昨日の日経平均は前日比385円高、TOPIXは7P安で終了しました。
個別銘柄は、キオクシアホールディングス(285A)がストップ高でした。2027年をめどに、データ読み出し速度を従来比100倍近くに高めたSSDを製品化するとの報道がポジティブ視されました。生成AI(人工知能)の演算を担うサーバー向けにエヌビディアと協力して開発すると説明しています。
米国市場でSOX指数が初の6500Pで終了したことが追い風となり、以下の半導体関連の上昇が目立ちました。
- ディスコ(6146)
- 東京エレクトロン(8035)
- アドバンテスト(6857)
サンリオ(8136)は6.5%高でした。モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「イコールウェート」から「オーバーウェート」に引き上げ、目標株価は7900円から8600円に増額修正が評価されました。
メタプラネット(3350)が買われました。25年12月期業績予想の上方修正を発表し、ビットコインインカム事業が想定以上に好調で、営業利益は従来予想の25億円から47億円に引き上げが好感されました。
サンバイオ(4592)がストップ高でした。厚生労働省が2日、薬事審議会の再生医療等製品・生物由来技術部会を16日に開催すると公表し、このなかで、サンバイオの「アクーゴ脳内移植用注」の製造販売承認事項一部変更承認及び承認条件変更の可否について、議題の1つとして取り上げられる事が評価されました。
一方で、東京電力(9501)が大幅安でした。新潟県が、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を巡る県民意識調査の中間報告を公表し、「再稼働の条件は現状で整っている」との問いに「どちらかといえばそうは思わない」「そうは思わない」との回答が60%だった事で、原発再稼働が遅れるとの思惑が嫌気されました。
ナガイレーベン(7447)が売られました。前日に25年8月期の決算を発表しています。営業利益は35.8億円で前期比10.5%減となり、従来予想の40.8億円を下振れる着地がネガティブ視されました。
今朝のNYダウは78ドル高、ナスダックが88P高、S&P500は4P高でした。
3指数ともに過去最高値を更新しました。
個別銘柄は、暗号通貨の上昇を受け、コインベースやストラテジーなどが買われました。
また、イオンキューやリゲッティ・コンピューティングなどの量子コンピューター関連の上昇も目立ちました。
今日の予定
●10/3(金)
【国内】
8月失業率(8:30)
8月有効求人倍率(8:30)
【決算】
安川電機、アークランズ、ワールド、瑞光、和田興産、カネコ種苗、ミタチ産業など
【海外】
米9月雇用統計(21:30)
米9月ISM非製造業景況指数(23:00)
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
書籍:50億稼いだおっさんが教える 月5万稼ぐ株投資



