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グロービング(277A)のIPO初値予想と上場概要紹介

グロービング アイキャッチ画像

今回はIPO企業の中から、11月29日~12月5日に東証グロースに上場予定のグロービング(277A)をご紹介します。(同日は「Terra Drone」が上場予定です)

グロービングは、コンサルティング事業や各種SaaSを提供するクラウドプロダクト事業を展開する企業です。

想定時価総額は222.9億円で、サービス業のIPOとなっています。

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この記事の監修者
曽根原大介 株式会社インベストメントブリッジ

監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

目次

グロービングのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日11月29日(金)~12月5日(木)のいずれかの日
かぶリッジ独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満)
※想定価格3,880円から、5,044円~5,819円
企業Webサイトhttps://globe-ing.com/
取り扱い証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主)、モルガン・スタンレーMUFG証券(共同主)、大和証券(共同主)、野村證券 など

主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券、大和証券の3社だよ!

グロービングのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格3,880円
仮条件4,330〜4,530円
ブックビルディング期間11月14日(木)~最長11月26日(火)
当選発表日11月21日(木)~11月27日(水)のいずれか
公開価格11月21日(木)~11月27日(水)のいずれか
申込期間最短11月22日(金)~最長12月3日(火)
上場日11月29日(金)~12月5日(木)のいずれか
初値11月29日(金)~12月5日(木)のいずれかに発表予定

まずは仮条件は想定価格からやや上がった4,330〜4,530円に決まったよ。

グロービングのIPO初値予想

グロービング 初値予想

SaaSを扱っており、魅力的なIPOテーマであることは初値に良い影響を与えるでしょう。

またオファリングレシオが低いことや、公募比率が高い点もプラスの要素です。

しかし、割高感がある点はマイナスの要素と言えます。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=5,044円~5,819円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:3,880円

IPO初値予想
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

グロービングの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主)%
モルガン・スタンレーMUFG証券(共同主)%
大和証券(共同主)%
野村證券%
SBI証券%
楽天証券%
松井証券%
マネックス証券%
岩井コスモ証券%
岡三証券%
極東証券%
あかつき証券%
割当率・割当株数は、11月21日付近に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
証券会社名取扱数主幹事数抽選方法事前入金
SBI証券9118完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券590完全平等抽選必要
SMBC日興証券5218完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
必要
松井証券670配分予定数量の70%以上を抽選不要
岡三証券493取引実績に応じて優遇抽選不要
マネックス証券516完全平等抽選必要
※取扱数、主幹事数は2023年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、第5位の田中 耕平氏は同社の代表取締役社長です。

また筆頭株主の輪島 総介氏は、同社の代表取締役を務めています

株主名比率
輪島 総介34.10%
EMMA&KEITO(株)29.18%
パーソルクロステクノロジー(株)6.25%
(株)KFV4.17%
田中 耕平2.42%
小寺 拓也1.67%
大沢 拓巳1.67%
増本 秀俊1.67%
赤羽 陽一郎1.67%
北村 裕樹1.67%
上位10名を記載

グロービングの株主は、同社の役員や従業員が多いね!

グロービングの業績情報

グロービング 業績データ
グロービング 業績データ
EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます
決算期2021年2月2022年2月2022年5月2023年5月2024年5月
売上高84,8311,017,847417,4402,606,5864,175,324
成長率+1,099.9%+60.2%
経常利益153224,731106,207738,367378,800
成長率+146,783.0%-48.7%
経常利益率0.2%22.1%25.4%28.3%9.1%
当期純利益44124,06577,653473,606260,507
成長率+281,865.9%-45.0%
EPS8.824,813.115.592.549.9
BPS2,207.727,020.842.5239.9285.8
単位:千円
目論見書を元に、かぶリッジ作成
※決算期変更により2022年5月期は3か月決算。
※2024年5月期より連結決算へ移行。
※2024年9月20日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは2021年2月期期首に株式分割が行われたと仮定して算出。

2024年5月期の売上高は4,175,324千円(前年同期比+60.2%)、当期純利益は260,507千円(前年同期比-45.0%)となりました。

コンサルタントの中途採用を進め、新規案件の獲得や既存案件の拡大を行ったことが増収の主な理由です。

しかし、これに伴う採用活動費の増加や内部管理体制の強化などによって、人件費が増加し減益となりました。

連結決算に移行しているから、単純比較できない点には注意が必要だね!

