【登録特典あり】メールマガジン会員募集中!!

9月4日(木)☆昨日の日経平均は前日比371円安で終了!文化シヤッターは大規模買付行為への対応策導入発表がネガティブ視され急落、内田洋行は上場来高値更新

本記事はバックナンバーです。最新のブログは「元証券ディーラー・たけぞうの『かぶリッジブログ』」をご覧ください。

昨日の日経平均は前日比371円安、TOPIXは32P安で終了しました。

個別銘柄は、メガネブランド「Zoff」を展開するインターメスティック(262A)が大幅高でした。メガネスーパーを運営するビジョナリーホールディングスの完全子会社化を発表が好感されました。買収により店舗数は現在のほぼ倍の617店舗体制になるほか、国内売上高は業界2位の規模となります。

以下の下水道関連が買われました

  • 日本ヒューム(5262)
  • 日本鋳鉄管(5612)
  • 大盛工業(1844)

国土交通省は2026年度の概算要求で上下水道やトンネル、空港などの老朽化対策で前年度比3割増となる1兆783億円を計上などが評価されました。

以下の農業関連が上昇しました。

  • 井関農機(6310)
  • 日本農薬(4997)

乾いた田んぼに種もみをまく「乾田直播」と呼ばれるコメの栽培関連が評価されました。政府が補助金による普及支援に乗り出す計画です。

内田洋行(8057)が上場来高値を更新しました。25年7月期の決算を発表し、営業利益は122億円で前期比30.3%増となり、6月2日に上方修正した水準をやや上回る着地がポジティブ視されました。自治体システムの標準化対応、GIGAスクールの更新需要などが継続見通しです。
ジンジブ(142A)が買われました。Do Holdings(3457)の子会社と業務提携し、全国のハウスドゥ加盟店に人事支援サービス「人事部パック」の提供を開始したことを発表が好感されました。

一方で、東京電力ホールディングス(9501)が急落しました。東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の前提となっている地元同意を巡り、新潟県の花角英世知事は自身の判断を示すのが11月以降になるとの考えを示しました。市場の想定よりも判断を下す時期が先となった事が嫌気されました。
文化シヤッター(5930)が急落しました。大規模買付行為などに関する対応方針を導入すると発表がネガティブ視されました。同社に対しては、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツらの共同保有割合が19.69%に上回っており、対抗措置として新株予約権の無償割り当てを実施する可能性がある事が売りを誘いました。

アルファクス(3814)が大幅安でした。過年度の有価証券報告書及び四半期報告書に関し、証券取引等監視委員会から内閣総理大臣及び金融庁長官に対し、同社に3486万円の課徴金納付命令を発出するよう勧告されたと発表が嫌気されました。

今朝のNYダウは24ドル安、ナスダックが218P高、S&P500は32P高でした。

個別銘柄は、アルファベットが大幅高でした。傘下のグーグルの人気ウェブブラウザー「クローム」を巡る米司法省が起こした反トラスト法訴訟で、ワシントンの連邦地裁が、グーグルは検索データの一部を競合他社と共有しなければならないが、クロームを売却する必要はないとの判断が好感されました。
百貨店のメーシーズは、5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、ガイダンスも公表し、通期見通しも上方修正を受け19%高でした。

今日の予定

●9/4(木)
【国内】
30年国債入札

【決算】
積水ハウス、泉州電機、ファースト住建、ティーライフ

【海外】
米8月ADP雇用統計(21:15)
米7月貿易収支(21:30)
米8月ISM非製造業景況指数(23:00)

【決算】
ロードコム、ドキュサイン、ルルレモン

>>より詳しいニュースや市場のポイントは『元証券ディーラー【たけぞう】が毎朝配信する株式情報』をチェック!
※CAMPFIREコミュニティ内の詳細ページに遷移します

>>バックナンバー一覧はこちら

たけぞうさん 株式投資専門家 かぶリッジ監修担当

執筆者:たけぞう

合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
書籍:50億稼いだおっさんが教える 月5万稼ぐ株投資