昨日の日経平均は前日比666円安、TOPIXは12P安で終了しました。
個別銘柄は、以下の造船関連が大幅高でした。
- 名村造船所（7014）
- 三井E&S（7003）
- 内海造船（7018）
日本経済新聞朝刊は、「日本の造船業の建造量倍増を目指し、今治造船など国内17社でつくる業界団体は近く3500億円の設備投資を表明する」と報じたことがきっかけとなりました。なお、内17社で日本造船工業会に名を連ねる企業は以下の通りです。
- IHI（7013）
- 川崎重工業（7012）
- 住友重機械工業（6302）
- 内海造船（7018）
- 名村造船所（7014）
- 三井E&S（7003）
- 三菱重工業（7011）
以下などの防衛関連が買われました。
- 東京計器（7721）
- 豊和工業（6203）
高市首相は24日に予定している所信表明演説において、防衛費を25年度中に関連経費と合わせGDP比2%水準に増額すると打ち出す調整に入ったことが好感されました。
カラダノート（4014）がストップ高でした。中期経営計画を発表しました。28年7月期の経営目標で、売上高目標を30億円以上（25年7月期12億7000万円）、営業利益目標は15億円以上（同3400万円の営業赤字）に設定が材料視されました。
平河ヒューテック（5821）が上昇しました。投資運用業のアクシウム・キャピタルが大株主に浮上したことが判明したことがきっかけとなりました。
一方で、以下の半導体関連が下落しました。
- イビデン（4062）
- ルネサスエレクトロニクス（6723）
- ディスコ（6146）
米国市場でSOX指数が売られたことが影響しました。
井関農機（6310）が売られました。農林水産大臣となった鈴木憲和氏は前日の就任記者会見において、コメ政策の方向性について「需要に応じた生産が基本だ」との認識を示したことが嫌気されました。
インフォメティス（281A）がストップ安でした。25年12月期通期業績予想の下方修正の可能性について発表がネガティブ視されました。
今朝のNYダウは144ドル高、ナスダックは201P高、S&P500は39P高でした。
トランプ米大統領が30日に韓国で中国の習近平国家主席と会談すると明らかにしたことが追い風となりました。
個別銘柄は、量子コンピューター関連銘柄が買いを集めました。トランプ政権が関連企業への出資を巡り協議しているとの米紙ウォールストリート・ジャーナル（WSJ）報道が材料視されました。
報道によると、IonQやリゲッティ・コンピューティング、Dウェーブ・クオンタムなど複数の量子コンピューター企業は、連邦政府からの資金提供を受ける見返りに、商務省に株式を付与する方向でトランプ政権と協議しています。
インテルが日本時間5時過ぎに7-9月決算（第3四半期）を発表し、時間外で株価は上昇しました。1株利益が予想を大きく上回りました。
今日の予定
●10/24（金）
【国内】
9月全国消費者物価指数（CPI）（8:30）
【決算】
中外製薬、信越化学工業、キヤノンマーケティングジャパン、沖縄セルラー、ジャフコ グループ、キヤノン電子
【海外】
米9月消費者物価指数（CPI）（21:30）
米9月新築住宅販売件数（23:00）
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執筆者：たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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