10月27日(月)☆先週の日経平均は1717円高で終了!東洋エンジニアリングは中国レアアース規制報道で週間44%高、造船株は設備投資報道で上昇
先週の日経平均は1717円高、TOPIXは99P高で終了しました。
個別銘柄は、東洋エンジニアリング(6330)が週間で44%高でした。中国がレアアースの輸出規制を強化する方向に動いたことで、トランプ米大統領がその報復として中国への輸出関税を強化する方針を表明した事がきっかけとなりました。
キオクシアホールディングス(285A)が大幅高でした。フラッシュメモリーを共同開発する米メモリー大手のサンディスクの株高が追い風となりました。NAND型フラッシュメモリーの需要増加とAI(人工知能)ブームを背景にした記憶装置SSD需要増の恩恵を受けるとして評価が高まっています。
大末建設(1814)は、26年3月期の連結経常利益を従来予想の33.5億円→51.3億円(前期は37.1億円)に53.1%上方修正及び、配当を66円増額を発表した事で買われました。
JDSC(4418)が週間で83%高でした。ソフトバンクと顧客向けAIエージェント開発領域での中長期的な戦略的協業を目的とする資本業務提携契約を締結が材料視されました。
以下の造船株の上昇が目立ちました。
- 内海造船(7018)
- 三井E&Sホールディングス(7003)
- 名村造船(7014)
「日本の造船業の建造量倍増を目指し、今治造船など国内17社でつくる業界団体は近く3500億円の設備投資を表明する」と報じた事が好感されました。
一方で、以下の貴金属関連が下落しました。
- 住友金属鉱山(5713)
- 松田産業(7456)
22日にNY金先物の中心限月12月物は前日比が大幅安となり、1日の下落幅としては過去最大、下落率も約12年ぶりの大きさが嫌気されました。
インフォメティス(281A)は大幅安となりました。22日取引終了後、通期業績予想を下方修正する可能性があるとの発表がきっかけとなりました。大口顧客との取引終了に伴うもの。加えて案件のプロジェクト進行や顧客導入時期の遅れ、新規獲得の後ろ倒しなども響く見通しと説明しています。
マネーフォワード(3994)が売られました。25年11月期第3四半期累計(24年12月-25年8月)の連結経常損益は23.7億円の赤字が嫌気されました。
今日の予定
●10/27(月)
【国内】
9月企業向けサービス価格指数(8:50)
【決算】
キヤノン、日東電工、塩野義製薬、コーエーテクモホールディングス、マクニカホールディングス、太平洋セメント、メタウォーター、ホギメディカル、ナガセ、SBIグローバルアセットマネジメント、LITALICOなど
【海外】
独10月Ifo景況感指数(18:00)
米9月耐久財受注(21:30)
米2年国債入札
米5年国債入札
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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