グロービングの事業内容

グロービングは、コンサルティング事業や各種SaaSを提供するクラウドプロダクト事業を展開する企業です。

グロービング 事業内容
目論見書より引用

以下の2つの事業を展開しています

コンサルティング事業

グロービングのコンサルティング事業では「Joint Initiative(JI)型コンサルティング」と「従来型コンサルティング」の2種のサービスを提供しています。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Join Initiative(JI)型コンサルティング

「Joint Initiative(JI)型コンサルティング」は、同社コンサルタントが事業責任者等の顧客の立場(出向なども含め)から事業を推進することで、通常より一段踏み込んだコンサルティングを行うサービスです。

グロービング事業内容
目論見書より引用

高い戦略立案・事業推進能力を持つ同社コンサルタントが、事業の中核メンバーとして直接プロジェクトに参画することで、スピード感のある事業創造や変革へコミットします。

また、Laboro.AI株式会社と合同設立したX.AI.Lab株式会社の技術を活用することで、AIを用いた「頭数に頼らない生産性の向上」を実現するとのこと。

企業戦略だけでなく、DXやAI活用においても会社を内部からサポートします。

従来型コンサルティング

「従来型コンサルティング」では事業責任者等の派遣を伴わず、外部の立場からコンサルティングが行われます。

主なコンサルティング内容は経営戦略の立案から実行、新規事業立ち上げやM&A戦略考案といった戦略コンサルティング。

また、DX・AI活用支援といったITコンサルティングも行っています。

他社と比べて人材に自信を持っており、外資コンサルティングファームなどで鍛えぬかれた経験を持つ同社コンサルタントが、クライアントのCxOクラスと共にプロジェクトをリードし、顧客利益の最大化を図ります。

クラウドプロダクト事業

同社のクラウドプロダクト事業では、コンサルティング事業で蓄積した汎用性の高いノウハウをシステム化し、SaaS型プロダクトとして提供しています。

オクタゴン
目論見書より引用

クライアントの過去データをアルゴリズムが解析し、様々なシミュレーションや最適化・効率化の提案を行います。

プロダクト事業は現在発展途上にあり、予定している8プロダクトのうち実際に販売しているのは以下の2プロダクト、残りは開発中とのことです。

  • セールススイート
    • 売上明細データを取り込むだけでどの顧客を重点的にフォローすべきかを可視化、アクションプランを提示し、営業生産性の向上を支援するシステム
    • 【機能例】
      新規顧客リードスコアリング、パーソナライズドマーケティング、情報収集チャットボット、販売予測、トレーニング
  • スペンドインテリジェンススイート
    • コンサルティングの知見に基づく分析・コスト削減手法の実装、AI不正検知や自動発注などによる業務効率化や外部支出の最適化を支援するシステム
    • 【機能例】
      依頼先サプライヤーの自動選定、金額交渉シナリオ生成、サプライヤー情報の自動収集・評価、不正検知

ノウハウをプロダクト化することにより人件費が削減され、他コンサルティングファームと比べても競争力の高い値段でサービスが提供されています。

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

スクロールできます
企業名上場日初値予想初値騰落結果
Hmcomm10/28B(1.5倍~1.7倍未満)1.32倍
リガク・ホールディングス10/25D(1倍未満)0.96倍
東京地下鉄10/23C(1倍~1.3倍未満)1.36倍
Schoo10/22B(1.3倍~1.5倍未満)1.1倍
伸和ホールディングス10/21D(1倍未満)0.93倍
インターメスティック10/18C(1倍~1.3倍未満)1.25倍

上場時期が重なり資金が分散され、初値が公開価格を下回ったIPO銘柄も複数ありました。

ですが、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

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