先週の日経平均は前週末比1,828円高、TOPIXは81P高で終了しました。
個別銘柄は、ユニチカ(3103)が週間で22%高でした。前週に続き26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の48.2億円に急拡大が好感されました。
TOPPANホールディングス(7911)が大幅高でした。グーグルは最新AIモデル「Gemini(ジェミニ)3」が足元で高評価を集め、独自のAIチップ「テンソル・プロセッシング・ユニット(TPU)」をメタ・プラットフォームズが導入するとの報道から、グーグルとTPUを共同開発するブロードコム向けのシェアが高い同社が注目されました。
レゾナック・ホールディングス(4004)が買われました。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」を継続し、目標株価を5,700円から7,700円にまで引き上げがきっかけとなりました。半導体後工程材料のコア銘柄として位置づけています。
国土交通省が造船業の設備投資を支援する「造船業再生基金」を設けるとの報道などが追い風となり、以下の造船関連が上昇しました。
- 三井E&S(7003)
- 古野電気(6814)
一方で、キオクシアホールディングス(285A)が大幅安でした。米投資ファンドのベインキャピタル系が保有株式の一部をブロックトレードで売却した事が嫌気されました。9,000円でのクロス取引が確認されるなどディスカウント率が高いほか、追加の保有株売却懸念が残ることなども警戒感が広がりました。
ピクセルカンパニーズ(2743)は、東京証券取引所が27日、同社株を監理銘柄(審査中)に指定したことが嫌気されました。会計監査人予定者である監査法人Ks Lab.に関し、就任に至らないこととなったと発表がありました。
今日の予定
●12/1(月)
【国内】
7-9月期四半期法人企業統計調査(8:50)
11月新車販売台数(14:00)
11月軽自動車新車販売台数(14:00)
【海外】
中国11月RatingDog製造業購買担当者景気指数(PMI)(10:45)
米11月ISM製造業景況指数(24:00)

