量子コンピュータの実用化と産業化が加速する重要な年となっています。
量子コンピュータは、従来のコンピュータでは解決困難な複雑な問題を高速で処理できる次世代技術として、世界中から注目を集めています。

でも個人投資家が量子コンピュータに投資する方法ってあるのかな?
本記事では、量子コンピュータ市場の将来性と、個人投資家が投資できる注目のファンドを詳しく解説していきます。
記事の後半では、投資信託で量子コンピュータに投資するメリット・デメリットや、おすすめの証券会社も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
【申込受付中】株式投資セミナー
📍 YouTube Live(視聴無料)
ひねけん氏初登壇!公開Q&Aセミナー|株式会社ピーバンドットコム
プリント基板ネット通販「P板.com」運営企業にひねけん氏が迫る!
\ 視聴&アンケート回答で抽選参加特典も/
まず結論からお伝えすると、量子コンピュータ関連企業への投資は可能ですが、純粋な「量子コンピュータ専門」の投資信託は限定的です。

現在、個人投資家が量子コンピュータ関連企業に投資する主な選択肢(投資信託)は3つあるワン!
いずれも「量子コンピュータ」のみに投資しているわけではなく、AI、ビッグデータ、半導体などの関連技術を含む幅広いポートフォリオとなっています。


量子コンピュータ市場って本当に成長するのかな?
量子コンピュータ市場は、今後急速な成長が予測されている注目の分野です。
ここでは、現在の市場動向と今後の市場展望について詳しく見ていきましょう。
2024年時点で、世界の量子コンピュータ市場は、11.6億ドル(約1,785億円)と評価されています。
※FortuneBusinessInsightsより
世界各国で量子技術に巨額の資金が投入されており、開発競争が繰り広げられています。

世界各国が国家プロジェクトとして取り組んでいるよ!
一方、実用化に向けては数多くの問題があり、本格稼働にはまだ時間がかかる見込みです。
量子コンピュータは以下の分野での実用化に向けて開発が進められています。

調査機関ごとに幅はありますが、国内市場は2030年度に2,940億円に達するとの予測があり、医療分野での量子コンピュータ活用や自動運転向けバッテリー開発が見込まれています。
また矢野経済研究所は、グローバル市場が2050年に55兆円規模まで成長し、現在のAI市場を上回る可能性にも言及しています。

商用化に期待だね!

量子コンピュータに純粋に特化した投資信託やETFは、現時点では数が限られています。
現時点で東京証券取引所には、量子コンピュータ特化型ETFは存在しません。
多くのファンドは、量子コンピュータを含む次世代テクノロジー全般、またはAI・機械学習といった関連分野を幅広くカバーする形です。
ここでは、量子コンピュータ関連企業へ投資できる、日本で購入可能な2つのファンドをご紹介します。
本ファンドの対象は、暗号資産技術を含むWeb3、AI、ブロックチェーン、DeFi、量子コンピュータ、核融合エネルギーなど、世界の産業構造を変革し得る技術を持つ企業の株式等。
2025年9月に運用を開始したばかりの、新しい投資信託です。

量子コンピュータを明確に投資テーマに含む数少ない国内投資信託だよ!
メリット
購入時に手数料がかからないノーロード型で、信託報酬は年0.99%とアクティブファンドとしては非常に低い水準となっています。
新しいファンドであるため純資産残高は少ないですが、今後成長が期待できる投資信託です。

上場はしておらず、SBI証券にて購入が必要なんだワン!
このETFは、「Indxx Artificial Intelligence & Big Data Index」というテーマ型の株価指数をベンチマークとするインデックスファンドです。
AI関連事業を4つのカテゴリーに分類しており、
(1)AI開発、(2)AIを活用したサービス提供(AIaaS)、(3)AI関連ハードウェア製造、(4)量子コンピュータ開発となっています。

