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ファイントゥデイホールディングス(420A)のIPO初値予想と上場概要紹介

ファイントゥデイホールディングス IPO初値予想

今回はIPO企業の中から、11月5日に東証スタンダードに上場予定のファイントゥデイホールディングス(420A)をご紹介します。

ファイントゥデイホールディングスは、パーソナルケア(ヘアケア、フェイスケア、ボディケア等)製品の生産、販売、マーケティングを行う企業です。


想定時価総額は1690.1億円で、化学のIPOとなっています。(同日は「クラシコ」が上場予定です)

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執筆:かぶリッジ編集部

かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。

目次

ファイントゥデイホールディングスのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日11月5日(水)
かぶリッジ独自の初値予想C(1.0倍以上1.3倍未満)
※想定価格の1,470円から、1,470円~1,910円
企業Webサイトhttps://www.finetoday.com/jp/
取り扱い証券大和証券(主)、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、ゴールドマン・サックス証券など

主幹事は大和証券だよ!

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ファイントゥデイホールディングスのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,470円
仮条件10月20日(月)発表予定
ブックビルディング期間10月20日(月)~10月24日(金)
当選発表日10月27日(月)
公開価格10月27日(月)発表予定
申込期間10月28日(火)~10月31日(金)
上場日11月5日(水)
初値11月5日(水)発表予定

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

ファイントゥデイホールディングスのIPO初値予想

IPO ファイントゥデイホールディングス 評価

想定時価総額1690.1億円、吸収金額425.0億円の大型案件です。

前後2週間にIPO予定が少なく資金が分散しにくいことや個人投資家から人気の株主優待券発行を予定していることはプラス要素として考えることができます。

一方で、加えて、24年にプライム市場への上場を廃止しており、今回はIPOで人気の低い東証スタンダード市場への上場予定となったことはマイナス要素です。

また、成長性・収益性ともに物足りない業績状況成長をイメージしずらい事業となっています。

加えて、売出株数が多いため需給面では重くなりやすく、初値は上昇しづらい印象です。

これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=1,470円~1,910円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:1,470

IPO初値予想
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

ファイントゥデイホールディングスの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
大和証券(主)%
ゴールドマン・サックス証券%
SMBC日興証券%
UBS証券%
SBI証券%
楽天証券%
割当率・割当株数は10月27日に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
SBI証券マネックス証券楽天証券SMBC日興証券松井証券岡三証券
取扱数765054525549
主幹事数11002200

抽選方法
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
完全平等抽選完全平等抽選完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
配分予定数量の70%以上を抽選取引実績に応じて優遇抽選
事前入金必要必要必要必要不要不要
詳細公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※取扱数、主幹事数は2024年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

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大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主のOriental Beauty Holding (HK) Limitedが99.25%を保有しています。

同社はCVC Capital PartnersというPEファンド(バイアウトファンド)傘下の投資ビークルです。

第2位の小森哲郎氏は同社の代表取締役CEOで、役員や従業員が新株予約権を保有しているよ。

株主名比率
Oriental Beauty Holding (HK) Limited99.25%
小森 哲郎0.08%
須原 伸太郎0.05%
高橋 友樹0.04%
当社子会社の従業員0.04%
当社子会社の従業員0.03%
当社子会社の従業員0.02%
岡上 啓太0.02%
瀬戸 温夫0.02%
両角 浩人0.02%
上位10名を記載

投資ファンド保有率が99.25%と圧倒的な集中株主構成となっているよ。

ファイントゥデイホールディングスの業績情報

ファイントゥデイ業績データ1
ファイントゥデイ業績データ2
EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます
決算期2022年12月2023年12月2024年12月
売上収益108,329100,174107,395
成長率-7.5%+7.2%
税引前利益11,23218,4906,572
成長率+64.6%-64.4%
税引前利益率10.4%18.5%6.1%
親会社所有者帰属当期利益6,82014,634988
成長率+114.5%-93.2%
EPS68.8144.49.6
BPS621.2776.6642.1
単位:百万円
目論見書を元に、かぶリッジ作成
※IFRSベース。2024年11月1日付で普通株式3株につき1株の割合で株式併合を実施。EPS、BPSは2022年12月期首に株式併合が行われたと仮定して算出。

同社の業績推移を見てみると、資生堂からのカーブアウト後の事業構築期にあることが分かります。

2023年12月期は売上収益が前年比7.5%減少したものの、税引前利益は64.6%増と大幅に改善し、収益性の向上が見られました。

一方、2024年12月期は売上収益が7.2%増と回復したものの、税引前利益が64.4%減、当期利益が93.2%減と大幅な減益となりました。

2023年には企業結合により負ののれん発生益を計上したことなどが、業績変動の要因となっているよ!

