昨日の日経平均は前日比6円高、TOPIXは1P高で終了しました。
個別銘柄は、以下の電線株の上昇が目立ちました。
- フジクラ(5803)
- 古河電気工業(5801)
米OpenAIがAMDに最大10%出資し、半導体を活用して巨大データセンターを構築すると発表が好感されました。OpenAIの巨額インフラ整備を受けて、国内市場でもデータセンター・AI関連銘柄に関心が向かう展開が電線株に追い風になるとの思惑が広がりました。
古野電気(6814)が買われました。上半期業績予想の上方修正を発表が引き続き材料視されました。
ネクステージ(3186)が9%高でした。第3四半期の決算を発表、6-8月期営業利益は59億円で前年同期比2.4倍の水準となり、上半期の同8.9%減から急回復する形がポジティブ視されました。
レナサイエンス(4889)がストップ高でした。サウジアラビア政府の医療研究機関である「キング・アブドラ国際医療研究センター」(KAIMRC)と基本合意書を締結したと発表、好材料視されました。
一方で、キオクシアホールディングス(285A)が売られました。米国市場でサンディスクが5%下落したことが嫌気されました。
ディスコ(6146)が反落となりました。ジェフリーズ証券が「Buy(買い)」から「Hold(中立)」に格下げが嫌気されました。なお、目標株価は5万3000円を据え置いています。
データセクション(3905)が大幅安でした。日本生命が保有する同社の全株式を売却していたことが明らかとなり、需給懸念から売られました。
今朝のNYダウは91ドル安、ナスダックが153P安、S&P500は25P安でした。
短期的な過熱感が意識され、売りが出ました。
個別銘柄は、デルが上昇しました。向こう2年間の売上高と利益の見通しをおよそ2倍に引き上げました。人工知能(AI)関連製品への需要を背景に、少なくとも2030会計年度までこうした高い収益見通しが維持できるとの見方を示したことが好感されました。
一方で、オラクルが売られました。クラウド事業の利益率が多くのアナリスト予想を下回っているとの報道が嫌気されました。テクノロジーニュースサイトのジ・インフォメーションはオラクルの社内資料を引用し、オラクルの6-8月(第1四半期)はエヌビディア製チップを搭載したサーバーのレンタル事業の売上高が約9億ドル(約1370億円)に上ったが、粗利益は1億2500万ドルに留まったと伝えました。
今日の予定
●10/8(水)
【国内】
8月毎月勤労統計調査(8:30)
9月景気ウォッチャー調査(14:00)
【決算】
ABCマート、ウエルシアホールディングス、コメダ、マニー、ウェザーニューズ、ベルシステム24ホールディングスなど
【海外】
ノーベル化学賞
9/16~17開催のFOMC議事要旨(9/9 3:00)
米10年国債入札
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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