先週の日経平均は前週末比657円安、TOPIXは3P安で終了しました。
個別銘柄は、以下の電線株が上昇しました。
- フジクラ(5803)
- 古河電気工業(5801)
データセンター向け光ファイバーで世界屈指の商品競争力を有しており、世界的なAIデータセンターの増設需要を背景に資金が流入しています。
ホギメディカル(3593)が大幅高でした。マージャーマーケットの有料会員向け英文記事において、非公開化を検討していると報じられた事がきっかけとなりました。
アイ・ピー・エス(4390)は、日本とフィリピン、シンガポールを結ぶ新たな海底通信ケーブルの共同建設事業に参画すると発表が好感され週間で19%高でした。
富士電機(6504)が買われました。日本とフィリピン、シンガポールを結ぶ新たな海底通信ケーブルの共同建設事業に参画すると発表が材料視されました。
システナ(2317)が大幅高でした。成長事業へ経営資源をシフトしたことにより、契約単価が上昇したことに加えて、高付加価値案件の受注が増加し、業績を上方修正しました。
一方で、東京エレクトロン(8035)が大幅安でした。半導体メーカーによる設備投資計画の調整が見受けられることを踏まえ、増益予想から一転、減益を計画にするほか、年間配当予想も618円から485円に引き下げた事がネガティブ視されました。
シマノ(7309)が週間で22%安でした。中国市場の在庫調整が長期化し生産調整をしていることに加えて、諸経費の上昇による利益率の低下が見込まれる事から業績を下方修正しました。
さくらインターネット(3778)が売られました。業績の下方修正が嫌気されました。継続を見込んでいた生成AI向けの大型案件終了の影響により、GPUインフラストラクチャーサービスの売上成長が一時的に遅れる見込みであることが要因となりました。
JCRファーマ(4552)が大幅安でした。工場稼働率の低下に加えて、販促費用や研究開発費なども増加し、第1四半期は営業赤字幅拡大がネガティブ視されました。
今日の予定
●8/5(月)
【国内】
7月マネタリーベース(8:50)
【決算】
三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱商事、味の素、LINEヤフー、川崎汽船、千葉銀行、JFE、日清食品ホールディングス、ローム、王子ホールディングス、日本製鋼所、ヒロセ電機、ワークマン、オルガノ、住友ベークライト、東京精密、広島銀行、西日本フィナンシャルホールディングス、三井倉庫ホールディングス、伊藤ハム米久ホールディングス、PALTAC、アイカ工業、DTSなど
【海外】
米6月製造業新規受注(23:00)
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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