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TENTIAL<テンシャル>(325A)のIPO初値予想と上場概要紹介

TENTIAL アイキャッチ画像

今回はIPO企業の中から、2月28日に東証グロースに上場予定のTENTIAL(325A)をご紹介します。

TENTIALは、リカバリーウェア「BAKUNE」をはじめとしたコンディショニングブランド「TENTIAL」を運営する企業です。

想定時価総額は130.5億円で、繊維製品業のIPOとなっています。

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この記事の監修者
曽根原大介 株式会社インベストメントブリッジ

監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

目次

TENTIALのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日2月28日(金)
かぶリッジ独自の初値予想C(1.0倍以上1.3倍未満)
※想定価格1,850円から、1,850円~2,404円
企業Webサイトhttps://corp.tential.jp/
取り扱い証券野村證券(主)、SBI証券、大和証券、楽天証券など

主幹事は野村證券だよ!

TENTIALのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,850円
仮条件2月7日(金)発表予定
ブックビルディング期間2月10日(月)~2月17日(月)
当選発表日2月18日(火)
公開価格2月18日(火)発表予定
申込期間2月19日(水)~2月25日(火)
上場日2月28日(金)
初値2月28日(金)発表予定

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

TENTIALのIPO初値予想

TENTIAL IPO評価

想定時価総額130.5億円、吸収金額59.2億円の中型案件です。

2023年1月期から経常利益が黒字転換しており、業績が好調である点は非常に魅力的です。

一方で、オファリングレシオが高く、公募比率が低いことは初値の上昇にマイナスの影響を与えるでしょう。

これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=1,850円~2,404円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:1,850

IPO初値予想
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

TENTIALの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
野村證券(主幹事)%
SBI証券%
大和証券%
楽天証券%
マネックス証券%
岩井コスモ証券%
松井証券%
割当率・割当株数は、2月18日付近に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
証券会社名取扱数主幹事数抽選方法事前入金
SBI証券9118完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券590完全平等抽選必要
SMBC日興証券5218完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
必要
松井証券670配分予定数量の70%以上を抽選不要
岡三証券493取引実績に応じて優遇抽選不要
マネックス証券516完全平等抽選必要
※取扱数、主幹事数は2023年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、第1位の中西 裕太郎氏は同社の代表取締役社長です。

また、第3位の株式会社Anchorは同氏の資産管理会社となっています。

株主名比率
中西 裕太郎30.23%
株式会社アカツキ13.79%
株式会社Anchor8.14%
HIRACFUND1号投資事業有限責任組合6.14%
ニッセイ・キャピタル12号投資事業有限責任組合5.32%
ファッション&テクノロジー2号投資事業組合4.80%
Apricot Venture Fund1号投資事業有限責任組合4.70%
ナントCVC2号投資事業有限責任組合2.67%
MTGV投資事業有限責任組合2.25%
同社従業員2.23%
上位10名を記載

ロックアップ期間は180日間だよ!

TENTIALの業績情報

TENTIAL業績データ
TENTIAL業績データ
EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます

決算期
2020年1月2021年1月2022年1月2023年1月2024年1月
売上高374428462,0335,409
成長率+1,094.6%+91.4%+140.3%+166.1%
経常利益-95-94-35038477
成長率+1,155.3%
経常利益率1.9%8.8%
当期純利益-95-109-350-12506
成長率
EPS-23.0-23.3-66.0-2.176.5
BPS-29.3-47.2-102.6-92.1-13.5
目論見書を元に、かぶリッジ作成
※2024年11月6日付で普通株式1株につき200株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは2020年1月期期首に株式分割が行われたと仮定して算出。

2024年1月期は、売上高5,409百万円(前期比+166.1%)、経常利益477百万円(前期比+1,155.3%)で増収増益でした。

増収要因として、クリスマス等のギフトシーズンにあわせたキャンペーンの開催や、主力商品であるリカバリーウェアのラインナップ拡大を行ったことが挙げられます。

結果として、自社EC及び他社ECモールの年間購入数は約22万件(前期比+95.2%)と大幅に増加しました。

為替変動リスクに関して、為替予約によりリスクを低減し、また、1回あたりの発注量を増加させたことで発注単価が減少し、原価率が改善されたことから売上総利益は3,781百万円(前期比+168.1%)となりました。

また、ブランド認知度拡大を目的として初のテレビCMの放映を行うなど、事業拡大に合わせた体制・環境の整備を図ったことで、販売費及び一般管理費は3,307百万円(前期比+141.3%)、経常利益は477百万円(前期比+1,155.3%)となりました。

2025年1月期の業績予想は、売上高11,955百万円(前期比+121.0%)、経常利益1,300百万円(前期比+172.5%)であり、業績は順調に伸びる見込みです。

成長率には目を見張るものがあるね!

TENTIALの事業内容

TENTIALは、リカバリーウェア「BAKUNE」をはじめとしたコンディショニングブランド「TENTIAL」を運営する企業です。

取り扱い商品は、2024年12月末現在で100点を超えています。

同社は、サプライチェーンにおいて特徴があり製造・物流をファブレス化している一方で、その他の工程は全て内製化しています。

ファブレス化は、メーカーが製造設備を持たずに、製造を外部に委託し、設計や開発に専念することだワン!

※同社の事業内容分析は近日中にアップデートいたします。

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

スクロールできます
企業名上場日初値予想初値騰落結果
ビースタイルホールディングス12/27C(1倍~1.3倍未満)1.61倍
visumo12/26B(1.3倍~1.5倍未満)1.35倍
フォルシア12/26A(1.5倍~1.7倍未満)2.08倍
GVA TECH12/26A(1.5倍~1.7倍未満)1.01倍
アルピコホールディングス12/25B(1.3倍~1.5倍未満)1.05倍
MIC12/25C(1倍~1.3倍未満)1.00倍

上場時期が重なり資金が分散される恐れがありましたが、すべて初値が公開価格以上となりました。

中でも、フォルシアの初値は公開価格の2倍超となるなど、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

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