昨日の日経平均は前日比381円安、TOPIXは42P安で終了しました。
個別銘柄は、中国電力(9504)が大幅高でした。前日に「グループ経営ビジョン2040」を発表しています。財務目標として、経常利益は2025年度850億円見通しに対して2040年度1600億円、ROEは7.6%程度の見通しに対して10%以上などを掲げた事が材料視されました。
インフロニア・ホールディングス(5076)は、26年3月期業績・配当予想の上方修正を発表が好感されました。三井住友建設の子会社化効果などが反映されました。
サンリオ(8136)は、SMBC日興証券が目標株価を7400円から8200円に引き上げた事がポジティブ視されました。同証券はサンリオの27年3月期営業利益予想を従来の772億円から864億円に増額修正しました。
以下の医薬品株が買われました。
- 中外製薬(4519)
- 住友ファーマ(4506)
トランプ米大統領がファイザーの薬価引き下げで合意したことを発表が好感されました。
一方で、三菱ロジスネクスト(7105)が大幅安でした。親会社の三菱重工業が日本産業パートナーズに同社株を売却すると発表しました。日本産業パートナーズではTOBを実施して株式を取得、TOB価格は1537円であり、前日終値を約15%下回るディスカウントTOBが嫌気されました。
Heartseed(219A)がストップ安でした。事業パートナーであったノボノルディスク・エーエスより、他家iPS細胞由来心筋球に関する治療プログラムでの全世界を対象とする独占的技術提携・ライセンス契約について、解消するとの通知が引き続きネガティブ視されました。
ELEMENTS(5246)は、海外募集による240万株の新株発行を発表しており、株式価値の希薄化などへの懸念から売られました。
今朝のNYダウは43ドル高、ナスダックが95P高、S&P500は22P高でした。
NYダウ、S&P500最高値更新でした。また、SOX指数も過去最高値更新しました。初の6500P台。
個別銘柄は、インテルが買われました。ニュースサイトのセマフォーは、同社が受託生産の顧客としてアドバンスト・マイクロ・デバイセズを加える方向で協議していることが好感されました。
ナイキが上昇しました。前日引け後に6-8月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った事がポジティブ視されました。
今日の予定
●10/2(木)
【国内】
9月マネタリーベース(8:50)
9月消費動向調査(14:00)
10年国債入札
【決算】
キユーピー、クスリのアオキホールディングス、ダイセキ、霞ヶ関キャピタル、平和堂、オンワードホールディングスなど
【海外】
米8月製造業新規受注(23:00)
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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