かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。
ニュース内容
ミタチ産業(3321)は、2025年11月21日に「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。
ミタチ産業は、電子デバイス・電子機器のエレクトロニクス商社として、半導体・液晶・電子部品などを自動車、民生機器、産業機器、アミューズメント分野に販売している企業です。
今回の発表では、2026年5月期の業績予想および配当予想を上方修正したことが明らかになりました。
まず、2026年5月期第2四半期(中間期)の連結業績予想の修正内容は以下の通りです。
| 前回発表予想 | 今回修正予想 | 増減率 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 55,000 | 58,000 | +5.5% |
| 営業利益 | 1,150 | 1,350 | +17.4% |
| 経常利益 | 1,250 | 1,450 | +16.0% |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 900 | 1,050 | +16.7% |
| 1株当たり中間純利益 | 112.92円 | 131.70円 | – |
通期業績予想も次の通り上方修正されています。
| 前回発表予想 | 今回修正予想 | 増減率 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 105,000 | 110,000 | +4.8% |
| 営業利益 | 2,250 | 2,450 | +8.9% |
| 経常利益 | 2,350 | 2,550 | +8.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,750 | 1,900 | +8.6% |
| 1株当たり当期純利益 | 219.58円 | 238.32円 | – |
上方修正の主な理由として、自動車分野における販売が国内外で堅調に推移していることを挙げています。
また、民生分野のEMS(電子機器受託製造サービス)の受注においても堅調に推移する見込みです。
さらに、人件費の上昇が見込まれる中、その他経費の抑制に努めた結果、業績予想を上方修正することとなりました。
続いて、配当予想も増配へと修正。
| 第2四半期末 | 期末 | 年間合計 | |
|---|---|---|---|
| 前回予想 | 30円00銭 | 30円00銭 | 60円00銭 |
| 今回修正予想 | 40円00銭 | 30円00銭 | 70円00銭 |
| 前期実績(2025年5月期) | 25円00銭 | 35円00銭 | 60円00銭 |
通期業績予想の上方修正を踏まえて、1株あたりの中間配当金を10円増額し、中間配当は40円とする方針です。
年間配当は前期の60円から70円へと増配となり、株主還元への積極的な姿勢が示されました。
詳細は同社IRニュースをご確認ください。
企業情報・株価
| 企業名 | ミタチ産業株式会社 |
|---|---|
| 市場・証券コード | 東証スタンダード・名証プレミア・3321 |
| 時価総額 | 約133億円 |
| PER・PBR | 7.64倍・0.84倍 |
| 11月21日終値 | 1,678円 |
| 1か月前の株価(10月21日終値) | 1,649円 |
ひとこと
ミタチ産業の業績予想上方修正は、投資家にとって非常に魅力的なニュースですね!📈
営業利益が中間期で17.4%増、通期で8.9%増という堅調な伸びを見せており、自動車分野での販売拡大とEMS事業の好調が業績を牽引しています💪
特に注目すべきは、中間配当を10円増額して40円に引き上げた点です。
年間配当が60円から70円へと増配されることで、予想配当利回りは約3.58%と比較的高水準となります✨
PBR0.84倍という割安感もあり、自動車関連や電子部品商社への投資を検討している方にとって、引き続き注目の銘柄と言えそうです👀