同社は日本、中国・香港、APAC地域で事業を展開しており、2024年12月期の海外売上比率は56.9%と、グローバルな収益基盤を構築しています。

今後は、①既存地域での基盤強化、②東南アジア地域への展開加速、③アジア以外の新地域への拡大を通じて、アジアにおける最高クラスのパーソナルビューティケア企業を目指す方針です。

ファイントゥデイホールディングスの事業内容

ファイントゥデイホールディングスは、パーソナルケア製品の企画・開発・製造・販売を行う企業です。

「世界中の誰もが、素晴らしい一日を紡ぎ、いつまでも美しく、豊かな人生を送れるようにする」をパーパスに掲げ、日本、中国・香港、APAC地域で事業を展開しています。

主にヘアケア、スキンケア、ボディケアの3分野で、高い機能性と独自の美意識を基盤とした「日用美品」を提供しています。

ヘアケア事業

ヘアケア事業は同社の主力事業で、2024年度の売上収益の51.2%を占めています。

「fino」「TSUBAKI」といったメガブランドを中心に、多様なヘアケア製品を展開しています。

  • fino:髪にも肌と同じ上質なお手入れを提供するブランド(発売後の年数21年、売上100億円超)
  • TSUBAKI:椿オイルの効果で艶のある髪へと導くブランド(発売後の年数19年、売上100億円超)
  • +tomorrow:タンパク質に着目したプレミアムヘアケアブランド(2023年発売)

各ブランドは独自の技術と美意識を活かし、ターゲット層に応じた価値を提供しています。

スキンケア事業

スキンケア事業は、売上収益の23.1%を占める重要な事業領域です。

洗顔を中心とした高機能スキンケア製品と、メンズグルーミング製品を展開しています。

  • SENKA:濃密な泡で肌に優しく毛穴の汚れを落とすブランド(発売後の年数22年、売上100億円超)
  • uno:男性の肌に合わせたメンズグルーミングブランド(発売後の年数33年、売上100億円超)
  • HADASUI:「肌にいちばん近い水」を目指し、新生「HADASUI」としてリバイバルしたスキンケアブランド(1995年の発売開始)

特にSENKAは日本のみならず、アジア地域でも高い支持を得ています。

ボディケア事業

ボディケア事業は、売上収益の23.4%を占めています。

ニオイケアや肌ケアなど、独自技術を活かしたボディケア製品を提供しています。

  • Ag+:ニオイに関する独自技術を進化させてきたブランド(発売後の年数24年、売上100億円超)
  • KUYURA:綿密なミクロ泡が特徴のボディケアブランド(発売後の年数19年、売上100億円超、中国・香港地域のみ展開)
  • SEABREEZE:シャワーを浴びたかのような爽快感で、アセかくほど何かに夢中になる事を応援するボディケアブランド

日常生活における様々な悩みに対応した製品ラインナップを揃えています。

グローバル展開

同社は11カ国・地域でブランドを展開し、2024年度の海外売上比率は56.9%に達しています。

  • 日本:売上収益の43.1%を占める本拠地市場
  • 中国・香港:38.0%を占める最大の海外市場
  • APAC地域:18.9%を占め、成長が期待される市場(東南アジア、東アジア)

各地域の市場特性に応じた製品開発と販売戦略により、持続的な成長を目指しています。

特に東南アジア市場は年平均成長率10.0%と高い成長が見込まれており、既存ブランドの拡販と未展開ブランドの投入を積極的に推進する方針です。

パーソナルケア市場は、アジア地域で今後も着実な成長が期待されているんだワン!

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

スクロールできます
企業名上場日初値予想初値騰落結果
サイプレス・ホールディングス10/8D(1倍未満)0.95倍
ウリドキ10/7D(1倍未満)1.08倍
ムービン・ストラテジック・キャリア10/6C(1倍~1.3倍未満)1.20倍
オーバーラップホールディングス10/3C(1倍~1.3倍未満)0.93倍
UNICONホールディングス9/26D(1倍未満)1.31倍
オリオンビール9/25B(1.3倍~1.5倍未満)2.19倍

オリオンビールなどの条件の良い銘柄は高い騰落率となっていますが、10月に入りIPO案件が増えていることから騰落率が1倍割れの案件も見られます。

一方、ファイントゥデイホールディングスは大型案件のため、慎重な投資判断が必要と考えられます。

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