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ヒット(378A)のIPO初値予想と上場概要紹介

ヒット アイキャッチ画像

今回はIPO企業の中から、7月4日に東証グロースに上場予定のヒット(378A) をご紹介します。

ヒットは、屋外広告媒体の企画、運営及び屋外広告を中心とした広告全般の取扱いに係る事業を行う企業です。

想定時価総額は89.1億円で、サービス業のIPOとなっています。

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この記事の監修者
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執筆:かぶリッジ編集部

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目次

ヒットのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

スクロールできます
上場日7月4日(金)
かぶリッジ独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満)
※想定価格1,430円から、1,859円~2,144円
企業Webサイトhttps://www.hit-ad.co.jp/
取り扱い証券SBI証券(主)、みずほ証券、岡三証券、松井証券 など

主幹事はSBI証券だよ!

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ヒットのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,430円
仮条件6月17日(火)発表予定
ブックビルディング期間6月19日(木)~6月25日(水)
当選発表日6月26日(木)
公開価格6月26日(木)発表予定
申込期間6月27日(金)~7月2日(水)
上場日7月4日(金)
初値7月4日(金)発表予定

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

ヒットのIPO初値予想

IPO初値予想 ヒット評価

想定時価総額89.1億円、吸収金額26.6億円のIPO案件です。

業績面では、2022年2月期から順調に右肩上がりとなっており、4年間で1.9倍の売上高の伸びを達成しています。

また、時価総額が89.1億円と小さいこともプラスに働きそうです。

一方で、オファリングレシオが高い点がマイナス要素となるでしょう。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=1,859円~2,144円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:1,430円

IPO初値予想
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

ヒットの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
SBI証券(主幹事)%
みずほ証券%
岡三証券%
松井証券%
東洋証券%
マネックス証券%
割当率・割当株数は、6月26日付近に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
SBI証券マネックス証券楽天証券SMBC日興証券松井証券岡三証券
取扱数765054525549
主幹事数11002200

抽選方法
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
完全平等抽選完全平等抽選完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
配分予定数量の70%以上を抽選取引実績に応じて優遇抽選
事前入金必要必要必要必要不要不要
詳細公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※取扱数、主幹事数は2024年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

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大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の松丸 敦之氏は同社の代表取締役会長です。

また第2位の株式会社ボンド・ホールディングスは、松丸 敦之氏の親族の資産管理会社となっています

株主名比率
松丸 敦之55.07%
株式会社ボンド・ホールディングス19.78%
深井 英樹12.81%
松丸 さつき3.19%
安田 仁裕1.93%
江口 雄一1.19%
勝山 宏哉1.16%
曽我 正史1.07%
宮内 理司0.66%
髙橋 徹0.53%
上位10名を記載

同社役員や従業員が大半を占めていて、VC保有比率は0%だよ!

ヒットの業績情報

ヒット業績データ1
ヒット 業績データ2
EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます
決算期2020年6月2021年6月2022年6月2023年6月2024年6月
売上高2,1241,9012,6013,4354,122
成長率-10.5%+36.8%+32.1%+20.0%
経常利益3082757041,1261,393
成長率-10.7%+156.0%+59.9%+23.7%
経常利益率14.5%14.5%27.1%32.8%33.8%
当期純利益198180-38746925
成長率-9.1%+24.0%
EPS35.732.4-7.0134.2166.4
BPS161.9185.4175.5304.7458.1
目論見書を元に、かぶリッジ作成
※2022年4月15日付で株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。また、2025年3月7日付で普通株
式1株につき200株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは2020年6月に株式分割が行われたと仮定して算出。
単位(売上・利益):百万円

ヒットの業績を見てみると、売上高は2022年から右肩上がりで伸びています。

2024年の業績では売上高、経常利益、当期純利益が全ての成長率が20%越えをしており、

非常に高い成長性がうかがえます。

2021年ではデジタル媒体数を4つから7つに増やし、2023年にはそれまで20%前後であった稼働率を30%以上へと改善していったことが大きな起因となっています。

自己資本比率も年々高くなり2020年6月の31.5%から2024年6月には40.7%まで引き上げられており、財務健全性の面でも安定しています。

渋谷センター街や池袋など、多くの人が賑わう繁華街を中心に合計61媒体139面の屋外広告媒体を保有しているといった点が大きな強みと言えるでしょう。

一方で、総務省が2025年2月に発表した広告業界全体の成長率は前年比101.3%で著しい成長産業とは言えないでしょう。

日本の人口減少を視野に入れて、海外進出を目指しているよ!

ヒットの事業内容

ヒットは、屋外広告を中心に広告事業を行う企業です。

「屋外広告のリーディングカンパニーとして世界を変えるメディアを創造する」を経営理念として掲げています。

ヒット 事業内容
目論見書より

事業内容

  • 屋外広告
  • クリエイティブ制作サービス
  • クロスメディアサービス

屋外広告

IPO ヒット 屋外広告
目論見書より

不動産オーナーから賃借した屋上や壁面に、広告用のデジタルサイネージやアナログ看板を設置する形で、繁華街や首都高などのロードサイドに屋外広告媒体を保有し、広告主の広告掲載を行っています。

屋外広告媒体の開発から設置運営、広告枠の販売までをワンストップで行っていることを強みとしています。

売上高の76%を屋外広告のデジタル媒体が占めているよ!

クリエイティブ制作サービス

IPO ヒット クリエイティブ制作サービス
目論見書より

クリエイティブ制作サービスとして取り組んでいるのは、デジタル媒体用の広告映像企画制作サービスです。昨今世界的流行となっている、肉眼で立体的に見える“肉眼3D広告”映像の企画制作に注力しています。

“肉眼3D広告”は、従来のマス広告やインターネット広告にはないインパクトや面白さ、SNSとの親和性の高さ(拡散されやすさ)が魅力で、話題作りに直結する広告施策を求める多くの広告主の広告施策に取り入れられています。

クロスメディアサービス

IPO ヒット クロスメディア
目論見書より


屋外広告媒体以外の広告媒体を提供することをクロスメディアサービスと位置づけており、その中でも代表的なサービスに“HIT-movi”があります。

“HIT-movi”は、スマートフォンの持つ位置情報データを利用して、特定の場所への滞在者のスマホアプリの広告
面に広告を配信する位置情報広告(ジオターゲティング広告)のサービスを活用し、屋外広告媒体の視認範囲
に“いる”又は“いた”可能性の高い人のスマートフォンに、屋外広告と同じ内容のインターネット広告を届けるこ
とで、重層的な広告体験を提供するサービスです。

最近では海外進出を目指しているんだワン!

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

スクロールできます
企業名上場日初値予想初値騰落結果
エレベーターコミュニケーションズ4/25C(1.0倍~1.3倍未満)1.29倍
LIFE CREATE4/24D(1.0倍未満)1.02倍
デジタルグリッド4/22D(1.0倍未満)1.17倍
IACEトラベル4/7C(1.0倍~1.3倍未満)0.86倍
ジグザグ3/31B(1.3倍~1.5倍未満)1.35倍

4月のIPOは予想に近い結果となりましたが、一方で初値を下回るケースもありました。

足もとでは中小型株が好調のため、複数社のIPOが控える6月末も相場が続くことに期待です。

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