昨日の日経平均は前日比136円高、TOPIXは0.9P高で終了しました。
個別銘柄は、IHI(7013)が大幅高でした。米ボーイングに関して米中両政府の間で民間航空機の大型受注を巡る交渉が最終段階に入ったとの報道がきっかけとなりました。航空エンジン製造で高い実績を誇る同社の収益機会につながるとの見方が広がりました。
三菱重工業(7011)も上昇しました。
テスホールディングス(5074)が買われました。子会社のテス・エンジニアリングが系統用蓄電所のEPC(設計・調達・施工)で大口受注を決議したとの報道が引き続き好感されました。
セガサミーホールディングス(6460)は、新機種「スマスロ 北斗の拳 転生の章2」について、保安通信協会から型式試験の適合通知を受けたと発表が材料視され4%高でした。
大日本印刷(3652)がストップ高でした。独自開発の次世代エッジAIカメラSoC「Di1」を搭載した開発キット「Di1 Development Kit」の受注を開始したと発表が好感されました。
一方で、神戸物産(3038)が大幅安でした。8月度の個別業績を公表し、増収・経常黒字転換を果たしたものの、増収率は7月の6.7%から鈍化した事が嫌気されました。前年の8月はコメ価格の高騰の影響で売り上げが大きく伸長したほか、自然災害関連の臨時需要があり、今年8月はその反動が出ました。
東芝テック(6588)は、26年3月期の中間配当を無配にすると発表がネガティブ視されました。米国関税対策をはじめとする各種施策の効果や、大型案件の納入開始などによる第3四半期以降の業績改善の度合いを慎重に見極める必要があると説明しています。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)が売られました。ストラテジックキャピタルの株主提案 臨時株主総会で否決がきっかけとなりました。
今朝のNYダウは171ドル安、ナスダックは75P安、S&P500は18P安でした。
個別銘柄は、中国の電子商取引大手アリババが大幅高でした。従来の電子商取引事業と並んでAIを中核事業の優先課題に位置付け、エヌビディアとの提携、世界的なデータセンター拡充、新たな人工知能(AI)言語モデルを発表が好感されました。
インテルは引け間際になって買いが強まりました。同社は出資の可能性を巡り、アップルに打診したと伝わった事が材料視されました。
今日の予定
●9/25(木)
【国内】
8月企業向けサービス価格指数(8:50)
日銀金融政策決定会合の議事要旨(7/30~31開催分)
40年国債入札
【海外】
米4-6月期GDP確定値(21:30)
米8月耐久財受注(21:30)
米7年国債入札
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
書籍:50億稼いだおっさんが教える 月5万稼ぐ株投資



