先週の日経平均は前週末比2319円高、TOPIXは68P高で終了しました。
個別銘柄は、古野電気(6814)が大幅高でした。上半期業績予想の上方修正を発表し、営業利益は従来予想の65億円から93億円、前年同期比27.4%増に引き上げが好感されました。プレジャーボート向け市場における戦略商品の販売も好調に推移しました。
安川電機(6506)は、週間で28%高でした。26年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算の発表にあわせて、26年2月期の通期業績予想を上方修正がきっかけとなりました。新規受注を確実に売り上げにつなげたほか、モーションコントロールセグメントにおける付加価値改善や間接費の抑制が増益に寄与しました。
フジクラ(5803)は、OpenAIの巨額インフラ整備を受けて、国内市場でもデータセンター・AI関連銘柄に関心が向かうとの思惑から買われました。
助川電気(7711)が週間で73%高でした。4日投開票の自民党総裁選を経て、高市早苗前経済安保相が新総裁に選出され、同氏が核融合を進める事が材料視されました。
サイバーセキュリティ関連のFFRIセキュリティ(3692)などが買われました。
ソフトバンクグループ(9984)が上場来高値を更新しました。スイスの大手重電メーカーであるABBのロボット事業を買収することを表明しており、AIロボティクス分野における開発にも本腰を入れる構えにあることで株価を改めて刺激する格好となりました。
一方で、データセクション(3905)が大幅安でした。調査リポートの公表とともに空売りを仕掛けるショートセラーとして知られる米調査会社のウルフパック・リサーチが8日、データセクションに関する調査リポートを公表したことが明らかとなり、嫌気されました。
大和自動車交通(9082)は週間で39%安でした。小泉氏の自民総裁選敗北で下落しました。小泉氏のお膝元である神奈川を地盤とする百貨店、さいか屋などが売られました。
今朝のNYダウは587ドル高、ナスダックが490P高、S&P500は102P高でした。
前週末に強まった米中の貿易摩擦に対する警戒が一服し、主力株を買い直す動きが広がりました。
個別銘柄は、ブロードコムが大幅高でした。OpenAIと人工知能(AI)向け半導体を共同開発する事を公表した事が好感されました。
以下の量子コンピューター関連が買われました。
- リゲッティ・コンピューティング
- イオンキュー
今日の予定
●10/14(月)
【国内】
9月マネーストック(8:50)
「CEATECジャパン2025」(幕張メッセ、~10/17)
【決算】
イオン、Jフロント リテイリング、コスモス薬品、高島屋、U-NEXT HOLDINGS、クリエイト・レストランツ・ホールディングス、SHIFT、イズミ、いちご、アークス、ディップ、イオン北海道、ドトール・日レスホールディングス、マックスバリュ東海、IDOM、タマホーム、大黒天物産、イオン九州、SFoods、ボードルア、カーブスホールディングスなど
【海外】
独10月ZEW景況感指数(18:00)
IMF世界経済見通し発表(22:00)
Windows10サポート終了予定
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