昨日の日経平均は前日比111円安、TOPIXは22P安で終了しました。
個別銘柄は、カルビー(2229)が大幅高でした。アクティビストとして知られる香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが、同社株を5.98%保有したことが好感されました。
いちよし証券(8624)が買われました。未定としていた26年3月期の配当予想について、中間配当を28円(前年同期17円)にすると発表したことが評価されました。
H.U.グループ(4544)は、連結子会社であるケアレックスの発行済株式の80%をワキタに譲渡すると発表をきっかけに上昇しました。
ユカリア(286A)が8%高でした。SBI証券が新規「買い」でカバレッジし、目標株価を1670円としたことが評価されました。また、北海道の社会医療法人博友会とパートナーシップ協定を発表した事も好感されました。
GMOペパボ(3633)がストップ高でした。25年12月期の連結業績予想について、営業利益を8億8800万円から9億2500万円(前期比11.6%増)へ、純利益を5億3600万円から7億6200万円(同28.9%増)へ上方修正及び増配を公表した事が評価されました。
一方で、プロレド・パートナーズ(7034)が大幅安でした。25年10月期連結業績予想について最終損益を1億7000万円の赤字から4億600万円の赤字に下方修正したことが嫌気されました。
パーク24(4666)が売られました。第3四半期の決算を発表し、5-7月期営業利益は91億円で前年同期比8.3%減となり、市場予想を15億円程度下回った事がネガティブ視されました。
浜松ホトニクス(6965)は、モルガン・スタンレーMUFG証券が「イコールウエート」から「アンダーウエート」に格下げし、目標価格を1,750円から1,300円に調整した事がきっかけとなりました。
今朝のNYダウは260ドル高、ナスダックは72P安、S&P500は6P安でした。
FRBは17日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で9カ月ぶりに政策金利を0.25%引き下げを決定しました。政策金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は4.0~4.25%になりました。
個別銘柄は、配車アプリのリフトが大幅高でした。アルファベット傘下のウェイモと提携し、来年からナッシュビルでロボタクシーサービスを開始することが材料視されました。アナリストのJPモルガンは、投資判断を「買い」に引き上げ、12カ月先の目標株価も従来の320ドルから340ドルに引き上げた事で買われました。
一方で、エヌビディアが売られました。中国当局が国内のIT大手に対し、同社のAI半導体の購入を停止し、既存の注文を打ち切るよう要請したと伝わった事が嫌気されました。
今日の予定
●9/18(木)
【国内】
日銀金融政策決定会合(~9/19)
7月機械受注(8:50)
8月首都圏新築マンション発売(14:00)
【海外】
米9月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(21:30)
米7月対米証券投資(9/19 5:00)
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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