東証に上場しているから日本円で購入できるワン!
メリット
量子コンピュータがメインのカテゴリーではありませんが、AI関連事業に幅広く投資できるETFです。


投資信託で量子コンピュータに投資するメリットって何かな?
投資信託やETFを使って量子コンピュータに投資することには、個別株投資にはないメリットがあります。
ここでは主な2つのメリットを解説します。
量子コンピュータ関連の個別株に投資する場合、特定企業の技術開発の成否に左右されるリスクや、極めて高いボラティリティ(価格変動)が懸念点です。
投資信託・ETFを利用することで、リスクを抑えられます。

単一銘柄リスクを回避できるのは大きなメリットだワン!
量子コンピュータの分野では、超伝導方式、イオントラップ方式、光量子方式、中性原子方式など、複数の技術方式が開発競争を繰り広げています。

どの技術が一番伸びるのだろう…
投資信託を通じて複数の会社に同時に投資することで、これらを網羅できます。
また、量子コンピュータのみに特化せず、次世代テクノロジー全般への分散投資も実現します。

技術の不確実性をカバーできるのは安心だね!

一方で、投資信託やETFで量子コンピュータに投資することには、いくつかのデメリットも存在します。
投資判断をする前に、これらのデメリットもしっかり理解しておきましょう。
ETFの場合と投資信託の場合で、それぞれ流動性リスクがあります。
ETFの場合、出来高が少ない銘柄に注意が必要です。
出来高が少ないと、思い通りのタイミングで取引できず、希望価格で売買が成立しないリスクがあります。

短期的な利益を得ようとするのは難しそうだね…
一方の投資信託は、基準価額が1日1回しか算出されず、リアルタイムでの売買もできません。
また換金までに時間がかかることが多く、解約申込から入金まで数営業日必要になります。

それぞれの流動性を知っておくことが大切だよ!
現時点で入手可能なファンドの多くは、AI・機械学習企業や半導体関連企業も含む幅広いポートフォリオとなっています。
海外にはDefiance Next Gen Quantum Computing & AI ETF(QTUM)など、量子コンピュータ特化型ETFがありますが日本の証券会社では購入できません。

なんで純粋な量子ファンドが少ないの?
量子コンピュータに完全特化したファンドが少ないのは、以下のような理由が挙げられます。
純粋な量子コンピュータ比率は、ポートフォリオ全体の数割程度が一般的です。
投資信託やETFの保有には、信託報酬をはじめとするコストがかかります。
| ファンド名 | 経費率・信託報酬 | 100万円投資時の年間コスト |
|---|---|---|
| SBI 次世代テクノロジー戦略 | 0.99% | 9,900円 |
| グローバルX AI&ビッグデータ | 0.7075% | 7,075円 |
投資信託の場合、信託報酬は運用資産から自動的に差し引かれるため、長期投資では見えないコストとして積み重なります。
その他にも売買手数料や信託財産留保額など、追加のコストが発生することがあるため、ファンド選びの際は必ず確認しましょう。


どの証券会社で買えばいいのかな?
量子コンピュータ関連のファンドを購入する際、証券会社選びは重要です。
ここでは、おすすめの証券会社3社をご紹介します。

特徴
おすすめポイント

国内投資信託も米国ETFも両方購入したい人におすすめだワン!

特徴
おすすめポイント

楽天経済圏を活用している人には特におすすめだね!

特徴
おすすめポイント

米国ETFへの投資を中心に考えている人におすすめだね!


量子コンピュータへの投資方法がよく分かったよ!
最後にこの記事の重要なポイントをまとめます。
かぶリッジの結論
量子コンピュータ市場は成長初期の今こそ、長期投資を始める好機といえるでしょう。
ただし、量子コンピュータ投資はハイリスク・ハイリターンです。
必ず余裕資金で、ポートフォリオ全体のバランスを考えながら投資することが重要です。

まずは少額から、新NISA口座を活用して、量子コンピュータ技術への投資を始めてみよう!