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読者のギモン
四季報の株主欄に度々登場する、日本マスター信託口や日本トラスティ信託口とは何ですか?
編集部の回答
信託口とは、信託銀行や信託会社のことを指します。
日本の代表的な信託口として以下の2つが挙げられます。
| 四季報の記載名 | 正式名称 |
|---|---|
| 日本マスター信託口 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 |
| 日本トラスティ信託口 | 株式会社日本カストディ銀行 |
本記事では、信託銀行の仕組みから株主構成への影響までわかりやすく解説します。
信託銀行とは?
信託銀行は、お客様の財産を預かり、運用・管理することを指します。

管理には、投資信託のほかに不動産の仲介や管理も含まれます。
このような信託銀行は、預金や貸付などの銀行業務のほかに信託業務や併営業務も行います。
信託を利用することで、銀行の持つ専門性を活かした資産運用や財産の安全・確実な保全などを実現することができます。
信託口は株主構成に影響が出るのか?
ここで、実際の四季報のページを見てみましょう。

株式会社キーエンス(6861)の株主情報を見ると、日本マスター信託口が13.3%、日本カストディ信託口が8.1%と上位を占めています。
信託口には、投資信託や保険会社などの機関投資家の潤沢な運用資金が含まれているため、大企業に投資することが多い傾向です。
これは単に大口の投資家が投資しているだけで、信託口が株主構成に直接的な影響を与えることはありません。
ただし信託銀行が高い割合で大株主に入っている場合、多くの機関投資家から支持を得ているということを示し、安心材料ともなり得ます。
筆者の見解まとめ
四季報の株主欄に載っている「信託口」というのは信託銀行のことであり、機関投資家からのお金を用いて投資しています。
信託口の記載が株価に直接的に影響が出ることはあまりないので、投資判断に使用するかは各人に委ねられるでしょう。