昨日の日経平均は前日比513円高、TOPIXは13P高で終了しました。
個別銘柄は、レゾナック(4004)が大幅高でした。野村証券が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げし、目標株価も3,300円から5,400円に引き上げたことが評価されました。高い競争力を有する半導体・電子材料の拡大と黒鉛電極の採算改善が見込まれるとしています。
さくらインターネット(3778)がストップ高でした。読売新聞オンラインが、「政府は自国のデータや技術をもとにした国産AIの開発に乗り出す」と報じました。
記事によると、総務省が所管する情報通信研究機構が収集した日本語データを提供し、プリファード・ネットワークスがAIを共同開発し、開発した国産AIを同社が国内のデータセンターを通じて提供することが想定され、材料視されました。
助川電気(7711)が大幅上昇でした。自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が18日に、国会内で記者団に対し総裁選に出馬する意向を表明したと伝わったことが材料視されました。
以下の下水道関連が買われました。
- 日本ヒューム管(5262)
- 大盛工業(1844)
国土交通省が実施した特別調査により、1年以内の速やかな対策が必要な老朽管が総延長72キロメートルに上ることが判明し、更新需要への期待が高まりました。
一方で、東京ガス(9531)が大幅安でした。大和証券では投資判断を「2」から「3」へ格下げ、目標株価は5290円が嫌気されました。26年度は自己資本の維持が目的となることで総還元額は1280億円程度に減少すると予想しています。
モンスターラボ(5255)が子会社モンスターラボジャパンに対し、リオンから委託代金返還等請求に係る訴訟の提起があったと発表したことが嫌気されました。
今朝のNYダウは123ドル高、ナスダックが209P高、S&P500は31P高でした。
3指数とも過去最高値を更新しました。
個別銘柄は、インテルが大幅高でした。アメリカの半導体大手「エヌビディア」は、業績不振の同社に対して日本円でおよそ7400億円を出資し、データセンターやパソコン向けに半導体を共同開発すると発表したことが好感されました。
サイバーセキュリティのクラウドストライクは、投資家向け説明会でAI戦略を示し、27年度の新規年ベース経常収益の見通しを発表したことが材料視され買われました。
一方で、米鉄鋼最大手のニューコアが下落しました。第3四半期のガイダンスを公表し、1株利益が2.05-2.15ドルと予想を下回る見通しが嫌気されました。
今日の予定
●9/19(金)
【国内】
植田和男日銀総裁、定例記者会見(15:30)
8月全国消費者物価指数(CPI)(8:30)
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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